戦中派 死の淵に立たされた青春とその後

戦中派 死の淵に立たされた青春とその後

1,595円 (税込)

7pt

5.0

アイツが死んで、オレが生きた。誰にでもアイツがいた――。

戦没者が最も多かった1920~1923年生まれの若者たち。
青春を戦争に翻弄され、戦場で死の淵を覗いた彼らは、戦後、「なぜ死ぬのか」から「なぜ生きるか」への転換を強いられることとなる。死者という他者を内に抱えながら、高度経済成長の原動力となった数奇の世代の昭和史!

「一番割を食った世代」――安岡章太郎
「いかに生きるか、よりもいかに死ぬべきか、に心を砕いてきた」――中村稔
「私たち戦中派は、死の匂いの中で、死をめざして育った」――山田宗睦
「死者の身代りの世代」――吉田満

吉田満、古山高麗雄、山田風太郎、水木しげる、司馬遼太郎、山口瞳、安岡章太郎、遠藤周作、阿川弘之、三島由紀夫、山本七平、志垣民郎、杉本苑子、吉村昭、城山三郎、中村稔、吉本隆明、鶴田浩二、池部良、田村隆一、鮎川信夫、橋川文三、鶴見俊輔、矢内原伊作、中内功、塚本幸一、岡本喜八、安田武、渡辺清、千玄室、岡野弘彦、平井啓之、島尾敏雄、庄野潤三、向坊壽、辻邦生、北杜夫、山田宗睦……、彼ら戦中派が見た戦争、そして戦後とは?

【本書の内容】
・戦中派とは世代規定であり、自己主張である
・戦中派「コペル君」たちの豊かな生活
・吉田満たちの青春を伝える日記
・「いよいよ戦争がはじまりますかな」――開戦の日、そのとき彼らは
・生死を分けた徴兵猶予の停止
・「ああ、もう生きて帰れへんのや」――千玄室
・学生のズボンについた泥――出陣学徒壮行会
・そして新宿から誰もいなくなった
・あだ名は「お荷物」、医務室では「お得意さん」、戦場に出れば「敗残兵」――古山高麗雄
・中内功が体験した「人間の限界を問う飢餓」
・戦艦大和沈没後、吉田満はなぜ特攻を志願したか
・「日本は決して『自由』も『平和』も獲得していない」――山田風太郎
・遠藤周作が感じた1964年東京五輪後の「空虚感の苦しさ」とは
・古山高麗雄、安岡章太郎、安田武らの忘れがたい友人
・学徒兵のやり直しだった三島事件
・戦中派が作った勤勉システム
・戦中派の「サバイバーズ・ギルト」
・死んでなお続く物語
・「戦友会」という曲

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戦中派 死の淵に立たされた青春とその後 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み進めるほどに胸が苦しい。なんとも言えない悲しみとも怒りとも取れる様な複雑な心境の元、目の周りには熱く込み上げてくるものがある。涙は出なくても鼻が詰まった様に息苦しくなり、気付くと息を止めながら読んでいる自分がいたりする。この感覚を言葉や文字にするのは難しく、雨は降っていないが遠くで雷が鳴っており

    0
    2026年03月31日

    Posted by ブクログ

    1926年生まれ。生きていれば今年100歳。読みながら浮かぶのは父のことでした。著者が定義する戦中派は1917年生まれから1927年生まれ。読む前はまったく意識していませんでしたがページをめくりながらすっかり個人的な感慨に引きずり込まれていきました。我が家の「戦中派」は、この本に登場するような人々の

    0
    2026年03月24日

    Posted by ブクログ

    【時代背景が違えばこうも違う?】
     世の中の酸いも甘いも、大人たちの裏表も汚れも知らず、したがってそれに対処するしたたかさも処世術も身に付けていない。無色透明に近いゆえに周囲に染まりやすい。そんな年ごろにあった彼らが対峙を迫られたのは、概念としての戦争ではなく、目に見える現実としての徴兵、学徒出陣、

    0
    2026年03月19日

    Posted by ブクログ

    分厚いが、最後まで読まない、という選択肢は最後まで出てきませんでした。あの戦争前に生まれた、物心つく頃には「戦死」だ内面化されてしまった世代の記録です。なぜそのような世代が生まれなくてはならなかったのか、どうすれば避けられたのか、そこから得られる学びを未来にどう活かせばいいのか、などと、いろいろと考

    0
    2026年01月28日

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