macさんのレビュー一覧
レビュアー
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・「病気と怪我は待ってくれませんから」
・「そんな怖い顔しちゃダメだよ」
・「オレはまだ、医者ってやつを信頼したわけじゃねえ。だけど、タケヒロの命を助けてもらったことに関しては…
あんたに礼を言うぜ」
・「この島にくる医者で、真剣に医者やろうなんてやつは、いなかったんだよ」
・高血圧→黄色腫(目頭にできるおでき様のもりあがり)→血管壁薄くなる→風船状に膨らむ→破裂→大出血
・「ぼくは医者だ。ぼくは人を生かすために医者になったんだ。
目の前で死んでいく人を黙って見ているくらいなら、今すぐ医者をやめるよ!!」
・「先生、オレは難しいことはわからねえ。でも、これだけはいつも、息子のタ -
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・硬膜外血種:頭部の打撲→硬膜と頭蓋骨の間に血液がたまる→要外科手術
・「人間性ってやつは、大人は騙せても、子供は騙せねえもんさ」
・敗血症ショック
・「ここは学校じゃない。同じ病気の患者さんが10人いたら、10通り、いやそれ以上の治療法を考えてみるのが当然だ。
治った後の患者さんの生活を考えたら、ぼくらはすすんでリスクを負わなきゃいけない時もあるんだ。
ぼくは医者にマニュアルなんかないと思ってる」
・尿管結石:腎臓にできた石がこぼれおちる→尿道に詰まる→尿が流れていかない→
腎臓が圧迫され激痛。
リスク因子は、①水分摂取量が少ない、②汗かき、③大食い、④肉類をよく食べる、⑤糖 -
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・「君は島を離れるわけにはいかないと言うが、こう言っちゃなんだが、たかが離島の診療所だろう。
医者がいないのが不安だというなら、代わりを行かせてもいい。どうだ」
「教授、ぼく以外の人でオペをしてください。
ぼくは、たかが離島の診療所で、大学の医局では学べなかった多くのことを学びました。
ぼくは、この島の人たちに教えられて、ここで初めて医者になれたと思っています」
・「ぼくらが患者さんの命を握ってるんじゃないんだ。ぼくらは、患者さんの決めた運命を手助けするのが仕事なんだ。
そのために、ぼくらはなるべく多くの情報を正確に伝える。
オペするも、しないも、最後に決めるのは患者さん自身なん -
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・コンパートメント症候群:打撲→筋肉中に血液がたまる→たまった血液が組織を傷害する→放置すると、壊死の恐れ
→対処には、筋肉を包んでいる膜をナイフなどで切り開いて、締め付けを緩めること
・「最初から、なんでもできるやつがすごいと思うかもしれねえが、そんなやつはたいしたこたあねえんだ。
父さんも毎日毎日、叱られながら漁師になった。
でもな、叱られたから、逆にいろんなことを覚えた。回り道した分、いろんな道を覚えられた。
まっすぐ歩いてきたやつより、いっぱい道を知ってるんだ。どっちがすごいと思う?
タケヒロ…おまえは自分の道を歩けばいい。誰かが先を歩いていても、おまえは自分のペースで歩い -
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・蜂は黒い物を攻撃する
・「どんな患者かは関係ありません。ぼくらの仕事は治療することで、裁くことじゃないんです」
・「彼が君に銃口を向けながら、君に言ったな。医者は無理に正義面する偽善者の集まりだって。
私に言わせれば、エゴのかたまりだ。今の君のように、治療することだけが患者を救う唯一の道だとしか考えない」
・「まだ患者は死んでない!!この人は生きてるんだ!!」
・「辛い未来が待っているから、助けられる命を助けない?それは、ぼくらが決めることなんですか?
江葉都先生、あなたがそう考えるなら、あなたは医者じゃない。
未来は変わるかもしれない。でも命がなくなった事実は変えることができ -
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・「星野さん、どうかした?」「え!?べつに何も…」「本当に?」「はい…」
「…じゃあ、そんな声してちゃダメだ。診療所に来る患者さんは、みんな星野さんを見てる。
みんな、自分がどんな病気か不安でいる時に、星野さんの明るい声が患者さんを不安から救うんだ。
なのに、星野さんが不安そうにしてちゃダメだ。
星野さんは気付いてるかどうか知らないけど、星野さんが治した患者さんだって、いっぱいいるんだ。
島の人達は、みんな星野さんを信頼してる。診療所にいる時には、それを忘れないで」
・「星野さん、重い病気を治すのに欠かせないものは、何だと思う?」
「欠かせないもの?」
「どんなにいい薬を使 -
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・「君は生きてる証を残したいんだ。君がそこにいたっていう…君は優しい人だ。
術後、重度の障害を持てば、一生お母さんが苦しむんじゃないか
…そういうふうに考えて、君は死ななきゃならないと思ってる。
でも、死にたいとは思ってないから、この世にしるしを残そうとする。君は生きたいんだ」
・「…もし、俊太の記憶がなくなっても、母さんが思い出させてみせる。
もし俊太が言葉を話せなくなっても、おまえが思ってることは、どんなことでもわかってみせる。
おまえが生きてさえいてくれたら、母さんには、一日一日、おまえのしるしが残っていく。
俊太がいるだけで、どれだけ幸せか…」
・「彼は、ぼくを信頼して -
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・杉は、枝打ちしたりして手間をかけないと、すぐにダメになる。
・「医者としてでなく、患者さんの立場から見たらどうだろう?
君に治療を受けている患者さんは、生かされてると思ってるか、生きていると思ってるか」
「生かされている・・・?」
「生かされていると感じてる患者さんは、自分から生きようとはしてくれない。
生きているという実感があって、初めて生きようとしてくれる。
もし、三上君がやり残したと思うわだかまりがあるなら、
その患者さんの残りの人生に、生きているという実感を持たせてあげることだと思うんだ」
・「無理かどうか、やってみなきゃわからないじゃないですか!
医者だから、ボク -
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・「あなたほどの腕があれば、御自分でできないはずがない。それを何故!?
御自分の母親なら、どうして自ら執刀されないんですか!?」
「もし私が自ら執刀すれば、私は間違いなく…母親をこの手で殺してしまうからだ」
・「医者としての私が言う。何もしなければ朽ち果てるだけの患者がいるのに、お前は何もしないのか、と。
だが患者は、私が憎しみ続けた母だ」
・「意識を取り戻した母親に、いったい何を望むのか?
失敗して意識を取り戻さないことを望むのか…実際にそうなってみなければ、何もわからんのだ。
それが今の偽らざる気持ちだ。君以外のDrに、このオペを頼むつもりはない」
・「今の私は医者じゃない -
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・「ぼくは昔ここにいた時、次々に運ばれてくる患者さんの容態ばかり気にしていました。
それを専門ごとに振り分けて・・・」
「当たり前だ。そうでなければ専門医のいる意味がない」
「でも島の診療所は違います。歯が痛い子も来れば、お嫁さんのことを考えてお腹が痛くなったおばあさんも来る。
病気やケガだけ診てたんじゃ話になりません。ある意味、何でも屋でなくてはならないし、
患者さんと向き合って、そのひととなりを知らないと、治療もできません。
ぼくはそういう人達を1,000人以上抱えています」
「だからなんだ?今さら私に離島医療を説くつもりか?」
「そうじゃありません。ぼくのことをヤブと言う -
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・「オレは…この島が嫌いだった。いつ見ても変わらない景色、海の香り、波の音…
ちっぽけな島で生まれて、ただ生きて、死んでいく。どこに行っても知り合いばっかりだ。
オレは何のために生まれてきたのか…これじゃまるで井の中の蛙だ。
中学の頃からそんなことばかり考えていた。高校で本土にいた時には、正直帰りたくなかった。
でもオレは一人息子だ。病気がちのおふくろを見捨てるわけにもいかない。
オレはあきらめた。そして、おまえの母さんと見合い結婚したんだ」
・「オレはもう自分の気持ちを抑えられなかった。
毎晩のように、おまえの母さんと話し合った。一緒にこの島を出ようと言い続けた。
出て何をし -
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・家でできる?PCRのやり方
①オナベとどんぶり、コンロと電気ポット、菜箸(さいばし)と発泡スチロールの箱と氷、温度計、そして遠心機を用意
②血液サンプル(患者さんの血液)を溶解液と反応させて、蛋白質を取り除く
③サンプルにイソプロパノールを加える
④遠心機で沈殿させ、核酸(生物の設計図。このなかに遺伝子が含まれる)を抽出→
この中に含まれるウイルス遺伝子を増幅(目立たせて見つけやすくする)して検出する予定
(対象がRNAウイルスの場合、逆転写酵素を使ってDNAに変える必要がある)
⑤サンプルに酵素と基質、
そしてプライマー(ウイルス特有の遺伝子部分を増やして、目立たせるために使う、ウイルス遺伝子の鋳型)を加 -
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・「おまえが立ち会ってくれた母のオペで、私は母の呪縛から逃れたと思っていた。
だが呪縛は解けちゃいなかった。それどころか、私と同じ境遇の少年をもう少しで殺すところだった。
幸いオペはなんとか成功して少年は助かったが、あれ以来私はメスも握れなくなった。
どんなに簡単なオペでも、手が震え、体が硬直する。
私はこの国で、臓器移植の権威と呼ばれた江葉都怜だ。
その私が、メスも握れない…それでも医者か?
このまま母の呪縛から逃れられず、一生を終えるくらいなら私は…」
「じゃあ医者を辞めればいいじゃないですか。
医者に未練があるから、自分を追いつめて、アルコール依存症にもなる。
だったら -
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・「わしは両親の反対を押し切って、この島の診療所の医師になった。
父のコネもあって大病院での地位も約束されておったが、逆にそれに反発してのお・・・
島の診療所の医師になるっちゅう正義感に燃えとった。
だがの、コトー先生、今回、母が寝たきりになってつくづく思った。
わしは『他人のため』『島民のため』などとぬかしながら、結局、自分の正義を満たすため、
『自分のため』にしか生きちゃこなかった。
寝たきりになった母は、わしに帰ってこいとも言わん。
認知症の父を抱え、どれだけ苦労したか、わかっていながら、わしはずっと目をつむってきた…
わしはこの年まで家族のことを何一つ顧みず、自分のエゴ -
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・「医者は、痛みの原因がわからない時、患者に”痛くないはずだ”なんて言います。
でも、患者が”痛い”と言えば、それはやっぱり”痛い”んですよ」
・「言っちゃなんだが、あなたは”痛み”というものについて何一つわかっちゃいない。
”痛み”は、人間のすべての気力を失わせる。楽しむ、喜ぶ、働く、生きる…
その気力すべてを奪って、人の一生を”痛み”に耐えるだけのものに変えてしまう」
・「私は、医者の本分とは、患者の”痛み”を取り除いてやることにあると思っています。
患者本人から一刻も早く”痛み”を取り除いて、本来の生き方を取り戻させてやる、それが”医者”だってね」
「鳴海先生、おっしゃるこ -
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・「木村さんはもしかして、心のどこかで、この痛みが治らなくてもいいと思っていませんか?
ぼくには、その痛みを一生背負っていくことで、息子さんへの償いをしているように思えます。
木村さん…でも本当にそれでいいんでしょうか。
…辛いでしょうけど、事故のこと、もう一度思い出してください。
事故直後、座席に挟まれた息子さんは、痛みをこらえて、まずお母さんを気遣って、ごめんなさいと謝ったんですよね?
そんな優しい息子さんが、お母さんが手首を失った上に、一生辛い痛みを抱えていくことを、本当に望むでしょうか?
木村さん、治しましょう。亡くなった息子さんのためにも、この病気、治しましょう」
・幻 -
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・「私は、おまえの幻痛の原因は、おまえの抱え込んでいる過去にあると思っている。
おまえが本当に幻痛から逃れたいと思っているなら、私にすべて話してみないか?」
・「保証などない。だから強制はしない。
おまえが自ら語ろうとする意志がないなら、無理やり言わせたところで、
所詮、潜在意識の奥深くに眠る幻痛の病巣は見つからないだろう」
・「三上新一を妬み、憎むことで生きてきたおまえは、三上新一の命を奪ったと、コトーを逆恨みし、
幻痛を与えた私を憎むことで、新たな生きる糧とした。そういうことだ」
・「違います。捨てられたのはあなたじゃない!!母親に捨てられたのは、あなたじゃない。
亡くなっ -
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・回想療法:昔体験した楽しかったこと、嬉しかったことを思い出すことで、心と脳を活性化して、
お年寄りが前向きに生きる活力を蘇らせようというやり方。
・グループホーム:介護が必要な認知症のお年寄り5~6人程度が、
スタッフと家庭的な雰囲気の中で共同生活を行うことで、
残っている能力を引き出して、認知症の緩和を促すことを目的とした施設。
・「この島の人達は、ちゃんと現実と向き合って暮らしていますよ。
離島で生きていくっていうのは、少し住んだくらいでわかるような、そんな甘いものじゃないです。
それに…バカ正直だから生きられないような世の中の方がおかしいんです。
ぼくはこの島に来て、そ -
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・「他の人はどう思うかわからないけど、ぼくは変われない人間なんていないと思う。
特に、本当に変わりたいと心から思っている人は、きっかけさえあれば、変われるんじゃないかな」
・「ぼくは、この島の力を信じているんだ」
・「ぼくは、人の命を救うために医者になりました。そのためなら、できる限りの努力をすると決めています。
たとえ、助かる命を放棄する人の命だとしても、
それをそのまま放っておけるだけの勇気は、ぼくにはありません。
もし、そのために、ミナさんの血液が必要なら、ぼくは使います。訴えると仰るなら、訴えてください」
・「先生…結局あの人…何も変わらずに行っちゃいましたね」
「そう -
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・「病気でもケガでも、深刻なものほど、患者さんが治そうと思わない限り、治りません。
ぼくらは患者さんが、治りたいと思う気持ちを、手助けする立場でしかありませんから。
何故、治そうとしないのか?何故、治したくないのか、ぼくにはわかりません。
でも、今の状況を考えたら、早乙女さんが積極的に病気を治そうとなさっているとは、とても思えません。
このままでは、早乙女さんの病気は治りません。悪くすれば、麻痺が進んで、瞬きもできなくなるかもしれません。
何度も言いますが、ぼくは全力で治療をします。早乙女さんの麻痺の原因が何なのか、一刻も早く知りたいと思っています。
そのためには早乙女さんの協力が -
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「ハルくん、お日さまは死なないんだよ。お日さまにとって海はね、お布団なんだ」「お布団?」
「そう。これから、お日さまは、おやすみするんだ」「なんで、おやすみするの?」
「お空を見てごらん」「あ」「お日さまが寝てくれないと、お星さまが起きられないんだ。
ほら、お月さまが、お日さまの代わりに、ずっと起きててくれるんだよ」
「ふ~ん。おじさん…お日さまはまた、ちゃんと帰ってくる?ずっと寝てたりしない?」
「明日の朝、見てごらん。お日さまは、ちゃんと起きて、お空に帰ってくるよ」
・水頭症
・髄膜炎
・誤飲
・石灰:アルカリ。体の中の蛋白を溶かしてしまう。石灰が目に入った時、じわじわと -
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・「冒険しちゃいけないわけじゃないんだよ。でも冒険するんだったら、もっとちゃんと調べて、準備してからやらなきゃね。
自然を甘くみると、今回みたいなことになるから」
・「年をとることは、弱くなることじゃない。年をとるだけ、いろんな経験をして、
ぼくらの知らない知恵をたくさん持つようになる。
年をとっている人は、それだけで大切なんだよ。ぼくだって、いまだに、いろんなことを教わるからね」
・乗り物酔い防止:
①乗り物に乗る前は、十分に睡眠をとる。消化によいものを食べる。酔い止めを飲む
②乗る時は、車なら助手席、バスならタイヤの前を避ける。電車なら、進行方向に向いて、景色が見えやすい場所 -
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病理診断
・「鑑別は僕にもわからないよ。何も見てないのに鑑別つけられるわけがない。
でも、それでいいんだよ。骨形成線維腫と繊維性骨異形成症。
治療の違いは、いつ手術をやるかだけだ。患者からすれば、鑑別がどっちでも同じなんだよ。
だったら、いつ手術をしたいか、患者の希望を訊けばいい。
病理診断は、病名当てクイズじゃない。患者の治療のためのものだ。
すぐ手術して、副鼻腔炎を治したいか、もっと後がいいか。
患者は13歳の女性だ。顔に傷が残る可能性を嫌がるかもしれない。
その場合は、手術をいつまで待てるか知るために、Gd造影MRIで活動性を調べる。
標本だけを見て、鑑別をつけてはいけないっていう -
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水野理瀬
・(所詮、私は善人になれないのだ。)
・(悪は全ての源なのだ。
善など所詮、悪の上の上澄みの一部に過ぎない。
悪を引き立てるハンカチの縁の刺繍でしかないのだ。
でなければ、善がいつもあんなに弱く、嘘くさく、脆く、儚いことの説明がつかない。
つまり、この世の全ては、悪の巨大な褥から生まれたのだ。)
・(そして、悪の褥は常に新しい血を必要としており、その血を生まれながらに持った者が、
いつの世も必ず存在する。
悪の存続は、人間にとっての必然であり、自然の理として強く運命づけられているのだ。)
・(人間は弱く、忘れっぽいもの。目の前から現物が消えれば、記憶などたちまち改竄されてしま -
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天明の絵師
・「お前の絵については、わしが認めている。
あるいは器用貧乏で終わるのかもしれないが、一つ間違えば、ひょっとすると画壇の大宝になるかもしれない」
「思いもよらぬことでございます。元来があさはかでございますから。
いっそ、自分の器用を捨てればよろしゅうございましょうか?」
「捨てる?…若いのだな。世に浅いとでも言うか。
つまり、自分を含め、人間というものがわかっていないから、そのように、
わかったような、田舎寺の和尚のようなことを言うのだ。
人間、持って生まれたものを捨てられるはずもなく、また捨てる必要もない。
死ぬまで持ち越して行くものさ」
「先生…」
「旅に出るかね?10 -
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・自分の知らない新しい知識を求め、職場以外の人達と、テーマを決めずにいろいろな話をする。
・互いに自分の意見を出して、話し合う。
・聞いていて納得できる内容の意見を出す。
・話を聞くことによって、様子や状況を把握する。
・意見は違って当然。
・「ちょっと軽く飲みに行こうか」
・人を飲みに誘うときは「満足してもらうんだ」という気持ちを忘れずに。時は金なり。
・「そういう考え方もある」と理解してあげることも必要。
・自分の考えをまとめて、意見を言ったりする→コミュニケーション能力とスキルが上がる。
・「食事」「お酒」「花」「音楽」「女性」
・異業種交流会や講演会、コンサート、イ -
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・TVで供給される情報に頼り、それを鵜呑みにしていると、脳は実質的に使われない。
そうなると、いつの間にかその人の「固い考え」になって、他の考えを拒否するようになる。
・人口密度は、人間が住める土地の広さで考える。
・人口の多い大国の食料自給率が低い=他の国から大量の食糧を輸入する=
他の国にしわよせ=他の国の餓死者増加
・リサイクルが、資源を余計に使うのは、工場で作ったものを一度、市中に分散し、
それを再び回収するからだ。
そこでは、分散と回収のエネルギー、不純物を取り除くエネルギーが大半。
・森の樹木は、適度に切って間引き、枝打ちしないと、森は健全なものにならない。
・思 -
ネタバレ
図書館戦争を読んで、この小説を知りました。一部ご紹介します。
・ひとみ「傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて、本当に親切で優しくてありがとう」
伸「こんなバカにされたこと言われる筋合いないで。さすがに。同情や埋め合わせで人に好きとか言われへんで、俺」
・伸「いろんなことにフラットになるには、ハンデやコンプレックスがあるときついねん。」
・伸「そうやって世界で自分しか傷ついたことがないみたいな顔すんなや。いっつも自分の耳の悪い苦労ばっか言うよな。気遣い行き届かへん俺を責めるよな。でも、君かて俺をちょっとでも気遣ったことあるか?俺にも君みたいに傷ついた昔があったかもしれんとか思った -
ネタバレ
・いざというとき、大声を出して周囲の大人に助けを求めなさい、と教えられている最近の子供たちは防犯ブザーを持たされていることも多い。
だが、いざというときは、そうして周囲の善意を頼るように指示しながら、平時は善意も悪意も一緒くたに「知らない人」としてシャットアウトしている。
保護者と学校のコミュニティで、子供を囲い込んで、安全策を作っているのだろうが、そうなると、そこに関わっていない大人は、無意識のうちに「自分は関係ない」という疎外感を植え付けられ、子供は景色と同じになる。
その無関心の隙間を衝いて、子供たちは被害に遭うのだ。
・守るための閉鎖と、守るための開放、世間はどちらか決めかねて -
ネタバレ
・「声かけというのは古典的なようだが、あれでなかなか効果があるものだよ。
火の用心の掛け声は、見回りをしてますよという分かりやすいアピールだからね。
放火だけじゃなく、不心得者に対しても効果がある。
悪さをする奴は人目を憚るから、わざわざ見回りの声が響いているところには近寄らないよ。」
・「要するに、地域社会がちゃんと防犯に関心を持ってますよという意思表示なんだ。
それによって、未然に防げる犯罪というのもあると思うよ。
地域社会に防犯意識を養うことにもなるし。」
・いつか興味を持ってくれる誰かのために、自分は日々鍛錬していればよいのだ。
いつだれが来たとしても教えられるように。 -
ネタバレ
・国や民族が、地球の表面の陸地に暮らしている以上、その位置関係は、おのずと、独自の意味をもってしまう。
・ハートランド:背後から攻められない場所。ユーラシア大陸中心部。
大陸では、四方八方から攻められる可能性がある。
もし、背後から攻められないと「確定」しているような場所があり、
そこに凶悪な輩が陣取ったりすると、
その「城」を拠点に次々と周りを落としていくことが可能になってしまう。
ハートランドの後ろは北極海のため、無人である。
背後を突かれる可能性がない。(海軍の侵入は不可能)
長期戦では、冬将軍の厳しい寒さの前に、異国の軍隊が攻め入ったとしても、
いずれ敗北を余儀なくさ -
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・「財政健全化」=「政府の負債÷名目GDP」の割合を下げること。
「プライマリーバランスの黒字化」を目指さなくても、国債金利が低く、名目GDP成長率を引き上げれば、プライマリーバランスが赤字でも財政健全化は達成できる。
名目GDP成長率を引き上げるためには、短期的なプライマリーバランスの赤字には目をつぶり、デフレ脱却を果たす必要があるのだ。
地方創生のために、交通インフラ整備を進めれば、デフレから脱却し、名目GDPが成長していくため、財政健全化が達成される。その時には、プライマリーバランスの黒字化も達成される。
・多くの国との交易が、経済成長をもたらした。発展途上国は、投資の対象でもあ -
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代理性ミュンヒハウゼン症候群
・代理ミュンヒハウゼン症候群:近親者に怪我や病気を捏造し、加害している自らが献身的に看護すること。
周囲の人間関係を操作したり、注目を集めようとする心理が背景にあるといわれている。
医療乱用虐待。子供への虐待の一種。
自分の身体を傷つけたり、病気を装って医療機関の受診を繰り返す「ミュンヒハウゼン症候群」が元になっているが、
実の子をその代理として虐待している例は少なくない。
病態が進むと「医療者と繋がること」「医療者を出し抜くこと」が目的となっていき、加害行為がエスカレートする。
発見や立証が難しく、被虐待児を強制保護できないケースも多いが、
適切な介入がなされない場合、致死率は -
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未受診妊婦
・妊娠しているにもかかわらず、妊婦健診を受けていない妊婦=未受診妊婦、未管理妊婦。
・その妊婦が出産直前に来ること=飛び込み出産。
・未受診妊婦を受け入れる病院のリスクは大きい。
胎児の状態や母体の感染症などの重要な情報や判断材料がないからだ。
受け入れる病院は、あらゆる状況に対応できる準備をしなければならない。
それに対応できない多くの病院が、受け入れを拒否するため、
妊婦はたらい回しの状態となり、母子共に危険にさらされる。
・もし受け入れたとして、その妊婦が危険な感染症(ウイルス性肝炎やAIDSなど)だった場合、
医師や助産師、看護師などの医療スタッフにとって、その妊婦はと -
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無脳症
・大脳皮質形成不全症:背骨から後頭部の脳幹までは発達したが、その先の脳半球が形成されていない状態=
脳がない=胎内では生きられても、外の世界では生きられない。助けられる方法はない。
・頭の部分が完全に形成されないため、出産時に開いた頭蓋骨で、母体を傷つける危険性あり。
・この状態で妊娠を継続することはリスクを大きくしてしまう。母体死亡もあり得る。
・出産は時に大きなリスクを伴うことがある。しかし、それは赤ちゃんを無事に産むためのものだ。
・「助けられないとわかっている赤ちゃんのために、医者はその家族と一緒に悩むことはできない」
「…じゃあ、悩み苦しむのは川村さんだけだと?」「そうだ -
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海外出産のリスク
・妊娠の安定期:胎盤が完成して、つわりも落ち着いてくる時期。
ただ流産や早産等のトラブルが起きない時期というわけではない。
・旅行に行くことで心配なのは、飛行機に乗ることではなく、産科医の手が届かない所に行くということ。
もしも急にお腹が痛くなったとしても、主治医の診察ができない。
旅先で24時間体制で診てくれる病院がある保証はない。
海外となると言葉の問題も出てくる。
・22週以降の妊娠に関する医療費をカバーしてくれる保険はおそらくない。
もしも海外の旅行先で早産になった場合、母子ともに医療費をカバーしてくれる保険はない。
・時には数千万円の医療費の請求が来ることもある。
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夫婦間暴力
・夫婦間暴力の存在する家庭環境は、乳幼児や児童に対する虐待などが発生しやすい。
この意味で、夫婦間暴力は、子供も含めて、家族全体のメンタルヘルスに対して、重大な影響を及ぼす。
・夫婦間暴力の犠牲者となる女性の多くは、身体的にも精神的にも、夫から常に監視されている状態ともいえる。
妊娠や出産期では、特にそういった状況が発生しやすい。
この時期の女性は、妊娠中で、身体的な活動が制限されたり、
また、出産後は、なおいっそう育児も加わり、社会的な交流や行動の範囲は狭くなる場合が多い。
・妻に暴力を振るう男性は、「いつか自分が捨てられるかもしれない」という劣等感がある。
その劣等感が、やが -
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立ち合い出産
・「何もできなくていいんですよ。ただ奥さんのそばにいてあげてください。
奥さんは今…初めての出産、初めての分娩室で初めて分娩台に乗って、
ほとんど知らない人達の中で出産をしようとしています。
信頼している旦那さんがそばにいてくれることが、何よりも心強いはずです。
人生が変わるかはわかりませんが、夫婦の大切な時間になるのは確かだと思います」
・「流産や死産を経験していようがしてなかろうが、赤ちゃんの両親はみんな、
自分の命よりも大切な命を僕ら(産科医)に預けるんだよ。大げさに心配して何がおかしい?」
・「赤ちゃんは喋れないからさ、痛いとか、苦しいとか言えないけど、
でも聞こえない -
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バーンアウト症候群
・「肉体的な疲れは精神的な疲労に繋がり、判断力を鈍らせてしまいます。
ベビーのためなんです。ゆっくり休んでください」
・人に当たるのは危険なサイン。体力も気力も尽き、心が折れてしまうと、うつになってしまう。
・徴候は、①情緒的消耗(倦怠、肩こり、朝起きられない、無気力、常にイライラ)、
②人格崩壊(皮肉屋、すぐ怒るなど。人を人間扱いしない)、
③達成感の喪失(何をやっても無駄だと思ってしまう)
・症状が進むと、誰にも相談しなくなる(報告、連絡、相談の欠如)→
ストレスを抱えて、ヘルプサインを毒という形で吐く→職場にも悪影響
→だんだん自分が嫌いになっていく→うつ病へ
・対策は -
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つわりとマタニティマーク
・マタニティマーク:妊娠初期の妊婦のためのもの。妊娠初期のつわりや、体のだるさをつたえるためのもの。
・吐きづわり:食べ物も水も全部吐いてしまい、ずっと二日酔いのような感じで眠れない。体重減少、尿中ケトン体。
・ケトン体:母体の飢餓状態を示す。
・胎盤が完成する頃には、つわりも楽になる。それには妊娠12~16週までかかる。
・つわりは気分転換や自己意識だけでは改善できない。
・妊娠初期は、まだ胎盤が未成熟なため、いつ流産してもおかしくない不安定な状態。
・つわりは、赤ちゃんが元気に育っているということ。従って赤ちゃんのために2週間はしっかり休むことが望ましい。
・流産を防ぐ方法は -
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出産予定日
・出産予定日:妊娠40週と0日。あくまで予定。
・赤ちゃんは大きさよりも週数の方が大事。
赤ちゃんが安心して生まれる時期は、妊娠37週0日から41週と6日まで。
・赤ちゃんの大きさは、胎盤機能や遺伝的なものによる割合が高いため、
肉をたくさん食べても、赤ちゃんが大きくなるとは限らない。
・妊娠42週を超えると胎盤機能が落ちる。帝王切開や週産期死亡が少し増える。
この場合、誘発分娩を行うこともある。
・「立ち会ってあげなさい。命がけで苦しんで子供を産む奥さんの顔を見て、
自分の無力さを噛み締めてきなさい。家族のためにもっと頑張らなきゃって気持ちになるから」
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無痛分娩
・無痛分娩は麻酔しての出産。麻酔のため、しっかりとした管理が必要。
痛みが和らぐ代わり、足がしびれた感じに。力も入りにくくなる。
いきみにくくなるため、吸引分娩になることも。
・麻酔管理の間は、基本的にベッドの上から動けない。トイレは尿管に管を入れる。
まれに血腫などができて、しびれや麻痺が残ることもある。
・妊娠→子宮と赤ちゃんへの血液維持が必要→循環する血液量が1.5倍に→心拍数も20%増える
・陣痛の強い痛みや、いきみは心臓に負担がかかる→心疾患などの場合、そのままの分娩は危険→無痛分娩にする
・「出産には優劣も勝ち負けもないんですね。
お腹を痛めて産んだからこそとか、無 -
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妊婦の長期入院
・小さい子供がいる場合、掃除と洗濯は毎日しないとすぐ溜まる=大変なことになる→明日でいいかはNG
・親が子供を起こす→朝ごはん食べさせる→着替えさせる→保育園送迎→会社で仕事
→保育園送迎→晩ごはん作る→食べさせる→お風呂入れる→洗濯→洗い物
→次の日の保育園の用意→おもちゃ片付け→歯磨きさせる→寝かしつける→次の日の朝へ
・何日もだと続かない。サポートは必須。
・切迫早産は長期の入院を迫られる。24時間点滴に繋がれて、ほとんどの時間をベッドの上で、不安な気持ちのまま過ごす。
そのため一日がとても長く感じるようになる。
・産科医はまず28週…次は32週、そして36週と、目標の数字