最後の真珠貝ダイバー 藤井富太郎

最後の真珠貝ダイバー 藤井富太郎

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1925(大正14)年。本書の主人公、藤井富太郎は木曜島へ移民として渡り、真珠貝採取の仕事に就いた。
戦前、オーストラリアに移民した日本人の多くが真珠貝採取業という危険を伴う海での職業を生業とした。
中には潜水病で命を落とす人も少なくなかった。司馬遼太郎著『木曜島の夜会』では、その仕事ぶりや生活が紹介されている。
和歌山・串本から真珠貝ダイバーとして移民した藤井富太郎氏の生涯を通じて、オーストラリアにおける戦前の日本人移民の歴史とその生活の一端を垣間見る。

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