【感想・ネタバレ】ゆんでめて(新潮文庫)のレビュー

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匿名

購入済み

今回は衝撃的な始まりでした。
ちよっと泣くかと思うぐらい。
混乱しながら読み進め・・・。
最後は良かったとホッとしました。

#ほのぼの #癒やされる #切ない

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2023年05月24日

Posted by ブクログ

相変わらず面白い!ハズレなしの傑作。

短編は苦手ですが、収録された5つの短編がひとつの物語を作り出す仕掛け。よくできていて、おもしろい。あっという間に読み終わってしまうのだけが難点。もっとこの世界に遊んでいたいのに!

きゅんげーっ!

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2018年12月01日

Posted by ブクログ

ひらがなのタイトルが、毎度何を意味するのかが楽しみ。今回も弓手馬手という新たな知識を得られた。解説でも言及されていた時間の逆行の手法は面白い。初め(4年前)の話で屏風のぞきを失った若だんなの悲しみに共感。禰々子河童、色っぽい(o^^o)いけない、だんだん鳴家みたいになってきた。

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2017年09月05日

Posted by ブクログ

しゃばけシリーズ9分作目。短編集風だけど、話が繋がっていて、最初は違和感不安感でいっぱいだったけど最後の話で、それらが払拭され、いつもの心地よさがもどってきた。

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2016年03月30日

Posted by ブクログ

一章、二章と読み進めるうち、『あれ?なんだかお話が遡ってるよね?』と不思議に思いました。
最初、「え?そんな、火事で付喪神を失ったとか、あったっけ?あ、火事はあったかも?これは、私は色々忘れてるな?1、2冊前から読み返さないとダメかな?」と思ったのです。
人生の分岐点、そこへ遡る旅だったとは!
“インタラプト”は無事、修正されたってことでしょうか!?
時代小説+SFですね?
とても面白かったです!

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2017年06月02日

Posted by ブクログ

しゃばけシリーズ第9弾

自分にとっての分岐点って、どこだったのかなぁ〜
そんなことを考えたくなる話でした。
ちょっとしたことから、ゆんで(左手)ではなくめて(右手)に進んでしまった若旦那。その世界を時間を遡りながら話は進み、最後は分岐点にもどり、そして、“ゆんで”に進む世界へ。
“めて”に進んだ世界もいろいろな事件があり、楽しい出会いがあり、そして悲しい別れがあり。
いつものように面白く読みながら、ちょっと不思議な気持ちになりました。なんだか、毎日を大切に生きていきたいなぁと思わせてくれる話でした。

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2024年06月04日

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ネタバレ

今回のお話は新しいトリックが使われていてとても斬新でしたね。しかしながらそうだったのか!なんと!といったようなどんでん返し系ではなくて、あくまでこのシリーズの作風を壊さない素敵なしかけでした。

私ももしかして弓手と馬手に別れてたかもしれないそんな風に思えました。

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2022年02月11日

Posted by ブクログ

なんとも微妙な出足から始まり、どうも各編の日付けが不思議だなと思っていたら、そういう仕掛けがあったのですね。
若だんなが花見に行くとなると、どんどん人や妖が集まってきて、途中で邪魔が入るものの結果的にはみんな楽しそうな様子が良かったです。
これも若だんなの人柄でしょうね。

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2021年05月16日

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ネタバレ

弓手(ゆんで=左)馬手(めて=右)
という題名。若だんなが4年前右に行ったばかりにいろんなことが起こる第9作。
最初、お話の展開がわからず、2度繰り返して読みました。
結局、何事も起こらなかったことになったらしく
火事でいなくなった屏風のぞきも次回作ではちゃんといます(笑)
ちょっと理解しにくいストーリー展開だったし
せっかくの素敵なキャラ(今で言うなら宝塚の男役のような)の
禰々子さんとも会ったことを忘れてしまうのですが
一つ一つのお話は面白かったです。
やはり、9作目ともなるといろんなことが起こりますね〜
これからも楽しみです。

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2020年09月05日

Posted by ブクログ

解説に書かれていてやっと内容が理解できました。はじめが4年後、次3年後、2年後、1年後そして今というストーリーの流れでしたか。 屏風のぞきが黒焦げ、という話でなかが進んでいくとそうでもない、どうなってんのか思っていました。 確かに義理兄の子供が何歳とあるので、それで年代が変わっていることが分かるのですが。まあ、それにしてもストーリーが非常に凝っていて一話ずつでも結構味がある。
今後の展開も面白そうです。

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2020年04月30日

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シリーズ9作目の本作は、いつも通りの短編5編の構成で、屏風のぞきの修復に関する話や上方からの嫁騒動、化け合い合戦で盛り上がるお花見、豪雨騒動に巻き込まれる話、時間を売る謎の商売する男との話とどれも若旦那と妖との良い掛けあいが、なかなか面白かったです!

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2019年04月21日

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弓手(左)、馬手(右)。
その日、とある妖しを見かけた若だんなは、そのあとを追って左の道を行くところを右へ行ってしまった。
そこから始まる数年の物語。

左右の選択の違いから、そのあとの運命ががらっと変わってくる。
それぞれに災難もあるし、出会いもある。

さあ、どちらの道を進む?

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2019年01月24日

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あの時の選択が違っていたら未来も違っていただろうに
というお話
神様をみた若旦那が向かった方向によりへんな寄り道をしてしまい大事な妖友達を失ってしまう。
病弱でいつも1人で寂しい思いをしている若旦那にとっては辛い話
このストーリーの書き方の面白いところは、現在からどんどん過去に向かっていき
分かれ道に戻るところ
胸にジーン来ました。
シリーズの中で1番好きかも

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2017年12月19日

Posted by ブクログ

この物語の仕掛けに感服.4年3年2年と遡る形でターニングポイントに戻っていく.あり得なかった未来の中で出会った人とこれからどう関わるのか,ねねと佐助もいい感じだし,次巻が楽しみ.

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2017年03月24日

Posted by ブクログ

あのとき別の道を選んでいたら…


誰しもあるはずの分岐点。
屏風のぞきが行方不明になってしまった後のお話。

時売り、お花見、めっぽう強い女子おねさん、若旦那嫁をもらう(!?)など。

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2016年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ 第9弾

「ゆんで」は「弓手」・・・左手
「めて」は「馬手」・・・右手

左手の方向に行くはずが、右手に進んでしまった為に未来が変わってしまい、変わった未来のお話。

<ゆんでめて>
四年後のお話。
付喪神の屏風のぞきがいなくなり、若旦那が探すお話。
私も屏風のぞきが大好きなので、えっ!これからのお話に屏風のぞきが登場しなくなるの!?と焦りました。

<こいやこい>
三年後。
七之助さんの上方からやってくる許嫁‘千里‘が誰かを5人のうちから当てるお話。
偽千里の一人 かなめさん を若旦那が気に入ったようで・・・これも心配でした。

<花のしたにて合戦したる>
二年後。
飛鳥山に大勢でお花見に行く話。
今これから丁度お花見シーズンなので、もしかしたら大勢のお花見客(特に宴会を派手に開いている人たち)の中には妖たちがいるかも!とわくわくしました。

<雨の日の客>
一年後のお話。

<始まりの日>
現在。

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2016年03月22日

Posted by ブクログ

不思議な展開だった。読み終えて、また最初からペラペラとページをめくってみる。

自分も今日、違う道をあるいていたら?
違う店で買い物をしていたら?
もし違う未来へ進んだとしても、そっちの道がよいとは限らない。どちらへ進んでも、自分次第ということかな。

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2015年12月28日

Posted by ブクログ

今回も面白かった。あの時もしああしていれば?と考える事は、誰しもあるよね?今回はそんなお話。別れ道を弓手(左)に行った場合と馬手(右)に行った場合、ちょっとしたきっかけで大きく未来が変わる場合がある。神様のうっかりで馬手に進んだ後数年後のお話から始まる。あの時弓手に進んでいれば・・・日々後悔する若旦那。未来からどんどん遡ってくる構成が面白い。未来から現在。そして本来行くはずだった弓手に戻って、今後どう展開していくのだろう?馬手の未来は弓手の未来にどう影響してくるのだろう?愉しみだな♪

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2017年10月16日

ネタバレ 購入済み

切ない読後感

今回、個人的には読みづらく感じてしまった。
なぜ花見の席にいなくなったはずの屏風のぞきが…?とか。
あとがきで解説されていた通り、この巻は敢えていつもと違う時系列で書かれていたからだと思います。
それと初っ端から屏風のぞきが消えてしまうという暗い雰囲気で始まり
いつもよりしゃばけシリーズのほのぼの感は無いように感じました。
最後の話まで読んでなるほど〜という感じにはなりましたが、
禰々子河童はもう登場しないのかな。。結構魅力的なキャラクターだったのに。
どちらの道を選んでも得られるものもあれば失うものもあるよ、という感じでしょうか。

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2022年10月05日

Posted by ブクログ

これは…頭が少し混乱しました(笑)

あまり内容を書くとネタバレになるので、メモ程度に。

・ゆんでめて
屏風のぞき、いづこへ…

・こいやこい
いつかに出てきた若だんなの友・七之助が結婚?!
な・なんと…婚約者・千里が5人も?!誰が本物か?

・花の下にて合戦したる
若だんな飛鳥山へ花見に行く。
色々な妖達、友人とともに大騒ぎ。

・雨の日の客
男前な女の妖が登場?かっこいい!
降り止まぬ雨の中、避難に急ぐ江戸の人々。
そんな中、事件が起こる…

・始まりの日
時売り屋・八津屋さん登場。
長崎屋にしつこく絡む…

…あとがき(大森望さん)

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2022年02月12日

Posted by ブクログ

五つの話からなる短編集。
屛風のぞき、カムバーック!(泣)初っ端から悲しい思いにとらわれた。読み進めていくうちに、なるほどそういう事かと、安心した。作者の飽きさせないストーリー仕掛けに感服する。

「始まるのは、知らぬ明日」

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2021年10月28日

Posted by ブクログ

人生は選択の繰り返し。
選択によって出会う人、出会わない人が出てくる。
今回は一年ごとに遡って話が進んでいくので、何度か前のページに戻って読み直したりしました。

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2021年02月07日

Posted by ブクログ

久しぶりのしゃばけシリーズ。途中のどれを読んでないのかわからん。
続編も読まないといけないらしい。


新着棚にあったので借用

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2017年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ第9弾。
あの日、あの時、こうしていれば…という後悔は誰にでもあるもの。二手に別れているあの道をあの時もう一方に行っていたら…と後悔し続ける若だんな。読みつつ、物語の時系列がバラバラで読みにくいなぁと思ったけど、ラストで納得。選ばなかったもう一方の人生をどういう訳かやり直すことができた若だんなが羨ましい。

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2017年05月16日

Posted by ブクログ

シリーズ9作目。パラレルワールド。左の道を行くはずだったのに、右の道に行ってしまったために変わってしまった未来。屏風のぞきがいないと寂しいなぁ。河童の禰々子が出てきたのが嬉しい!あの佐助を子分のように扱うなんて、さすが河童の親分!パラレルワールドの中だけと言わず、また登場して欲しいなぁ!

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2017年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あの道を行かなければ。

なんと凝った構造。最初、いきなり時間が飛ぶし、屏風のぞきはいなくなるし、びっくりしたが、最後まで読んで腑に落ちて、ああ、とため息。まさか「しゃばけ」シリーズで、SFが来るとは。

「こいやこい」七之助がお嫁さんをもらう。けれどそれには、久しぶりに会う幼馴染の彼女を当てなくてはいけなくて。若だんなの恋も、実は並行世界の話だとわかれば、更に切ない。

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2016年09月09日

Posted by ブクログ

※ネタバレあり
まず最初に屏風覗きがいなくなるのが呆気なく書かれていてびっくりした。
読んでるうちに「ああなるほどそういうネタかー」と納得。面白かった。

欲を言うともっと家鳴に活躍の場が欲しかった。

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2015年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「しゃばけ」シリーズ第9弾。短編連作集。
兄の松之助の家へ向かう途中、左へ曲がるつもりが小さな社を見つけたので右へ曲がった若旦那。
あの時右に曲がらなければ……と若旦那はずっと後悔していて読んでいてしんみりしてしまう。
その日から4年後、3年後、2年後、1年後と、遡るようにして短編があり、最後の最後腑に落ちてスッキリした。
あっけないような気がしたが、しゃばけシリーズはあっさりめが割と好き。

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2015年05月05日

Posted by ブクログ

ゆんで(弓手=左手) めで(馬手=右手)
左の道と右の道 選んだ道で大きく変わる未来
そんなお話。

1話目を読んで、いきなりの展開で
「まさか!? 夢オチとか?!」 と思うも
2話目、3話目とそのまま進むので益々混乱。
(というか、少しずつ時間がさかのぼる)

でも、長く読んでいる人には
何となく違和感も感じられるので、「何かがおかしい」と思った所の5話目でネタばらし。

「納まり」が良く「ああ、こうだよね」 って感じで終ります。

でも、どっちの道に行っても
出会う人がいて別れる人がいて。
それは本人には分からなくて「神」のみぞ知る事。
きっと、現実の私達もそうなんでしょうね。

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2015年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけシリーズ。
いつもの、若だんなと妖たちのあれこれだが、ある悲しい出来事が起きる元となる分岐点をテーマに、時間を遡った描き方をしていました。

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2015年06月17日

Posted by ブクログ

しゃばけシリーズ。
シリーズ第9弾。
今回は切ない話から始まります。
屏風覗きや他のつくもがみたちを失ってしまう話から始まり、時間を遡るように他の妖怪や、若だんなの恋、水害などの話が展開する。
「あの日右の道を選んでいれば、未来は変わったのだろうか」と言うのがテーマで、題名の「ゆんでめて」は「弓手(左手)馬手(右手)」のこと。
最終話で、本来進むべきはずだった道へ進み、今までの話がなかったことに感じられますが、これから起こるということであり、なかったことにはならない。
次作にも絡んでいるようで、次を読むのが楽しみ。

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2019年01月13日

Posted by ブクログ

もし、あのとき、右でなく左を選んでいたら。ifをテーマにしていることは、すぐわかるが、時間はリセットされてしまったのかと考えると釈然としない。Aの事柄がBに繋がりと云う訳でなく、それぞれは独立した物語だしね。
解説によれば、完全にリセットされてわけじゃないとのこと。
こちらが大切な何かを読み落としているかなと思うが、著者と当方のリズムがズレテきているような気が前作からしている。
とりあえず、続巻まで判断を留保したい。

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2019年05月02日

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