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毎週木曜、同じ翻訳書を借りに通う市立図書館。
一度も笑ったところを見たことのない主任司書の白瀬さんから、返ってきた本に一枚の返却票が挟まっていた。
「私に、命令してください」
人違いだと思った。けれど、彼女の耳だけが赤かった。
閉館後の書庫で告げられた規則は三つ。命令は票一枚に一つ。館内は私語厳禁。そして、声を漏らせばその場で命令が一枚増える。
「今のは私語ではありません。呼気です」
翌朝はブラを外してカウンターに立ち、閉館後は彼女が選んできた本物の首輪を付け、脚立の三段目で脚を開く。顔色ひとつ変えないまま票は十枚を超え、規則の言葉が追いつかなくなっていく。
最後の票に書かれていたのは「自分の言葉でねだること」。
「中に、ください」
無表情な巨乳司書の、閉館後だけの規則違反。フルカラー。
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