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久々に読んだしゃばけシリーズ。
やっぱり面白いなー。人の良い若旦那に賑やかで楽しい妖の皆さん。読んでいてほっこりするシリーズです。
短編集でどの話も面白いけど、栄吉メインの『餡子は甘いか』が1番よかったかな。好きなのに上達しない、努力がなかなか結果に結びつかない苦悩や葛藤に読んでいる姿に、自分も泣きそうになってしまった…
各話色々問題ごとが起こるけど、基本的にハッピーエンドだから読んでいてスッとするのもこのシリーズが好きな理由なんだろうな。
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シリーズを最初からこつこつ読みはじめ、この七弾の一冊が、とても好き。
好きな人の喜ぶ顔がみたい、話がしたい、会いたい、認めてほしいという想いをまっすぐで。ちょっと照れくさい感情がはっきり表現されてるときは、読んでるこっちがおもはゆいというか、かゆくもなるけれども。
読み終えた後で、登場人物たちひとりひとりを振り返って、じんわり想いに浸れる。
とってもとっても好き!
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とうとう手持ちのしゃばけシリーズが最後になりました。とても楽しんで読むことができました。
本作はシリーズ第7弾で、短編モノです。
「いっちばん」は通町で横行しているスリの犯行に頭を悩ませる親分の話なのですが、若だんなを元気づけようとする妖たちとこのスリ事件が重なって・・・。若だんな大好きな妖たちにほっこりさせられます。
「いっぷく」では若だんなが三途の川で会った冬吉と再会。どうなったのかなと心配していたので、うれしかったです。
「天狗の使い魔」は妖怪色の強いお話でした。特にこれといった謎もなく、畠中さんの長編のファンタジーよりのお話でした。
「餡子は甘いか」では、菓子作りに行き詰まり、やめようとする栄吉。ずっと栄吉のがんばりを見てきたので、泣きそうになりました。
「ひなのちよがみ」ではすっぴんのお雛ちゃん登場です。昔の美人って今のどんなタイプなのかな・・・とか考えていました。
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【しゃばけシリーズ07】
しゃばけシリーズはとても好きで、数年に1度読み直している。
兄の松之助は長崎屋を出て、親友の栄吉は修行で出て、なんだか寂しそうな若だんなに訪れる短編集。
・いっちばん
いつものように日限の親分のために事件を解決しようとする若だんな。
寂しそうな若だんなに贈り物をしよう、と動き回る妖。結局全部つながって、妖のおかげで解決する。
妖のドタバタ感が読んでいていい。
・いっぷく
長崎屋が他の店との品比べをすることになる。
他の店の七之助がなんとも懐かしい。。。冬吉が登場だーって嬉しくなる。
商いとして、高級な品を出すのではなく、売れる品を出す、という藤兵衛のすごさにはまいった。
・天狗の使い魔
若だんなが天狗にさらわれる。
自分が大変な状況だから解決しよう、ではなく、このことを知った仁吉と佐助が怒って大変なことが起きるから、その前に解決したいというのが、なんとも面白い。
・餡子は甘いか
栄吉が修行に行っている「安野屋」に泥棒が入り、栄吉が巻き込まれていく。
若だんなにもらった砂糖を、栄吉がもうお菓子は作らないかもしれないと返すのは見ていて悲しくなった。
栄吉の視点で書かれていることが多いので、泥棒問題では、栄吉の状況をなぜか若だんなが知っているのが、家鳴たち妖が知らせているんんだろうなぁと見ていておかしくなった。
やり続けることができる才能がある、と言われて修行を続けることになった栄吉、結局お菓子を作るのが好きだという栄吉、なんだか頼もしい。
・ひなのちよがみ
薄化粧のお雛さん。前の話で、屛風のぞきが綺麗だって言ってたのは本当だった。
薄化粧になったお雛さんに、誰も気づけないのに、普通にわかって普通に接する若だんなとおたえが、おかしくてしょうがない。
若だんながいつもの悩み事とは違い、店を経営するうえでの解決策として考える姿に、感動すらした。
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しゃばけシリーズ。
通常こういう一人の主人公を据えたシリーズものって、登場人物は変化しないことが多いんですが、このシリーズは登場人物たちがどんどん入れ替わったり、変化していきます。
もちろん若旦那は相変わらず病弱なんですけどw
周りのお兄さんとか、幼馴染の栄吉とか。以前出てきた登場人物(白粉やのヒナちゃんや、以前若旦那が三途の川を渡りかけた時にあった人物が現れたり。しかも成長していたり、話が進んでいたり、時系列が進んでいるのが特徴的ですね。
しゃばけっていえば あやかし・もののけの話で、もちろん本作でも天狗が出てきたりするんですが、「餡子は甘いか」や、「ひなのちよがみ」は、もののけの物語というよりは、そうした若旦那の幼馴染の成長物語な感じがあり、妖怪たちもちょっとしか出てこなかったりします。
そういう意味で、他の妖怪の話とは違うなぁと思いますが、一太郎も、成長しようとしていて、その成長物語なんですよね。
全体として、がつがつしてなくて、真摯なんだけど、ほんわかした空気があってとても好きです。
この文庫版には巻末に畠中さんと、高橋留美子さんの対談が収録されていて面白かったです♪
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しゃばけシリーズ第7作目。短編集。
今回も安定の面白さ。人間も妖も、必死に何かを想って頑張る姿がとても良い。
栄吉の修行先でのお話「餡子は甘いか」がいちばん好き。
辛いよね~辛いよね栄吉!私も器用な方じゃないから気持ちわかるよ!!とめちゃくちゃ共感して、読みながら泣いてしまった…
でもひたむきに頑張っているところを、ちゃんと見てくれる人はいる。一皮むけた栄吉の今後が楽しみです。
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安定のしゃばけシリーズ。若旦那と妖怪たちが、江戸市中で起こるさまざまな「事件」を微笑ましく解決する。第7巻はどの話も罪のない平穏無事なもので、大作の後に読むにはとても楽だった。旅のお供に、ちょっとした休憩時間にぴったりの一冊。
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今回は何より栄吉君が一皮剥けるところが良かった。
これまで菓子作りが下手な事に対してかなり呑気に受け止めていた印象があったけれど、嫉妬心によって一度折れかけた後に自分がやりたいこと、やるべきとこを再認識したようです。
でも、栄吉君の菓子が美味しくなったら定番のネタが1つ減って寂しくなるかな。
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軽く読めるしゃばけシリーズ
たまに読みたくなって、読むと次も読みたくなる
餡子は甘いか の栄吉の頑張り
ひなのちよがみ のお雛ちゃんの健気さ
全編通しての若旦那の人の良さ
どんどん登場人物を好きになってく
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本作も短編5編でしたが、どの話もさすがの面白さでした。
若旦那の親友栄吉の修業先での葛藤の話がなかなか深くて良かったですね!どんどんこのシリーズ作品を読み進めていきたいと思います!
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シリーズ第7弾。
江戸時代が舞台の短編連作時代小説。
病弱な主人公の一太郎と、彼を守る妖怪たちの話。
大人になろうともがき始めた若旦那と、少しずれた妖怪たちのやりとりが面白い。
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相変わらず病弱な若だんな一太郎。今回は天狗にさらわれたり、お雛ちゃんの恋心と商売を見守ったり、幼馴染の栄吉のお菓子造りの情熱を見たりと、すぐに寝込んでしまいそうな案件満載です。少しずつ成長していく一太郎、今後も楽しみです。
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若旦那がどんどん悩み成長していく。黄泉の国で出会った若者とも再会を果たす。栄吉さんも菓子作りを頑張る。だんだんとこのストーリーにはまってしまってます。
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兄は結婚、幼馴染みは修行のため。
理由はそれぞれだけど二人が一時に離れていき元気のない若だんなを喜ばせたくて、贈り物を考える妖たちが健気。
自分の病弱っぷりに悔し涙する若だんなが徐々に大人になっているんだなぁと、兄やや両親に負けず劣らずの、若だんなに対して甘々な読者になりつつあります。
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しゃばけシリーズ第7弾。
あいかわらず優しさが漂う短編集。
表題作の「いっちばん」は
若旦那の兄も幼馴染も若旦那の元を離れ、若旦那は寂しいんじゃないか?だから我らが慰めなくては!という妖達の優しさから話が進みます。若旦那が喜んでくれる贈り物をしよう、と妖達がチームを組み、それぞれ奮闘、それがラストにはドタバタ賑やかで笑顔になれました。
「ひなのちよがみ」
白粉屋さんの厚化粧のお雛ちゃん。前回は店が火事に巻き込まれ店が大変、厚化粧どころじゃなくなりました。薄化粧になって店を立て直そうと頑張るお雛ちゃん。
薄化粧になった途端、周りの見る目が変わった様で…。
心根の優しいお雛ちゃんは元々好きな登場人物の1人でしたが今回は優しいだけじゃなく強く大人になりました。益々応援したくなります。
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しゃばけシリーズ第7段
兄は嫁取りをして外に出
親友は、お菓子つくりの修行のために余所へ
寂しい若旦那を慰めようと、妖たちが大騒ぎ
安定した楽しさ。
若旦那の成長も感じられますます絶好調
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若旦那の友達である菓子司三春屋の息子、栄吉が主人公の「餡子は甘いか」が泣かせます。菓子屋の跡取りなのに菓子作りが下手な栄吉ですが、それでも菓子を作るのが好きで、努力を続けていくのだと決心します。周りの大人たちが、栄吉のゆっくりした成長ぶりを認めて、急かさずに見守っている感じも好きです。
巻末に高橋留美子との対談も掲載されていて、お得感がありますよ。
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相変わらず、鳴家たちが可愛いです。若だんなに愛されていますね~。
その若だんなは、両親や妖の兄やたちに愛されていて…。
長崎屋には、いつも愛が溢れています。
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おなじみ畠中さんの「しゃばけ」シリーズの中の1冊です。文庫で発刊になったので買いました。
若旦那を始め登場人物もなじみですし安心して楽しめる一冊です。
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今回は『じんわり』と来るものが多かったかな?
何にしてもホッとできるシリーズ。
・いっちばん
若だんな、日限の親分と江戸で横行してる掏摸を追う。
小さい物語りの中でバラバラの物語りがスルスルと1つにまとまってく…楽しかったです。
・いっぷく
長崎屋が『品比べ』に巻き込まれる。
若だんなに新たな友ができる?
・天狗の使い魔
若だんなが誘拐される!
大人しく人質となっていない若だんな(笑)
さて、どうなるか?
・餡子は甘いか
若だんなの親友・栄吉の目線で書かれてる章。
栄吉、がんばれ!
・ひなのちよがみ
薄化粧のお雛さん。それはそれは美しく可愛らしい。
お雛さん・許嫁の正三郎、そこに現れた秀二郎さんの三角関係…どうなるのか?
・高橋留美子×畠中恵 相思相愛対談❤︎
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五つの話からなる短編集。
『いっぷく』では若だんながある人物と再会し、こちらまで嬉しくなった。
『餡子は甘いか』では、栄吉の菓子作りに対する苦悩が窺え、また、人の気質はそう簡単に変わるものではないのだなと思った。
『ひなのちよがみ』では、紅白粉問屋一色屋のお雛さんの、その後を知ることができてよかった。
「何事に付け、やり続ける事が出来ると言うのも、確かに才の一つに違いないんだ。」(『餡子は甘いか』より)
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今回もほのぼのと1日で読めました。
シリーズもので7作目ともなるとなかなか飛び抜けて面白い、記憶に残る7作目とまでは行きませんがとても好きな作品です。
お雛ちゃんが白塗りをとるお話、栄吉の修行の話が今回の作品の中では好きなお話かな。
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天狗に攫われてしまうお話が凄い面白かった。
お江戸の狐や狛犬達も巻き込んで大騒動!
わちゃわちゃしてる感じが妖達なのになんとま可愛い!
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今回もほっこり安心できる優しい物語ばかりだった。家鳴り達も大活躍!商売敵や天狗、お雛ちゃんを巡る正三郎のライバルといった難題を持ってくる輩が沢山登場してきます!それでも負けずに頑張る若旦那が相変わらず素敵!
最後の「しくじりは、何回してもいいんです。次に繋げていけばいい。大丈夫ですよ」っていう兄や達の言葉が胸に響いた。二人に言われると、余計に胸にしみます!
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しゃばけ第7弾。5話からなる短編集。
4話目『餡子は甘いか』は、若だんなの親友栄吉の修行先での話。好きなことを続けていくのには、挫折や迷いを日々抱えながらも諦めず継続することが大切と改めて感じた。
Posted by ブクログ
栄吉がすごいのか、好きな事なら続けられるものなのか・・・。一度は挫折しかかったけど、今日もまずい餡子を作り続ける栄吉はすごいな。継続は力なり??今回も飲み友達が欲しい天狗が出てきたりして面白い。最後の高橋留美子さんとの対談で、日本の怪にすごく怖いものが少なくて、どこか抜けていてちょっと親近感のわくようなのが多いのは、日本には人を襲う獣が少ないせいではないか?又、島国故侵略される事が少ない事も影響しているのでは?っとある。確かにそうなのかもなーっと思った。特にしゃばけシリーズに出てくる怪達はほんとに、その辺にいれば楽しいのになぁーっと思うような。猫を飼うような感じで一緒に暮らせそうな気にさせられるような、そんなやつらばかりだ。
Posted by ブクログ
若旦那が活躍する(?)短編集。
シリーズの中でどんどん若旦那も成長していて,いつまでも続いて欲しいシリーズです。
短編も良いけれど,長編も読みたいな。
Posted by ブクログ
とっても安定してて安心して読める。
ほんわかあったかい話で特に難解とかそういった類の話でもないので待ち合わせとか空いた時間に手にとるとちょうどいい。
しかしオモシロいっちゃーおもしろいのだが、いかんせん『そろそろ、ね?』といったマンネリ感が隠せない。
もう終わらせてもいいんじゃない??