東京電力福島第一原発事故とマスメディア

京谷六二

福島第一原発事故はなぜ起きたのか？ なぜ、マスメディアは東京電力に対して、厳しくその責任を問うことができないのか？ 人類史上まれに見る破局事故が浮き彫りにした日本という国の本質は？ 国家権力の実権を握り続ける霞が関の官僚、政治家、財界、メディアがいかなる形でつながっているのかをメディア内部から考察してきた著者が出した結論は、日本は民主主義国家とは程遠い旧ソ連に酷似した官僚独裁国家であるという事実だった。その旧ソ連はチェルノブイリ事故から五年後に崩壊した。日本はどうなる？

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
• 出版社: 志木電子書籍
• 電子版発売日: 2011年12月02日
• コンテンツ形式: .book
• サイズ(目安): 1MB

[はまじ · ★★★★☆]

必読の名著

日本人であれば誰しも読んでほしい名著と思われる。メディアがこの事件でかなり錯綜していた、というより情報統制ゆえか偏頗な報道が多く、国民に真意が伝わりにくかった。NHKなどは公共放送にもかわらず電力会社よりの報道が多かったと記憶違いでなければ思われる。それゆえこの本を多くの人に読んでほしいと。