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毎週火曜の朝4時、夫が花市場へ出かけてからの3時間。配達に来る俺に、花屋の奥さんはリボンの色でルールを決めた。
「白は胸まで」
「ピンクは口まで」
赤は、中まで。
俺からは一段も上げられない。結び直すのは、いつも彼女のほうだ。あの人のトラックの音がしたら、おしまい。
夫は花びらの張りは指で確かめるのに、彼女にはもう七年触れていない。エプロンからこぼれる胸だけで果て、口で受け止め、シャッターの外の通勤の足音に息を殺し、包装紙まで濡らしていく。
「私が決めたんだから」
赤いリボンを結んだ指には、まだ指輪が光っている。夫からの着信の間も、繋がったままだった。
「私…まだ枯れてなかった」
来週の注文票には、リボンは赤で、と書き添えて。
夫の留守に女へ戻った爆乳人妻の、火曜の早朝。フルカラー。
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