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一人でサロンを回す、口の悪い女オーナーのナツメ。元カレには全員「女に見えない」と振られてきた。
五年通う常連の圭吾は、鏡越しに言う。
「かわいい顔してるなって」
閉店後、彼女は自分でカット椅子に座り、ケープを巻いた。
「逸らしたらあたしの負け」
鏡から目を逸らしたら、一歩先へ。最後に自分の口で「女の顔してる」と認めたら、ケープを外して全部見せる。ケープを巻いている間は、施術中。
ケープの下で何をされても、鏡に映るのは顔だけ。強がりは、布の下から崩れていく。シャンプー台での仕返しも、手鏡での仕上がり確認も、全部が賭けの続きだった。
「女の…顔、して…る…」
「女の顔のまんまで…出されたい」
さばさば隠れ巨乳美容師の、鏡の前の施術。フルカラー。
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