【感想・ネタバレ】ひなこまち(新潮文庫)のレビュー

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匿名

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「ゆんでめて」の事柄が少し出て来て、なんだか切なく、また皆が無事な事にホッとします。
禰々子さん、やはり強くて格好いいです。

#ほのぼの #癒やされる #切ない

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2023年05月30日

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ある一枚の木札がきっかけで、困っている人が長崎屋に次々と現れて…。そんな困っている人達を妖達の力を借りつつも、なんとか自分で解決しようとする若旦那。とても心優しい若旦那にほっこりとする。

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2021年05月09日

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しっかりと世界観を守って描かれていて、今作も楽しく読めました。最終話『河童の秘薬』で、ほろっと泣いちゃった。若だんな、人としてかっこいいよ。

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2015年05月13日

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今作は、お江戸のミスコン?ひなこまちを決める事になって浮き立つ町とおなじみ若だんなの周りで起こった事件の短編5編。
いつの時代も奇麗に見られたい女子と美人好きの男どもはいるわけで、そこに玉の輿を企む親も入って大騒動。
怪談風味の話もあり、河童のお宝や二度目?の花見もあり。
木札が呼んだか若だんなのもとに持ち込まれる困りごとを若だんなと愉快な妖たちが解決していくお江戸ファンタジー

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2015年03月29日

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短編集だけど、すべての話がつながってる連作。
「お願いです 助けてください」と書かれた木札により、若だんながひたすら困ってる人を助けるという話。
若だんなは相変わらず体は弱いけど、今回はそれなりに行動的で、がんばってたね。
「ゆんでめて」がところどころに出てくるのが、くすっと笑える。
楽しめました♪

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2015年03月04日

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手を変え品を変えとはこのこと!
ずっと続いている大好きな「しゃばけ」シリーズですが
今回は「たすけて」の木片で、すべての話が繋がっている。
いつも構成に変化をつけていて、たまならいです。
そして落語好きの獏。くくく。いいなぁ。
若だんなは本当に心が広くて、そして優しいお方。
自分の弱いところを把握して、その代わりにできることをやろうとする。
今、最も必要で、そしてなかなかできないスキル。
自分の弱点を把握する・・・。深いなぁ。

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2015年01月14日

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安定のしゃばけシリーズ。
通勤電車で読んでいたけど、ほっこりした気持ちになれて癒された。
連ドラを見ているような、映像がありありと浮かぶのは本当にすごい!ネッフリで連ドラして欲しい。

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2024年03月06日

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禰々子ねえさんの再登場が嬉しい
力も意志も強いねえさんがいると、仁吉と佐助が本来の妖のヤバさが出ているのが面白かった

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2022年04月06日

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若だんなも随分しっかりしてきたもんだ。
今回は彼が兄やたちの静止を押し切って動いたことによぅて状況がたくさん好転しました。
いろんな事件が起こるにせよ、勝手な行動がなぜか憎めない妖たちの愛嬌と、若だんなの真っ直ぐさにとても癒されます。

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2021年10月29日

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助けて下さいという木札に引き寄せられた若旦那は船箪笥、爆、雛小町、かっぱの惚れ薬から出てくる、侍の離婚騒動。
結果的にその奥方の夢の中に取り込まれた若旦那たち一行がそれを解決してその木札の文字が消える。短編がいくつもあるが、前の階からだんだん、一体の話が増えてきていて構成が非常に良いね。

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2020年06月21日

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シリーズ第11弾の本作は、「お願いです。助けてください」と書かれた謎の木札を中心に雛小町を選ぶ騒動が絡み、若旦那と妖怪たちが奮闘する短編5編なのですが、実は長編1編だったりして、さすがの安定感のある面白いストーリーでした。最後のオチには、ほっこりさせられました!

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2019年05月18日

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町民、僧侶、武家、妖・・・皆それぞれの生きる上での苦労はあれど、誰かを想ったり、より良き未来を願ったりは同じなのね。なんとも、ほんわか気持ちよく、楽しく読めました。ねねこ姉貴が私は好き

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2019年01月08日

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ゆんでめてで語られた未来のもう一つの話。
同じネタで2話かけるっていうんだからまあある意味作家さんとしてはいい思い付きな気がしますがね・・
やっぱ屏風覗きは元気でなくちゃ調子が出ませんね。
若旦那の恋話はこのあとまた出てくるのかなぁ。。。河童の姉御とか、どんどんレギュラー化しそうな妖怪が増えていきますね。まさに百鬼夜行ですw

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2017年08月15日

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ネタバレ

 一見短編集、でも実はつながっていて、全ての謎が解ける最後の短編「河童の秘薬」が面白かったです。特に、安吾さんと雪柳さんの正体を知ったときはカタルシスがありました。ああ、このための短編連作だったんだと、納得しました。
 屏風覗きは「あ、死んだ」のセリフと共に、明るくあっけなく、また死んでしまったかと思いました。生きててくれて、本当に良かったです。
 相変わらずやなりたち妖も可愛いし、兄や達のマジ喧嘩(一瞬だったけど)は興味深いし、佐助とねねこの今後がすごく気になりました。しゃばけシリーズは外れがなくて本当に楽しいです。

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2017年03月11日

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ネタバレ

わいわいがやがや
毎度、妖たちが賑やかに楽しそうな
ほっとする物語です

確か以前にお花見してたような。。。
別のところでですかね。
若旦那に用意される食事は
いつもいつも美味しそうで、お腹が空きます笑
しかも豪華絢爛!!
いつかあのお花見弁当を食べて見たい
レシピ本でないかな。

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2016年10月18日

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ネタバレ

2015/11/21
今回は悲しいこともなくてよかった。
若だんなが悲しいのは嫌だ。
若だんなの成長に目を細める兄やたちに目を細めますよ、私は。
表紙の溺れる屏風のぞきの絵が見るたびにくすくす笑えるすばらしい出来栄え。

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2015年11月23日

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 しゃばけシリーズ第11作。冒頭で『お願いです、助けて下さい』と書かれた謎の木札が出てくる。全5編とも、一太郎に困りごとが持ち込まれるというパターンである。

 「ろくでなしの船箪笥」。祖父の形見にもらったという箪笥が開かない。本家は中を確かめさせろという。この箪笥を一時預かっている店では、怪異が続出し…。こんなところに大ヒントがあったとは。最も困っていた者の正体とは…。

 「ばくのふだ」。怪談で評判の噺家。一方、おなじみの広徳寺の寛朝が、お札が効かなくなり困り果てる。噺家の正体と、どう繋がるのか。ミステリーとしても意外性があり面白いが、結局、一番怖いのは人間ということか…。

 「ひなこまち」。現代で言うところのミスコン「雛小町」の話題で、江戸は持ちきりであった。うまくいけば、大名の目に留まるかも…。便乗して悪い商売をする奴らをとっちめる、捕物帳的な1編。もうちょっとしっかりしなさいよ、お父さん…。

 「さくらがり」。珍しく花見に行くことにした一行。場所はあの広徳寺。となれば、何かが起きるのがお約束。ある妖がお礼に薬を持ってくるが…飲めるかこんなもん! 夫婦の難しさは現代と同じ。武家ならばなおさらである。

 「河童の秘薬」。タイトルがそのまんま。簡単に述べると、先の4編の続きというか、完結編である。そんなところがそのように繋がっていたとは。○の中だけに、何だか騙されたみたいだが、めでたしめでたし…なのか?

 前作『やなりいなり』と違い、全5編が最後に繋がるなど、なかなかひねっているが、安定期を感じさせるのは同じだろうか。一太郎自身が危機に陥ったり、トラブルに見舞われる展開は、ここのところ見られなくなっている。

 たとえて言えば、『妖怪ウォッチ』の乗りに近い気がする。『妖怪ウォッチ』はいい意味でマンネリであり、実は大人が見ても面白い。何より、安心して見ていられる。しばらくややマンネリな路線で行くのか、嵐の前の静けさなのか、はてさて。

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2015年09月25日

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江戸の大店、長崎屋の跡取り息子と妖たちが、困った人間や妖の頼みごとを解決していく。全5編からなる。悪い妖は登場しない。読みやすくて、面白かった。

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2015年05月21日

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冬吉だのねね子だの、きれいさっぱりわすれてた。一応単行本最新刊以外は全部読んだんだけどなぁ。もう一回シリーズ後半読み直さないとなぁ。話の作り方としては円を描けていて、そこがとても好き。

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2015年04月17日

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安定しているので安心して読み進め、安心して読み終わりました。「ゆんでめて」の時の何とも言えない不安感というかドキドキはなく、一篇ずつがとにかく安心して読める感じでした。ところどころに出てくる「ゆんでめて」の余韻が何とも言えないよい味を出しています。ほっこり、そして、ああもう一度会いたいな、と思う感じです。
兄や二人はいつも通り素敵であり、ねねこ姉さんはそれ以上に素敵でした。
あっさりしてはいるけれど、畠中さん得意の連作短編、最後にほっこり謎が解けるのでありました。

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2015年02月17日

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ネタバレ

『ろくでなしの船箪笥』 本家の祖父の葬式のために大阪に帰郷していた小乃屋 の兄弟。形見分けとして貰った船箪笥。その箪笥の中 に何か貴重なものがあると疑う叔父。叔父の指示で江 戸の叶屋に預けられた船箪笥。叶屋を襲った怪異。叶 屋の大番頭と番頭の対立。船箪笥の中の根付けに隠さ れた秘密。

『ばくのふだ』 最近はやりの怖い話を聞かせる落語家の話を聞きに 行った若旦那。寄席で突然落語家に斬りかかった覆面 の武士。その日を境に悪夢が現実の世界にあふれだす 状況が・・・。落語家・場久の話す怖い話の出所に隠 された秘密。

『ひなこまち』 江戸の町で話題になっている雛小町選び。雛人形のモ デルになった女性が大名の側室となることができる。 器量のいい娘を持つ親たちの興奮。雛小町に選ばれる ために需要が増えた古着。古着屋の店さきから盗まれ る古着。盗品と知って売りさばく上方屋。

『さくらがり』 花見のために広徳寺にやってきた若旦那一行。船箪笥 の事件のお礼にやってきた河童の寧々子。寧々子の 持ってきた河童の秘薬。秘薬を譲ってほしいと頼んで きた武士・安居。安居の妻が突然出家すると言い出し たので何とかしてほしいと頼み込む安居。惚れ薬を飲 んで暴走する着物。

『河童の秘薬』 河童の秘薬の中で呑めば何が起きるかわからないと言 われる秘薬を飲んだ安居の妻・雪柳の訪問。雪柳につ いてきた子供。迷子の子供を自身番に連れていく途中 迷い込んだ夢の世界。場久の登場。雛小町選びと事件 の関係。

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2015年02月12日

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今回もどっぷり江戸の世界に浸からせてくれたこのシリーズ

助けを求める声が書かれた一枚の木札を元に若旦那がはりきっちゃうお話

改めて考えるとどの巻でも若旦那は大抵人(か妖)助けをしてるなあ

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2015年01月09日

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雛小町(今のミスコン?)と『お願いです、助けて下さい』と書かれた木札を軸に5話の短編で構成されていました。
河童の秘薬、漠等今回もハチャメチャな展開で面白かったです。
コロナ禍で自粛が続く中なので、皆で花見酒が余計楽しそうでした。
妖達はコロナにかからないから、密でも大丈夫だしマスク飲食しなくても良いから羨ましい(-∀-)

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2022年05月29日

Posted by ブクログ

ある時、ふと現れた『お願いです、助けて下さい』という木札。そこから始まる。

・ろくでなしの船箪笥
若だんなの友・七之助が亡くなった祖父から形見としてもらった船箪笥…何故か抽斗が開かない!

・ばくのふだ
悪夢を食べる漠の物語り。漠が噺家に?

・ひなこまち
美しい娘を1人雛小町に選ぶというイベントが事件を引き起こす!

・さくらがり
若だんな花見に行く。もちろん妖たちも一緒…何も起こらないはずがない(笑)

・河童の秘薬
河童からもらった秘薬。
さくらがりで知り合ったお侍さんにあげるが…またまた怪奇なできごとに巻き込まれてしまう若だんな。

・お馴染まない一席・・・柳家喬太郎

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2022年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ第11弾。助けを求める木札が私が若だんなの手元に。困っている誰かを助けたいと次々起こる問題に奔走する若だんなと妖たち。短篇のようで実は最初の木札の話と繋がっていて、ラストはみんなが幸せになれてよかった。

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2017年05月28日

Posted by ブクログ

久し振りのしゃばけシリーズ。
もう11作目なんですねぇ。

雛小町、現代のミスコンみたいなものですかね。
若だんなは相変わらずの病弱っぷりだけれど、今回はそこまでへたれてもなかった!
若だんな、変わらないなぁと思っていたけれど、最後の
『ここで逃げたら、男じゃないもの』
にはグッときました。

もっとしっかりしてよ〜!と思う時もあるけれど、やっぱり若だんなにはそのままでいてほしい。
なんだこの矛盾は!

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2015年09月28日

Posted by ブクログ

今回も、いつも通りだった。
前々回の『ゆんでめて』ネタが随所に見られる。
妖たちの空気感と、兄や達のイマイチ役に立たない感もいつも通り。
謎解きもののようなそうでないようなよくわからないほにゃほにゃ感もいつも通り。

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2015年02月15日

Posted by ブクログ

 鳴家に癒されたいが為にこのシリーズを読んでいるような気がしてくる昨今。一匹二匹袖の中に入れておきたいです(真顔)
 一見バラバラの五編のお話が、一つに繋がる短編連作。しゃばけの世界観の中では少し異色作の「ばくのふだ」が、個人的には好きでした。
 河童の禰々子は、以前読んだ「Fantasy Seller」収録「太郎君、東へ」に出てきたアネゴですね。あれ、しゃばけシリーズにも出てきたことあったんだっけ……?;

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2015年02月09日

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話自体は好き。…なんだけど、いつ頃からか読みづらい文体になったなあと。「えどさがし」よりは、ましだったけど。
大事なことなので二度言うけど、話自体は好き。だからちゃんと買って読んだよ!

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2015年01月15日

Posted by ブクログ

今回は若だんなが困っている人達を助ける。というお話で、いままでも困り事を解決したりして何もしていなかったわけではないけれど一番の違いは「私は子供じゃない!」と強い意思表示をしたことでしょうか。
兄や達には誇らしいような寂しいような若だんなの成長でしょうか。

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2015年01月11日

Posted by ブクログ

大好きなシリーズ第11弾。
今回は若旦那は結構な災難に巻き込まれます。
短編連作になっていて、話はそれぞれ完結するけど、同じ登場人物が出てきて、話がいろいろ進んでいく。
途中でラストがわかってしまうのだけど、それでもいいラストだなあと思う。

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2019年01月13日

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