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やなりいなり、かわいい。すごく作りたい。今回の話は色々とおいしそうだった。でも最後の話はちょっと切なすぎたなぁ。でも、本当の友情ってこんなもんだと感動した。男の友情なのかもしれないが…。
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料理をテーマにした短編5編。
それぞれの冒頭にレシピつき。
やなりいなりは鳴家の顔つきいなり寿司・・キャラ寿司!
ちょっと作ってみたいけど、誰もわかってくれないだろうなあ
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シリーズ全作品に言える事だが、異形である筈の妖が愛おしくなる程、作者の愛情が感じられる。
読み終わると「うちにも鳴家が居るかしらん」と思う人も多いのではないだろうか。あるいは、家にある古い道具は付喪神になっているかもしれないと、目を向ける事もあるかもしれない。
そう思わせるような暖かさが、全シリーズにある。
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今作「あましょう」にはグッと来た。長き時を渡る妖達と違って、人の命とは何と儚い事か。
また、全章に料理が出て来るのも初の試みで楽しくもお腹が空く。江戸料理を一度食してみたいと思わせてくれた。
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今作は割とあっさりしていたのか、読みやすかった。最後のあましょうにはちょっと涙ぐんでしまった。
各話の導入にレシピがついているのは面白い。やなりいなりとあげだしいもは作ってみたい。
あと、雷獣が出てくると、クロスケではなく、ホリックの方の雷獣を思い出してしまう…
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しゃばけシリーズ10作品目。
▼収録作品
「こいしくて」
「やなりいなり」
「からかみなり」
「長崎屋のたまご」
「あましょう」
守狐たちが作ってくれたやなりいなり、すごくおいしそう。今回、各話の冒頭にれしぴが載ってるけど、ちゃんと作れるかな……(不安)。ゆでたまごしか自信がない。
鳴家たちが大活躍の「長崎屋のたまご」に出てきた魔たちもこれから長崎屋の離れの常連さんになるのかな。
おいしそうな食べ物がたくさん出てくるので、夜に読むのは危険~。
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かなめさんと若だんな上手くいって欲しかったんだけどなー
やっぱり知らない人になっちゃってた。
今回は大きな事件は起きないで、小さい事件が目白押しな感じ。それでもやっぱり面白いしゃばけシリーズ。
好きだわー
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レシピ付きの物語。
今回は恋にまつわる話がメイン。
藤兵衛旦那失踪物語は、微妙な回な気がしないでもないですが、長いシリーズそういう事もある。
次の巻も読むでしょう。
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「鳴家稲荷(やなりいなり)」
若だんなのお母さんのおたえさんの守り狐たちの
お得意料理で鳴家の絵を書いたいなり寿司らしい。
第10作はそれぞれの短編の最初に
ちなんだ料理レシピが書いてあり、その但し書きがユーモアがあって、どれもクスッと笑ってしまった。
でも、最後の「あましょう」という短編は
男同士の友情を書いた
私が一番好きな作品で
これはウルッときてしまいました。
病弱でほとんど外には出られない
若だんなではあるけれど
三春屋の栄吉との友情はとても固いもので
それはこれからもずっと変わらないのだろうな。
これからもこの2人の成長が楽しみです。
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久々に読んだ、しゃばけシリーズ第10作。前作『ゆんでめて』、前々作『ころころろ』は、全編を通した仕掛けが施されていたが、通常のフォーマットに戻っただろうか。
「こいしくて」。ただでさえ病弱な一太郎なのに、長崎屋がある通町界隈には厄病神が溢れる。その原因とは…おいおい。知られざる江戸の防衛システム。神様も人間と同じということですか。後始末をどうするのか、気になる。
「やなりいなり」。長崎屋の離れに現れた奇妙な霊。一方、日限の親分はある事件を追っていた。最後にどう繋がるかや、霊の正体など、意外性があって面白い1編。あまりにも相手が悪かったねえ。そして、「彼」の運命は。
「からかみなり」。一太郎の父、藤兵衛が長崎屋に帰らない。事件に巻き込まれたのか? しかし、佐助や仁吉は一太郎を外に出してくれない。しかたなく離れで推理する…という、安楽椅子探偵的な1編。前にもこんなパターンがあったような。
「長崎屋のたまご」。空から降ってきた謎の玉子。鳴家(やなり)たちがいたずらして、玉子はどこかへ行ってしまった。深刻な事態の割には、ドタバタ劇のような乗りで、楽しい1編。それにしても、100人(?)もいるとは。どんな姿形なのだろう。
「あましょう」。外出もままならない一太郎が、久々に栄吉と話したいと懇願する。ところが、行ってみると店先では男2人が揉めている…。一太郎が首突っ込む理由はないだろうという突っ込みはさておき、男ってやつは…。最後の真相に驚く。
シリーズ第10作ともなると、かなり安定期に入った感があるかな。各編冒頭に、江戸時代のレシピが掲載されているのが、目新しいといえば目新しいが、料理をネタにした話は過去にもあったはずで、さほどレシピに意味がないような…。
固定ファンにはこのままでいいのかもしれないが、畠中恵さんは、この物語にどう区切りをつけるのだろう。一太郎はいつまで経っても病弱なままで、長崎屋を継ぐことはあるまい。熱心なファンではない僕だが、読み進めるほど一太郎の将来が気になる。
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『こいしくて』
一太郎の周囲に集まる病の神様と時花神。通町で巻起こる恋愛の騒動。橋に結界をはる橋姫が消えた京橋。
『やなりいなり』
一太郎が寝込む離に現れた幽霊。昼間から現れる不思議な幽霊。薬に執着するが何故幽霊になったのか?駿府から江戸にやって来た盗賊団。幽霊・猪吉が川に投げ込まれた理由。
『からかみなり』
一太郎の父親・藤兵衛が三日間も長崎屋に帰ってこない。様々な想像をするアヤカシたち。通町で起きる小雷。藤兵衛が連れて帰ってきた子供の正体。
『長崎屋のたまご』
空から降ってきた玉。家鳴が遊んでいる内に外に飛び出してしまう。玉を追う家鳴たち。長崎屋にやって来た百魅。玉と落ちた九十八魅を探しにきた三十魅。百魅と三十魅の兄弟喧嘩。まだ姿を見せない九十九魅。
『あましょう』
栄吉の働く安野屋で喧嘩をする五一と新六。勝手に房州に行った五一を責める新六。新六の妹と五一の破談。新たな妹の縁談のために見映えの悪い女と縁組みする新六。新六の嫁になるおえんに迫る人伐りに刺される五一。
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2014/12/18
前に読みかけていた磐音を追い越してこちらを先に読み終える。
レシピがかわいい。
やなりいなり食べたいねー
最後の話がほろりときた。
栄吉だって心配してるんだよ。
大事な人が死んじゃうのはどうしてもいやだよ。
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しゃばけシリーズ第十弾。
すべてレシピつきだが時間の測り方は鳴家に数えさせるという、鳴家がいないとできないレシピ(笑)
今回は最後の最後にホロリ。
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さて、今回の本は江戸時代の美味しい食べ物を
テーマにして話が進んで行きます。
内容は相変わらずの安定した(?)若旦那の病弱っぷりと
それを取りまく不思議なお話。
いつもホロリとする内容の話があるのですけど
今回も最後の「あましょう」は切なくって涙が出ました。
ところで
この本を読んでから「いなり寿司」をよく食べるようになった分かりやすい私です(笑)
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時代小説にファンタジーを取り込んだ作品で、読者に新しい世界を提供してくれている、畠中恵。
その『しゃばけ』シリーズの第10作が、文庫本となって書店に並んでいたので、迷いなく?読んでみることにしました。
今回も、大店「長崎屋」の若だんな、一太郎が主人公。
病気がちで”離れ”で伏せている時間が長い彼の元に、やっかいな客や揉め事が、飛び込んできます。
そしてその揉め事に、一太郎と、彼の昔からの馴染みの妖(あやかし)たちが立ち向かう、というストーリー。
今作は5つの短編で構成されていて、それぞれの話は独立しています。
ただし、共通のテーマとして「食べ物」が取り上げられていて、各話の冒頭に、その物語に登場する食べ物の、作り方が添えられています。
全体で大きなストーリーを構成するというわけではないので、シリアスさを感じず、このシリーズらしい、暖かで優しい雰囲気を楽しむことができました。
いつものメンバーが活躍しつつ、新しい人物が登場したり、登場人物たちが少しずつ、変化していくというのも、シリーズものの楽しみの一つですね。
1年後の次作も、期待したいと思います。
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やっぱり、馴染んだシリーズは、すぐに世界に入れてホッとします。
最後の話が一番好きかなあ。
若だんなの親友の栄吉、懐かしいです。
懐かしい、とか言っちゃうほど、登場がまれになってきたってことでしょうか?
いつまでも友情が続いて欲しいですね。
で、橋姫様が気になるんですが・・・
この話、まだ引っ張りますかね?
お料理レシピも、面白い趣向でした。
やなりいなりを作りたいけど、顔が難しそうだな~
レシピが載っていない、本文中の若だんなのご飯も美味しそうです。
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しゃばけシリーズ10作目。
●こいしくて
長崎屋のある通町界隈で、なぜか恋の病が大流行、
おまけに若だんなのもとへ、次々と疫病神が訪ねて来るというお話です。
●やなりいなり
狐の神様特製の「やなり稲荷」を食べている長崎屋の離れに
こっそりと横からいなりに手をつける幽霊が現れました・・・
●からかみなり
長崎屋の主人藤兵衛が街に出たまま三日帰らないため、
お店の面々はそれぞれの推理を話しあいます。
●長崎屋のたまご
空からおちてきた青い玉を拾った若だんな。
眼を放したすきに玉がどこかへ行ってしまい、
それを捜し魔物がきたから、さあ大変。
●あましょう
親友に会うために安野屋に出向いた若だんな。
その店では若い二人の客が大量の菓子を購入していました。
以上、5つの短編からなる作品です。
この本の特徴は何と言っても、
それぞれのお話の中に
江戸時代の美味しそうな食べ物のレシピが書かれていることでしょう。
お話もあいかわらずの「しゃばけ」風で、
ユーモアたっぷりの味付けは、心地よくいただけます。
そこへお料理レシピもついているなら、
このお料理、作って食べてみたくなります。
一番食べたくなったのは、「やなりいなり」でした。
かわいい鳴家の似顔絵の書いた「やなりいなり」は
一度は、食べてみたいものです。(*^_^*)
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少なくとも、レギュラーの過去話が時空を超えて妙に暗く語られたりしていなかったので、今回は気分よく楽しく読み終えた。
久し振りのシリーズだったけれど、作者が非常にプロらしくなってきたのを感じる。
デビュー作に大喜びしたあの頃と比較すると、いいころあいに肩の力が抜けた「面白い読み物」としてのスタンスがしっかり確立されている。
シリーズの数作は、読み飽きて、お義理になりつつあったのだけれど
もうすっかり安心して、このマンネリを楽しめる気がする。
てか早く文庫化してちょ。
2015年4月再読、再読参照
匿名
相変わらずたくさんの妖怪たちとわちゃわちゃしながら色々な事件に巻き込まれる若だんな。
今回は登場人物(人ではないのもいるけど)
多かったような?
この巻の結末には驚いたし
まさかこんなに切ないお話とは。
今までのお話の中で一番切なかったかもしれない。
最後の栄吉の言葉、胸にきました。
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簡単にまとめると
京橋の橋姫が恋をすることで通町が大混乱に。
落語の粗忽長屋が本当に。
長崎屋の旦那、藤兵衛が三日も帰ってこない。若旦那はなんでかと考える。
空から青い綺麗な玉が落ちてきた。鳴家たちが触って長崎屋の外へ飛んで行って大騒ぎ。
親友とその元許嫁の妹、そして自らの許嫁とその持参金で大騒ぎに。
といった五つのお話し。
なんか説得力がないというか切れがない感じ、それでも粗忽長屋もどきが良かったかな。
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今回はちょっとしたお料理レシピも〜!
・こいしくて
お江戸に変わった病が流行る?色んな神様が登場!
・やなりいなり
お江戸にて凶悪強盗が多発!そんな中、長崎屋に来たお客は幽霊?何者?目的は?
・からかみなり
若だんなのお父ちゃん藤兵衛が行方不明に?どこに行った〜?
・長崎屋のたまご
長崎屋の庭に落ちた空色のキレイな玉子?鳴家が大暴れ!
・あましょう
若だんな&栄吉、五一&新六の友情物語。
福田浩さん×畠中恵さん対談
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五つの話からなる短編集。
今回は神様、幽霊、妖がメインとなる話だった。各話の冒頭に書かれたレシピも面白い。最後の話『あましょう』では、切ない気持ちになった。
「友達ってもんは、親や子とは違う。お互いに話すらせず、会いもしなかったら、縁が薄まってゆくもんさ。気がついたら、ただの知り合いに化けちまうかもな」
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私の場合ですが、私はあんまり食に興味がないので、食に絡めた今回の話はあんまり合わなかったかな。
でも傑作の前巻の「ゆんでめて」をところどころ引きずっているのは相当面白かったです。
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江戸風の総菜のレシピを冒頭に載せたしりーず。
やなりいなりも鳴家の顔を模した稲荷ずしの作り方。
橋姫の恋物語から、生霊となったものの話。
生霊系の話が二つ入ってましたね。
雷神や雲の上の神様たちの話など、妖怪だけに収まらないスケールになってきてます。
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れしぴもついて、ますます絶好調!
鳴家がますますかわいい「しゃばけ」シリーズ第十作。さりげなく前作『ゆんでめて』を引きずっているのがまたなんとも。本当に屏風のぞきが復活(?)してよかった。
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大変久しぶりにまた読書がしたくなったために駅前の大きい本屋さんで手に取った本
帯のやなりがかわいくていろいろいたけどぶーたれ顔のにした!かわいい~
いつも最新が文庫ででるとすぐ買ってたのに全然本読まなくなってたから気づいたら読んでないのが2巻もでててびっくりした…
今回のはお話の最初にレシピがついててこれなら私もおいなりさんとか作れそう~
さらしとかがいちいち(きっちんぺーぱーも可)って書いてあるのがこだわってておもしろい
お話はまわりを振り回す橋姫の恋の話と、幽霊とおいなりさん、空からおっこちてきた妖の話とか
最後の結婚うんぬんの話、あばたのある相手の女の子が気の毒だなって思った
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しゃばけシリーズ10作目。
良い意味でも悪い意味でも安定の若旦那。
若旦那の周りの人たちは少しずつ変化していくのに、若旦那はそのまま。。
飛躍して欲しいもんだなぁ、いや、若旦那はそのままでも良いかなと気持ちが揺れますね。
最後の『あましょう』グッときました。
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久し振りに「しゃばけ」。元々特徴のある文体で、このシリーズに関してはそれが心地よかったのだが、どうも今回は読みづらかった。書き方が変化したのか、読み手であるこちらのせいかは分からない。
料理のレシピは面白いが、あんまり興味ないので飛ばした(本編に関わりないし)。
短編集なのだが、どれも後ちょっと、という感じ。うーん。期待度高すぎた?
Posted by ブクログ
今回は堂々と押してきましたね、食べ物ネタ。どれも冒頭のレシピがちゃんとレシピになっているあたり、こだわりを感じます。やなりいなり食べたい……と、これでは一体何の感想なのだか; ほんわかエンドが多いこのシリーズでしたが、今回は切ないラストの作品も混じっていましたね。いずれにせよ、まったり読ませていただきました。