作品一覧

  • 人間の生き方、ものの考え方
    -
    1巻1,400円 (税込)
    世の中に絶対的なものはあり得ない―― 人間は絶対孤独で、人と人が真に分かり合うことはない。だから考え続けよ。絶望から出発するのだ。混沌とした先行きを照らす箴言集。
  • 学生との対話(新潮文庫)
    4.3
    さあ、何でも聞いて下さい――。小林秀雄は昭和36年から53年にかけて、雲仙、阿蘇など九州各地で五度、全国から集った学生達に講義を行い、終了後一時間程、質疑に応えていた。学生の鋭い問いに、時には厳しく、時には悩みながら、しかし一貫して誠実に応じた。本書はその伝説の講義の文字起こし二編、決定稿一編、そして質疑応答のすべてを収録。小林の学生に対する優しい視線が胸を打つ一巻。

ユーザーレビュー

  • 学生との対話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    感動は個性である。
    僕はいつも感動から始めた。
    真理というのは、ほんとうは大変優しく単純なものではないでしょうか。
    直覚したとこを分析するんです。分析したところに直覚はない。

    0
    2025年05月18日
  • 学生との対話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ものを考えるということ、ほんとうに知を愛し、表現する存在を愛しているのだと思わずにはいられない。
    驚き、考え、疑い、そして信じるということに出会う。そしてまた疑う。上手に質問するということは、答えを出すことではなく、その問い自体を問い続けること。生きること死ぬこと、そこから出発しなくて何を問うというのか。信じることと疑うことはいつも表と裏の関係である。
    歴史とは、よく思い出すこと、これは大森先生がことばの論理で考えた通り、記憶とはことばによるより他ない。歴史的な事実、考古学的な事実といった唯物的な論理を持ち出さなくてもよく思い出せることこそ歴史家の力だと
    それが本居宣長であり、さまざまなひとの

    0
    2023年12月03日
  • 学生との対話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    小林秀雄の講義および学生との質疑応答を記録した本。学生として、是非聴いてみたかったと思える内容。以下、印象に残った箇所(要点)。
    ・科学の進歩は著しい。しかし、科学は人間が思いついたひとつの能力に過ぎない。僕らが生きていくための知恵は、昔からさほど進歩していない。例えば、『論語』以上の知恵が現代の我々にあるか。p43
    ・知識を我がものにする喜びがなければ、知識が信念に育つことはない。p94

    0
    2019年06月05日
  • 学生との対話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    文筆家としての自覚と矜持を貫いた小林秀雄は、講演や対談の場での自らの話し言葉を文字にするときは、必ず速記原稿に目を通し、書き言葉に調えることを必須としていたとのこと。
    今回のこの本は、小林氏の著作権継承者である白洲明子氏の検分と容認を得てようやく刊行されたものなのです。
    そのような経緯があるのですが、収録された学生たちの質問と小林氏の応答は、他に類の見ない小林氏の「会話教育」と「質問教育」の実態を、現代に、ひいては後世に伝えるべく、国民文化研究会と新潮社に残された音声を新たに文字化されたものなのです。
    内容ですが、
    講義 文学の雑感
    講義 信ずることと知ること
    講義 「現代思想につおて」後の学

    0
    2018年04月11日
  • 学生との対話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    もし、自分がこの場にいたら、きっとお腹の調子がおかしくなったり、呼吸が変なことになってしまっただろうな。という空気感さえ伝わってくる。

    「現代思想について」
    「常識について」
    「文学の雑感」
    「信ずることと知ること」

    の講義後に行われた対話集。

    印象に残ったのは、科学と心理の話。
    科学とは物と物の関係性を解明することだが、それは人がどう良く生きるか、心とはどのような性質を持っているかということとは無関係である。

    本居宣長と「もののあはれ」の話。

    それから、質問の仕方について。
    これは『人間の建設』でもそうだが、良い質問をするよう求める。
    学生の幾つかの質問には、遠慮なくぶった切ってい

    0
    2017年12月31日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!