ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
「大人が読む古事記」完結編。一巻では、黄泉の国はなぜ黄色い泉と書かなくてはならなかったのか。二巻では、ついにヤマタノオロチの正体が判明!そして、日本の国の成り立ちがわかる待望の第三巻! 迩々芸命に始まる日本のモノ作りの原点!海彦山彦が語る国家外交とは!?神武東征の真実とは何か?ヤタガラスとは何者なのか?
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
試し読み
1~3件目 / 3件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
国家事業として編纂された古事記が単なるおとぎ話や昔話なわけがない、このような考えから漢字の成り立ちや古事記の文章一つ一つにこだわり抜いた現代語訳。「遅」が歌では「治」になってて、ふつう読者は「まあ別に意味はないだろ」と考えがち、というか変わってることに気付きもしないが、著者はこういう所にも意味を見つ...続きを読むける。ニニギの命の名前なども従来の説とは違う答えを用意する。独自性があるし、説得力もある。個人的に第三巻が最重要巻 一巻で解説された「知らす」という日本独自の形(としか言いようがない。天皇制という呼称は全くの間違い)が詳しく解説される。天孫降臨の際天照大神がニニギへは知らせ、オモイカネ神には政治を行いなさいと詔を下した。知らすというのは、中つ国を代表し、高天原・創世の神々と祭祀を通して繋がりなさいという意味だ。それは最高権威であって最高権力者ではない。では最高権力者はどうするかというと、政治はあなたが担当してくださいと、民から選ばれた代表を任命する。これには内閣総理大臣であった戦前も戦後も変化はなく、というか摂政・関白、将軍の頃から変化がなく、いきつくのはこのニニギへの詔、神話の時代から日本は天皇が知らし、政治は別のものが担当する、という国政だったのだ。もし天皇が他国の専制君主と変わらないなら、天照大神がこんな回りくどい詔など出すわけがない。政治も祭祀もニニギ一人が担当しなさいと言えばそれでよかったのだから。私たちのご先祖様たちは、その体制では国は長続きしないと見抜いていたのだろう。なぜなら政治を行うと必ず誰かから嫌われるから。そして権威が少しづつ傷ついていく。他国の君主はこれが理解できず、いつも君主の権威を損ない別の王朝に取って代わられた。天皇が国の隅々までお知りになるとは簡単に言うけど、これは並大抵のことではない。国民一人、石ころ一つ、草の一本すら見逃せない。そしてそれらは神々と繋がっており、神々が私たちにもたらしてくれたものなのだ。それについて天皇が国の全員を代表して神々に感謝する。そんなとてつもないことをしてる天皇を国民は慕う。こうして自然と国が統合されていく。天皇が国の事情をお知りになる、それは国民全員の幸せを祈ることに自然と繋がる。そしてこれが国体というものなんだと。もしこれが制度というのなら途方もない制度である。皇室を天皇制などと呼称する輩がいるが、こんなとてつもない国家統合の制度を狙って作り上げて軌道に乗せたのなら、逆にすごいわ。自然にできたんですよ、と謙遜する方がよっぽど驕ってない。そういうわけで、天孫降臨のニニギの段は個人的に古事記で最重要のカ所だと思ってる アメノウズメ神がナマコを成敗する話とか、ふつう特に深読もしない話にも重要な意味を読み解く著者に脱帽。ていうかこのナマコの話って確かによく分からない。他の古事記の本でも特に解説されない。著者の解説でようやくしっくり来た。国家事業で編纂されたんだから意味がないわけがない。これは現実にあったとか無かったとか関係なく、それが日本と日本人にとって有益ならば教えるべきだ。神話なんて現実の話じゃないんだから教える価値なんかない、というのは誤り。海幸彦と山幸彦の関係もそう。それが現代の日本人にも有益な話となるなら学校で教えて差し支えない。海幸彦と山幸彦の物語が最近になって証明された「しっぺ返し」の法則を先取りしてたとか面白すぎる。海幸彦と山幸彦はたいていただの兄弟喧嘩ということで処理されるが、もっと深い教訓を引き出すことができる。神武天皇の東征は東征なんていう勇ましいものではなく、先進的な稲作技術を日本全国に広めて、日本人全員が豊かに食べていけるような国にしていきたい、という神武天皇の志から始まった。それまではこんなこと考えて実行する人物がいなかった。そしてそれを実現した。神武天皇自身が田植えのやり方を指導されたんだと思うし、やはり神武天皇は特筆されるべき人物であるなと思うし、こんな人物を学校で教えないとか異常事態としか思えない。もし他国に神武天皇みたいな君主がいたら毎日自慢してると思う。先進的な稲作技術の全国的普及が目的だったので、神武天皇一行が各地で歓迎されたのも理解できるし、数年逗留することも理解できる。牧村健志氏の「よみがえる神武天皇 日本書紀の暗号を読み解く」でも、産経新聞の「神武天皇はたしかに存在した」でもその説を採用している。そしてこの神武天皇の志と実践は今上陛下にまで受け継がれており、天皇陛下は自分の食料を自分で育てて、その食料を神々に捧げて感謝することで、モノ作り国家としての国民に模範を示している。世界のどこに自ら田植えを行う君主がいるのだろうか。ナガスネヒコがなぜ悪者で討伐される対象だったのか、本書を読めば分かるだろう。いくら寛容な国でも全てが許されるわけじゃない。盗賊団やテロ集団やその他の狂信的な組織など他人に迷惑をかけるような存在は許されない。寛容さを無制限に許すと寛容がなくなってしまう寛容のパラドックスを日本人は理解していた。(銅鐸については用途が不明だが前述の牧村氏は銅鐸をたたいて豊作を願う迷信が、神武天皇のもたらした先進的で合理的で自主独立的な稲作技術にとって代わり、銅鐸は滅んだと予想している)
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ねずさんと語る古事記
新刊情報をお知らせします。
小名木善行
フォロー機能について
「青林堂ビジュアル」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
金融経済の裏側
後世へ語り継ぎたい 美しく猛き昭和の軍人たち
子供たちに伝えたい 美しき日本人たち
ジャパニズム53
ジャパニズム52
ジャパニズム 30
ジャパニズム 31
ジャパニズム 35
「小名木善行」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲ねずさんと語る古事記 参 ページトップヘ