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「お願い! この通り!」
昼休みの教室で、親友に頭を下げられた●●2年生・星野美桜。
断りきれずに引き受けた夏休みのアルバイトは、海の家での売り子――しかも水着姿。
「こ、こんな格好で接客なんて……」
鏡に映る自分を見て、思わず視線を逸らす美桜。
恥ずかしさでいっぱいのまま始まったバイトだったが――
「焼きそばひとつ!」
「かき氷お願い!」
次々に飛んでくる注文に追われ、気づけば考える暇もないほどの忙しさ。
一生懸命に動き回るうち、店はいつの間にか大繁盛していた。
「……あの子、かわいくない?」
「スタイル良すぎだろ……」
そんな声が聞こえても、
美桜はただ必死に笑顔を向けるだけ。
けれど、賑わいの中で、少しずつ空気が変わっていく。
「君、かわいいね」
「いくつ?」
冗談めいた声。
近すぎる距離。
「す、すみません……お仕事中なので……」
そう答えながらも、胸の奥がざわついていく。
そして――
両手に飲み物を抱えたまま、呼び止められた客席。
「胸大きいな~Eカップ?」
「ねぇ、ちょっと見せてよ」
周囲は騒がしく、逃げ場はない。
両手は塞がり、胸元を押さえることもできない。
美桜はまだ知らない。
この直後、
夏のアルバイトが‘忘れられない瞬間’へ変わることを。
※本作に本番行為はございませんのでご注意ください
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