【感想・ネタバレ】おおきく振りかぶって(18)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

榛名さんが先輩好きすぎて・・・!
ていうか秋丸が自分とタブって痛いったらないwww

個人的には秋丸の言い分もわかるので共感しまくりでした。
やっぱりひぐち先生の描くキャラは応援したくなるなー。

阿部のもやもやした感じがもうたまらんくなりました。
結局榛名さんが大好きなんだよね

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2011年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「おおきく振りかぶって」を読んできて、今までで一番心を掴まれた一冊だった。
榛名と秋丸の関係性、お互いに相手のことをどう思ってどう捉えているか、榛名の秋丸に対する態度、そして阿部の”今の榛名”に対して納得いかない気持ちでいること。なかなかうまく交錯することのできない色々な人の感情が、この巻では溢れているような気がした。

私は結構榛名のことが好きだ。中学の時故障して腐っていたという過去から、高校で一旦部活から離れることを余儀なくされた自分と被る気がして、親近感を持ったからかもしれない。俺様なところがあるけど基本ストイックに練習して野球に対して真剣だし、私自身が努力を積む人に対して基本好感を持ってしまうからというのもある。

阿部が「シニアのてめえはなんだったんだよ」って言っているところがあるけど、そのときの経験があるから今の榛名があるんじゃないかなって思う。
怪我していた榛名に対して中学の時の監督が知らないふりをしていた。その経験から、多分榛名は「自分を守れるのは自分だけ」というように考えるようになったんじゃないかなあ。元々自尊心が高い性格だし、人に頼るということがなかなかできないんじゃないか。でもそれが、武蔵野の先輩たちには自然とできるようになってきたのは、少しずつ時間をかけて、先輩たちとの信頼関係を結ぶことができたから。
それに怪我をしたからわかることだけど、一度大きな怪我をしたら「次また同じようなことが起こって、部活ができなくなって試合に出られなくなったらどうしよう」という気持ちがどうしても残る。臆病になる。
榛名が球数制限していたのは、また同じようなことを繰り返したくなかったから。
今の阿部なら、自分が足を怪我したことから、もしかしたらシニアの時の榛名の気持ちを少し理解することができるんじゃないかなあ、と思うけど、どうなんだろう。
難しいかもしれない。そう簡単な話じゃないから。
今までに全力投球してくれと頭を下げて願い出たこともあったのに、それでも80球までしか投げないという考えを貫き通した榛名。そんな榛名が、高校野球ではチームのために全力投球する姿を見てしまったら。
三橋の捕手として、三橋を最大限活躍させたいと思っている阿部だからこそ、自分が捕手としてシニアの時あんなに活かしたいと思っていた投手が全力投球するところを見たら、それができなかった悔しさと、なんで今全力投球できるんだという思いがあるのでは。

「シニアのてめえはなんだったんだよ」
このセリフは、重要な意味を持つ。
榛名は大きく成長した選手になった。過去を乗り越えて、チームのためを考えるくらいに。
これがシニアのときのままだったら、チームメイトに感化されずにこれまでと同じようにただ練習をしているだけだったら、武蔵野はここまで強くならなかったし、榛名のチームメイトに対する考えも何も変わらず、「チームのために」という考えは生まれなかったと思う。

そんな中での場違い秋丸。
秋丸の野球に対する意識を変えるには、この一言があれば解決する気がする。
ただ一言、

「俺は、お前に捕手をしてほしいんだよ!」

これじゃないかと。(口調はこれでいいのか自信ない)

榛名はこれまでに、秋丸に「スタメンとれ」とか「練習しろよ」というようなことは言ってきている。
それはすべて、秋丸に今よりももっと強くなってもらって野球に対して本気になってもらって、一緒に野球をやりたいという気持ちから。
でも、肝心の榛名個人としての気持ちが伝わる言葉がない。全部命令口調で、「俺が~したいと思っている」という願望を表わすところがまったくない。
こういうのを見ていると、言葉って本当に大事だなあとか、相手に意味が伝わってこその言葉だなあとか思う。

秋丸は自分のことを”榛名の子分”という風に思っている。
町田さんが秋丸のことを「赤ん坊のころから榛名と一緒にいるっていうのに、榛名に触発されないのか?」と疑問に思っているシーンがある。
思うに、触発されなかったのは、”自分は榛名の子分だから”という意識がずっとあったせいかもしれない。
自分のことを「壁」というように、野球において”自分は榛名の球を捕るだけの存在”という考えが小さな頃からあるせいで、受け止める役割に徹してしまっている。
主観で言ってしまうけど、これは榛名がいけない。
だって、自分の気持ちを正直にぶつけていないもの。
秋丸がのほほんとした性格だからというのは別として、榛名がガーッと吐きだして秋丸が受け皿となる体勢が染み付いてしまっているから、秋丸が自分の気持ちをガーッと出す機会が失われてしまった、と言ったほうが正しいのかな。とりあえず榛名は今後命令口調を控えて素直な気持ちを伝えたほうがいい。
自分がここまで言っているんだから、と榛名は考えているところがある。でもそれが秋丸には伝わっていない。お互いの考えが上手いこと合わさって、秋丸の中での野球に対する意識とかが変われば、確かに榛名の野球人生変わってる気がするわ。

これからどう変わっていくのか。
それが楽しみで今からニヤニヤしてしまう。

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2012年08月27日

Posted by ブクログ

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武蔵野対春日部戦の続きから。
西浦夏合宿について割かれているページは半分くらい。

武蔵野戦のスコアを見て落ち込む阿部くんに、三橋くんが言葉足らずすぎてまた激怒させてしまう。三橋くんは心の中で思ってるだけの声を全部口に出せば解決しそうなんだけどな……。察して間に入って話を逸らす千代ちゃん。

榛名さんは次のARC戦で80球以上、全部投げる事に。その試合は西浦も観戦に行く。秋丸が登場してつづく~。
 
カバー裏は春日部について。応援と日増しに臭くなっていく春日部の選手。
オマケページは夏合宿と西浦の学校の地図、アイちゃんの事情と野球部員の芸術選択科目について。

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2012年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

敵キャラが立ってきて、面白さの深みが増してきた。

この調子でやってたら、主人公たちが卒業するのは
10年後か?(笑)

非常に丁寧に、モチベーションや能力の違いのあるキャラクターを
書きわけていて、好感が持てる作品。
超人がいないのもいい。ある程度の才能を持った人は
出てくるが、これは実際にもそうだろう。

引き続き、単行本が出たら即買う作品リスト継続。

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2011年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

来期に備えた(笑)秋丸の覚醒はあるのか?
榛名も良い感じで熱くなってきたし、阿部もいじいじスッキリしないし(笑)みんな試合が終わって一皮むけるんでしょうかね?^^;

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2011年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

野球漫画って言うと、タッチやH2みたいな恋愛・青春ゴリゴリものやMAJORやドリームスみたいな主人公が尋常じゃないくらい球速すぎるありえないもの(個人的にMAJORは好きなんだけどね)が多いけど、おおきく振りかぶってはリアルな高校野球が描かれてて、元高校球児には共感できるものが多い作品だと思う。トレーニング方法とかもよく研究されてて、現役の子たちで取り入れてる子もいるんじゃないかな?できれば高校生のときに読みたかったー。この18巻は主人公たちの描写が少なくて、少し寂しい感じがするので、☆3にしました。

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2011年11月30日

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