強迫症を治す 不安とこだわりからの解放

強迫症を治す 不安とこだわりからの解放

ビジネス・実用
1,254円 (税込)

6pt

積んでいる本の山が崩れて部屋が火事になるかもしれないから、何時間もかけて積み直す。ぶつかって人を線路に落として殺してしまうかもしれないから駅のホームを歩けない――精神科医の著者(亀井)は、強迫症(強迫性障害)を発症。強い不安やこだわりに苛【さいな】まれる地獄の日々を送るが、強迫症治療の第一人者(松永)と出会い、回復を遂げる。同じ症状に苦しみながら、治療を受ける機会もなく放置されている人たちを救いたい。その切なる思いで、強迫症の病理と治療をリアルかつ分かりやすく解説した決定版テキスト。

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強迫症を治す 不安とこだわりからの解放 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    匿名

    購入済み

    強迫性障害、強迫症。
    この苦しみはなった人にしかわからない。
    この本を通して少しでもこの障害の仕組み、付き合い方を勉強できればと思い買いました。
    とても読みやすかったです。

    #共感する

    0
    2025年08月27日

    Posted by ブクログ

    鉄則を頭に入れて、とにかく行動あるのみ。
    知識を武器として、不安と解消行動による安心の条件付けを断ち切る。
    病気を外敵である、と認識する。

    専門書だったら手が伸びなかったかもしれないので、新書で出してくれて感謝。

    基本は「やりたくないことをやる」治療なので、患者本人がチャレンジしようと考えられるかどうかが課題。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    ものすごくよかったです。精神科医が強迫性障害になった体験というのも面白いし、何より良かったのが不潔や確認のように強迫観念がはっきりしたものだけでなく、「位置をそろえる」などの観念がはっきりしないタイプにもしっかり言及していることです。

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    事前知識はほぼなく、今は強迫症と呼ぶのだということも知らない状態から読んだが、抽象と具体のバランスが良く読みやすかった。他の精神疾患と比べて、治すための道のりが具体的でわかりやすいと感じたが、同時に不安の炎にかられた状態で安心する行動を取らないという選択はとてつもなく困難だろうと、容易には想像できないながらも思った。

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    「不安」を持っている人はぜひ読んでください。そしてあなた意外の人もこの「不安」を持っているんだと知り接してください。あなたは少し優しくなれるはずです。
    「不安」に対しては回避の行動ではなく、立ち向かってぶった斬る。というアプローチの仕方にはたとえ強迫症ほどの不安を感じていなくても日常に感じる小さな不安に対する対処法としてとても参考になると思った。
    様々な症例が載せられているがとても生きづらいだろうなと考えさせられる。
    すごく雑にはなるがもっとテキトーに生きていいんだ。と前向きになれる。
    もう一度書くが「不安」があるなら読むべき。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    構成がすごく良くて、内容もわかりやすい。後書を読んで、専門家だけに書かれたものでないということで、納得。
    自閉症の人の行動を、強迫症という面から考えてみることも、よい視点だなって思った。

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    強迫症。50~100人にひとりは発症する、ごく一般的な病気だそうです。男女差はありますが、多くは20歳までには発病し、そのうちの1/4は10歳までに発病する。特徴は、強迫観念と強迫行動。不安や落ち着きのなさのような「何か」が意識に強く迫り、思考を支配する。この思念を「強迫観念」といい、不安や落ち着きのない感じを解消しようという行動が「強迫行動」です。ただ、正常な心理にも不安や強迫はあり、どこで病気と線引きをするかというポイントはあります。

    主に強迫には3種類あります。
    確認系:カギの確認やコンセントの隙間がないかの確認。(うちの親父の場合は加えて、蛇口がしまっているか、トイレの照明が消えているかなどがある)
    汚染/洗浄系:手を洗うのがやめられない。
    ピッタリ系:書棚の本の高さが揃っていないと何時間もかけて並べ直す。
    (僕の親父は、強弱はあれども、これら三つすべてが当てはまっていました。)

    治療は、うつ病に使う薬を用いる薬剤療法と、薬剤によって不安が収まってきてから働きかける認知行動療法の二本柱になります。

    本書は、強迫症の疾患概念からはじまり、精神病理へと続き、治療戦略をへて、実際の強迫症例に立ち入っていきます。そして、終盤に強迫症の背景としてどのようにこの病気は分類されるに至ってきたかなどを解説し、患者と家族への(それまでのロジカルな指南とは異なり)精神論的な構えからの指南で終わります。

    強迫症の患者は、強迫観念を正当化するために、いろいろ理屈をこねるのが特徴でもあります。また、家族や周囲を「巻き込む」のがこの病気の困ったところの大きなひとつでもあります。

    巻き込みのパターンはこうです。
    保証の要求:「大丈夫かな?」と訊いたりして保証を求める。
    行為の強要:他人にも清潔を強要するなど、自分のルールに従わせる。
    行為の代行:カギの確認などの強迫行為を自分の代わりにやらせる。
    これらにはキリがなく、周囲は時間もエネルギーも無駄に使わせられてしまいます。そしていつかは破綻して、患者自身は絶望を感じることになる。それどころか、まず巻き込みに家族が従うと、患者本人の強迫症が強くなっていきます。

    醜形恐怖症、ためこみ症、抜毛症、皮膚むしり症、そして、チック症、トゥレット症、不安症、社交不安症、パニック症、広場恐怖症、全般不安症、うつ病、自閉スペクトラム症、などが関連した疾患や合併することのある疾患でした。

    そのなかで、たとえばチック症。肩を回すなど、どうしてもやらずにいては気持ちが悪いためにする動作がある症状です。うちの親父の場合、ぎゃーぎゃーと声を出して何度も痰を吐く、というのがそれにあたるのではないか、と僕は疑いの気持ちをもちました。

    また、社交不安症。人前で話をする、歌う、会食するなど、他人から注視されるような社交的場面に著しい不安を感じるという症候群。「他人から否定的な評価を受けることや恥をかくこと」への恐れがあり、回避することで余計に不安が高まっていく悪循環が特徴だとありました。僕にはこれがけっこうあるほうです。結婚式で歌ったことはあるけれど、二度とやりたくないくらいだし、緊張感がすごかった。

    それと、強迫症患者は例外なく努力家で、努力家の人がなる病気だとありました。ここはたとえばサイコパスと見分けるポイントです。強迫症で暴力をふるう場合はありますが、サイコパスじゃないだろうかとそのとき思ってしまうことがあると思います。しかし、サイコパスはほぼ努力をしません。これは『良心をもたない人たち』との照らし合わせの知識でした。

    規律に則った生活に追い立てられることが、不安の入り込む隙間をなくす効果がある。強迫症患者には、そのような生活があっていたりするそうです。また、ストレスコントロールも大切で、ストレスによる精神的疲労は不安を増大させ、増大した不安はストレスを生む。もっとも優先すべきは睡眠。睡眠不足が、不安の悪化や洞察の不良化(自身の症状について客観的に把握できなくなること)をもたらします。

    そして、「二分思考」もでてきました。
    _____

    二分思考。0か100かで考える。そこにグラデーションや割合は認めず、白か黒かの完璧性にこだわる。たとえば、「直ちに健康へ影響はない」「ほとんど感染性はない」などは、まったくの白ではないので黒と同じだと考える思考。 (p142)
    _____

    これは、こういう二分思考を強いる会社も多くあると思うんですよ。監査でひっかかるじゃないか、とかって。責任の所在をはっきりさせるという名目で、強迫症的な思考を強要されることってあります。

    あと、これですね。以下の一文に「そうなんだよ……」と肩の力が抜けたのです。
    _____

    強迫症に支配された患者や家族は、喩えるなら暗い森の迷子のようでもあります。(p284)
    _____

    本書を読むと、やっぱりうちの親父は正真正銘の強迫症だとわかりました。僕はずいぶん巻き込まれているし、強迫観念はルール化されて家庭内の文化と化している部分が少なからずあるように感じますし、そのあたりの僕はがんじがらめにされていて、生活がデフォルトで疲労のかさむものとなっているみたいです。そういった立場から、気になったたくさんの中身から、ここは書き留めないとと思った内容を抜き出して終わりにします。

    患者本人があたかも王様のように君臨し、家族を「巻き込み」つつ意のままにコントロールしているケースが少なからずあるということです。この場合、患者本人の苦労は少ない。

    なぜ家族がそこまで言いなりになって(されて)本人を支えてしまうのか。理由は二つ。患者本人が強迫症状に苦しんでいるのは、自分たちが何か失敗してしまったからではないかと患者を不憫にそして自責の念を感じるがため、よかれと思って本人の生活を支えてしまう。もうひとつは恐怖。患者の言うことを聞かないと、嫌がらせをされたり暴力を受けたりするからです。渋々言うことを聞かされる。しかし、この構造を維持することは、患者本人のためにはならない。自分が犠牲となって患者本人に快適に過ごしてもらうことではなく、あくまで治療に持っていくことが目標じゃないといけない。

    また、大切なところですが、完璧主義などは強迫症の症状であって本人の性格ではないことをしっかりわかっておくべきだとありました。これを性格のせいにしてしまうのは、医師であっても陥りやすい罠だそうです。

    というところでしたが、新書でありながら内容が濃くて論理的に整理されているし、かつ文体も平易で意欲的に読ませるものがあります。良書です。2021年に出たばかりですが、買って読んでほんとうによかったです。何もてがかりがなく強迫症の父親と付き合う、それも、「強迫症なのだろうか」とはっきりせずに付き合うのはほんとうに苦労するからです。まあ、うちは母親の介護も重なっていますから今後も苦労は尽きないでしょうが、それでも、なにかしら地図のようなものを手に入れることができたような感覚があります。

    著者の方々、グッジョブです。読んで感謝の気持ちでいっぱいです。

    0
    2022年11月20日

    Posted by ブクログ

    特に関心があったわけではないが、なぜかお勧めに出てきたので購入。読みやすく強迫症がどのようなもので、どう戦うべきかや薬物治療とCBTの関係についてもよく分かる。家族に強迫症の人がいる、または、自分自身が当てはまると感じている人にとっては間違いなく役に立つ1冊だと感じた。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    強迫症の治療法を中心に、包括的に強迫症について説明したもの。自分も鍵をかけたことを確認しがちな癖があるので、気になっていたが、本書で書かれているほどではないことに安心できたし、確認のし過ぎはそれがいつか条件化する可能性もあるから気をつけようとの気づきになった。

    0
    2026年01月09日

    Posted by ブクログ

    ネットで調べる以上の情報は正直ないが。
    1冊を読む時間を通して病気である事を受け入れ、改めて認知行動療法、生活リズム、強迫観念、の重要性を叩き込めた。

    0
    2025年08月27日

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