騎士は午前0時に現れる

パンサー鈴木

『今晩は部屋から出るな』。ヤクザか悪徳政治家の息子かと噂される同級生から受けた意味不明な忠告。その夜、環己の父親の借金を取り立てにきたのはその同級生・御門だった・御門の非常さをなじった環己は「なら悪人らしくしてやる」と手首を掴まれ、痛い程の悦楽を与えられる。究極のサディスティック拘束ラブストーリー！

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: プランタン出版
• 掲載誌・レーベル: ラピス文庫
• ページ数: 289ページ
• 電子版発売日: 2011年02月25日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

『今晩は部屋から出るな』。ヤクザか悪徳政治家の息子かと噂される同級生から受けた意味不明な忠告。その夜、環己の父親の借金を取り立てにきたのはその同級生・御門だった。御門の非常さをなじった環己は「なら悪人らしくしてやる」と手首を掴まれ、痛い程の悦楽を与えられる。究極のサディスティック拘束ラブストーリー！

[ブクログ · ★★★★☆]

　イラスト目的で購入したのですが、最初作者さんのペンネームにすごく驚きました。すごく…リングネームみたいだなと。
　なので、どんな作品なんだろうと内心不安だったのですが、予想以上に良かったです。

　主人公の環はある日、同級生の御門から「今晩は部屋から出るな」と忠告を受けます。しかしその夜父親の借金の取立てにきたのは、同級生の御門率いるヤクザ軍団だった。環は父親の借金を返すべく、身体を売るべく御門に調教されるのだった…。

　御門が徹底して鬼畜のサディストでした。これだけですごく評価が高いのですが、エロス表現がすごく多くて驚きました（作者さんは、最初借金のことばかり書いていて、ラブとエロスを忘れていました、と書かれていましたが）。そのエロス表現も、御門がお互い好きだと認め合っても、徹底して鬼畜のサディストだったので、最後まで楽しむことが出来ました。中々、徹底して悪人っぽい攻という話に巡り合っていなかったので…。最初は鬼畜でも後から優しく…というのが王道なのかなと思っていたので。やっぱり重点はエロスの方面なのですが、ちゃんとラブの部分である、環と御門の交流も描かれてあり、全体的に面白かったと思います。

　ところにより、３Pの表現もあるので、そちらが駄目な方はちょっと抵抗があるかもしれません。