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日曜の昼過ぎ、息子の相談に独身先生の自宅を訪れる百合香。
「何だか……わたし……ちょっと、めまいが……」
「あ、今度は、胸が苦しくて……」
百合香はブラウスのボタンを引きちぎるように、荒っぽくはずしかけた。
その姿を見ていた先生は、突然百合香の上におおいかぶさり、乳房に顔を埋めた。
「奥さんッ、許して下さいッ」
一度だけと決めたこの素晴らしい快感。
結局、一度きりにはできなかった。
そして、ある男に差し出された黒い携帯電話の意味は……
女流官能作家「一条きらら」の単行本未収録オリジナル短編小説第十一弾。
一流作家ならではの「きららワールド」へお連れいたします。
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