【感想・ネタバレ】うそうそ(新潮文庫)のレビュー

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匿名

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久々の長編。
楽しい湯治の旅の筈が、兄や達はいなくなるし、ピンチ連続の旅になり、ハラハラしっぱなしでした。
新たなつくも神のお獅子可愛い。

#ほのぼの #癒やされる #ドキドキハラハラ

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2023年05月17日

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いい意味でいつも通りの安心展開。神様の悩みも人の世で起こるよもやまの悩み事も一緒。ハートフルな「君にもできるよ、自信を持って!」というメッセージに救われる人は多いだろう。 90

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2022年03月31日

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今回は何と、あの病弱な若だんなが箱根での湯治という人生初の旅行に出掛ける長篇作品。
ここまでの舞台を用意したからには、内容も完 全に番外編でした。
前にも書きましたが、佐助と仁吉は妖としての格からすれば無敵の存在であってもおかしくないのに、ほどほどにしか活躍させない塩梅が物語を面白くしています。
西條奈加さんが解説に江戸言葉と現代語の使い分けが絶妙と書いているように、いろんなところで畠中さんのバランス感覚が発揮されてこんなに面白い作品になっているのだと思います。
余談ですが、変化朝顔は今でも東京の下町では栽培されており、近所の商店街では毎年見ることができます。
変化朝顔の存在を知らないと気付かずに通り過ぎてしまう地味なものですが、こんな風情がいつまでも受け継がれて欲しいものです。

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2020年11月19日

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 しゃばけシリーズ第5弾です。しゃばけ祭りが続いています。
 本作は1作目のしゃばけ以来の長編作品です。
 畠中さんの作品は、短編と長編だと全然イメージが違うように感じます。長編のほうが妖怪色が強く、ファンタジー感が多いように思います。
 今回は若だんなが旅に出ます。あんなに身体の弱い若だんながかなり無茶をします。「え!ほんとに大丈夫?」ってくらいに無茶をします。
 長編はそこまで謎らしい謎が出ません。でも、頼りになる兄や2人が若だんなの側を離れてしまいます。いざって時には助けに来てくれるのですが、「離れちゃダメでしょ!」とつっこみたくなるくらいにさらっといなくなったりします。
 若だんなのおばあさんに会えるのかなと少し期待したのですが、残念ながら登場はしませんでした。でも、正体について、少し知ることができました。

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2017年09月19日

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本のタイトル「うそうそ」、嘘? と思って扉を開いたら意外な意味が……江戸を舟で出立早々に妖の兄や達と離れ離れになり心細い若だんな。そこからジェットコースターストーリーよろしく様々な災厄に巻き込まれていく。夢に現れた女の子の声の主の姫神様、いずれお江戸に遊びに来そうな予感がする。『食べるにも着るにも困らず、人の借金を負わされることもなく、住むところもある。家族もいる。これで文句を言ったら罰があたる。』という件が身につまされた。

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2017年09月05日

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ネタバレ

【あらすじ】
若だんな、生まれて初めて旅に出る!相変わらずひ弱で、怪我まで負った若だんなを、両親は箱根へ湯治にやることに。ところが道中、頼りの手代たちとはぐれた上に、宿では侍たちにさらわれて、山では天狗に襲撃される災難続き。しかも箱根の山神の怒りが原因らしい奇妙な地震も頻発し―。若だんなは無事に帰れるの?妖たちも大活躍の「しゃばけ」シリーズ第5弾は、待望の長編です。

【感想】

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2017年08月23日

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今回は若だんな、一太郎が箱根湯治に向かう道中で色々な問題に巻き込まれる長編物。出発早々から仁吉と佐助が何も言わないまま行方不明となり雲行きが怪しいところへ、様々な人物が現れ、様々なことが起こり、誰がいい人で誰が悪い人やら混乱しているうちに最後まで持っていかれました。今回も鳴家(やなり)が活躍。かわゆい。一太郎は大妖の孫なのに、こんな命がけのことに巻き込まれて、本当に死んじゃったらどうするの!と思ってしまうくらい、ドキドキ、ハラハラ。仁吉と佐助がそばにいないのがなんとも不安な感じ。そして、読み終わった後に、プロローグをもい一度読むと、なんとも味わい深い。

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2023年11月27日

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ページ数も少なく、もともとこの人のエッセイはギャグ要素が多いので本当にすぐ読める。

本作も笑いの要素はあるのだが、ちょっと少な目だったか。

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2022年09月12日

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一 江戸通町
二 塔ノ沢
三 芦ノ湖
四 東光庵薬師堂
五 箱根神社
六 地獄谷

今回は長編。
あの若だんなが旅に出る!?さて、どうなるか?
今回もかわいい妖達が大活躍!

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2021年10月23日

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しゃばけシリーズ第5弾
今回は短編集ではなく長編で描かれています。

病弱な若だんなに母が提案した「湯治に行ったら」と言う言葉。

若だんな、生まれて初めて旅に出る!
行き先は箱根!

2人の手代を従えて、と3匹の鳴家を袖に入れ、いざ出発!
したものの、次々と巻き込まれる災難にへとへと。
手代たちもどこかへ消えてしまう。

旅の行方はどうなる。 無事に帰れるのか。
それより何より、無事に温泉に辿り着けるのか。

「相手のあることは、何事も注文通りにはいかないから」

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2021年09月25日

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第二弾以降の短編集とは違って1冊で1つのお話になっていました。なのでそれなりに面白く星4つ。妖の生き生きとしたところや可愛らしいところがうまく引き出された旅編になっていたと思います。

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2021年07月18日

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若だんなが初めての旅にでる。
私も大好きな箱根、箱根に湯治。
一冊丸っと1つのストーリー、
江戸時代の箱根ってどんなだったんだろう。
一気に読みました。

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2021年07月12日

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20200801〜0803 しゃばけシリーズ第5段は初の長編。鳴家たちが何気に大活躍。自分の不甲斐なさに悩み、怯え、守り達の優しさにもつらくなり、、若旦那とお比女の憂いと苦しみは、なんか読んでいる私にも刺さってくる。でも、勇気を出して進むしかないのよね、頑張れ!

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2020年08月23日

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「しゃばけ」シリーズ第5弾は初の長編。
まめに死にかけている若だんながなんと!湯治に出かける。
出かける前から不穏な空気が漂っているけど
出かけた途端、頼みの綱の手代2人がいなくなり……
いろんな人や妖が登場し、いろんなことが起こる。
そのいろんなことが徐々に繋がっていき、無事に
解決されて、所々でまたまた寝込んだりしている若だんなもようやく湯治ができそうなところで終わります。
新しく登場したお侍の勝之進と孫右衛門、雲助の新龍、山神の娘のお比女ちゃんたちもそれぞれに訳ありで、
個性豊かで魅力的でした。
今月、第19巻が発売されたようで
まだまだ先は長いです。

………私もどれだけ不味いのかという薬は要らないけど、イケメンで頼りがいのある仁吉に世話されてみたい(笑)

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2020年07月27日

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「しゃばけ・若だんな」シリーズの第5弾。安定の面白さに加え、初の長編ということでじっくり楽しめる。純粋に歴史小説的なものとしても面白いのだが、人間の恐ろしさ・暗い部分も描かれていて心を動かされる。主人公である若だんなの中立的・冷静な視点が妙に馴染みやすく、自分の目を通して体験しているかのような読み心地。

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2020年04月07日

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ネタバレ

若旦那一太郎が家から出て箱根に湯治に行く話。 ただ湯治をする前に雲助だの侍だのに捕まってしまう。ただよくよく確認するとそれぞれに事情がある様で、わかだんな一太郎はなんとか、解決してやりたいと活躍。山の主だとか天狗とか出て来てまた箱根の山は大騒ぎ。ただ若旦那の何か世のやめ人のために自分は何をしているのだようかと思い悩み、成長して行く。久々のいい話だった。

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2020年02月27日

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しゃばけシリーズの本作は、珍しい長編でした。長崎屋の病弱な若旦那が湯治で箱根を訪れることがきっかけで起こる珍道中という感じでしたが、道中、山神やその娘のお比女、そのとりまきの天狗との遭遇で、若旦那が数々の災難に遭遇することになりますが、最後は良い感じでハッピーエンドとなり、ほっこりさせられる展開が良かったと思います!

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2019年03月16日

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シリーズ第5弾。
江戸時代が舞台の短編連作時代小説。
病弱な主人公一太郎が、今回初めて江戸を出て旅に出ます。
その旅道中での珍事件を妖怪たちと一緒に解決していく。

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2019年01月13日

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若旦那が江戸からでるって?最初から、ハプニング続出で、珍しいことに長編。色んな難題を片付けて、なんとか江戸まで帰ってくるよ。若旦那これでまた成長したね

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2017年12月03日

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長編。いつもの短編いっぱいではないのですが、相変わらずに読みやすさであっという間に読み終わってしまった。
今回は佐助、仁吉が前半ほとんど若だんなのそばに居ないという異常事態の中、人さらいに合うわ、地震にあうわ、謎の少女に嫌われるわと盛りだくさん不幸が舞い降りてきます。
そんな中、出会った籠担ぎ(雲助)の新龍が物語の要所要所でちょっかい出してきます。
昔話をしたり、はたまた人さらい側の籠を担いでみたり…。
今回から新たな付喪神おししも登場して、さらににぎやかになる若だんな達。
妖と神様に挟まれる若だんなの運命は如何に?
面白かったです。

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2017年07月19日

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しゃばけシリーズ第5作め、長編。

若だんなが箱根へ湯治旅行に向かうが次々とアクシデントが…。
神や妖、人の思いが色々と絡み合い、若だんなはゆっくりお湯に浸かるどころかお江戸以上に頑張ってしまう。

新たな仲間、印籠の付喪神、お獅子はこの先も出てくるんだろうか?鳴家とのセットが可愛らしかった。

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2017年05月07日

Posted by ブクログ

しゃばけシリーズ 第5段今回は長編です。うそうそたずねまわるさま。きょろきょろ。うろうろ。神様の中にも自分に自信が持てずに、千年ほど迷い、うそうそ己を探し続けている方もいるとか。箱根に湯治に行ったのに、お風呂にも入れずまたまた事件に巻き込まれる若だんな。それぞれの正義が話をややこしくする。みんな目の前の事しか見えてなくて、自分の信じる正義の為なら他に害が及ぼうが頓着しない。神様すら、自分の気持ちに振り回されているのに病弱な若だんなだけは大きな視点を持っている。若だんなは、何かちょっと人とも妖とも違っているようだ。すごいなーと思う部分もあるのに全然格好良くない。十八歳になる若旦那なのに、童のお比女と二人おんぶされたまま大活躍(笑)若だんなの印籠がついに付喪神に。印籠から出てきたお獅子に乗った鳴家達と追いかけっこしたいな。

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2017年10月16日

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1作目以来の長編。
序盤がやけに冗長気味に感じたので、このお話は短編が好きかな。
中盤からは安定の面白さでした。
鳴家が好きだなー

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

久しぶりの長編。今回、若だんなは生まれて初めて旅に出ることになる。しかし、箱根へ湯治に向かう道中、次から次に災難に見舞われ、湯治どころではなくなり……。若だんなは無事、問題を解決することができるのか。

先が気になって、ページをめくる手が止まらなかった。

「私はここにいる。……でも誰かの、何かの、この地の役に立っているんだろうか」

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2021年10月17日

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若だんなが箱根!旅!大丈夫なの!?ってかんじだけど、相変わらずの若だんなの精神の強さがでていたなあとおもう。おっきな朝顔見てみたい。

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2021年02月01日

Posted by ブクログ

安定して面白いシリーズ。今回も面白かったー!

解説で西條奈加が色々書いてあったのも面白かった!この人の本、雰囲気とっても似てる気がするから、仲良いのかなー?とか思ったり。毎回解説読んで思うんだけど、なーるほどそんな見方もあるんだなーと、結構解説もしっかり読み込んでます。笑笑

解説の書き方面白いと。その人の本も読みたくなったりするんだよなぁ。ただ、やたら解説中の解説。みたいな人も結構な数いて、いやいや単純に面白いか面白くないかでいいでしょーよ。と、思わなくもないけど、解説しなきゃならんからこんな小難しいこと言ってんのかなーとかも思う。

結構、思っても見なかったひとが解説書いたりしてると、え!このひとってこんなの読むんだ!いや、頼まれたのかもだけど?っていう楽しみ方とか、書き方で、なんか仲よさそうだなーとかもある。笑笑

本読んだあとの付録のような解説。私結構大好きです。

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2019年12月28日

Posted by ブクログ

久々長編…と言う事だったけど、少し雑に感じてしまった。場面転換について行けずに『ん?』ってなってるうちに話が何やら進んでしまった感じがやや多かった気がする。
あと、いつもの短編と比べて仁吉と佐助の関係性がちょっとまた違う印象が…
短編の方がしゃばけは好きなのかもしれない。

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2019年01月24日

Posted by ブクログ

虚弱な若だんなが、ついに江戸から出る!
波瀾まみれで始まって、毎度、どうなることやらと心配しつつ、とても楽しく読みました

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2018年11月28日

Posted by ブクログ

ドラマにもなりましたね。
本作は長編であります。
短編では明らかに安楽椅子探偵の趣でありますが、本作ではなんと道中ものになっています。
あの若だんなが旅とはそれだけで事件になりそうですね。(^^;
最初から兄やたちとはぐれたり、もうさんざんな旅になっているのがおかしいところです。(^^
事件はやはり長編なりの大事。
いつもとは違ってアクション満載感がありますので新鮮な気持ちで楽しめるかも。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

私はやっぱりこのシリーズ、短編の方が好きです……。
長編だとどうしても中だるみしてしまって、途中で何度も他の本に浮気してしまいました。

今回は箱根が舞台で、若だんなもいつもの長崎屋を飛び出して旅なんかしてて、目先が変わっておもしろかったですけれども。

若だんなはかわいそうだから、もうちょっと健康になって欲しい気もするんだけど、健康になっちゃったらつまらない気もするし(手代たちがやきもきしないもんね)……。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマ化されたやつです。
ドラマであれ〜?って思った部分は原作ではなかった。

ドラマで一番残念だったのは実は最後。
せっかく箱根まで湯治に行ったのに温泉に入らずに帰ってきちゃって、、、あんなに楽しみにしてたのに。
みんなで楽しく温泉に入ってきてほしかったの(そこ?(笑))

変に人が死んだりもしないし、

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2019年11月17日

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