アニメ化もした十文字青の冒険物!「グリムガル」という地に過去の記憶がないまま飛ばされたハルヒロたちが、生きていくために義勇兵となって、大変な思いをしながらも魔物たちと戦っていくストーリー。
この作品、なんといってもその精巧な描写が特徴です。まるで本当に生きているかのような。まるで実際にそこにいるかのような。弱い敵だと思いがちなゴブリンでさえ、一体倒すことが大変。そのことを思い知らされるのも醍醐味です!
もちろん、ゴブリンを倒すことだけでは物語は終わりません。そんな環境におかれたハルヒロたち主人公は、いろいろな出来事に戸惑いながら前に進んでいきます。圧倒的な力の前に、危険な目に会うことも数知れず。出会いと別れを繰り返し、彼らは成長します。信頼し、お互いを大切に思うことで、乗り越えていく彼らにもう目は釘付け!ぜひ楽しんでください。
感情タグBEST3
終わりに近づいた
後書きにも終章の開始とあったように、今まで以上に怒涛の展開だったのと、物語の終わりに近づいた感の多い巻でした。
恋愛模様も大きな進展があって、改めて良い巻でした。早く続きが読みたいです。
ほんとおもしろい
一難去ってまた一難。一息入った場面でも、ハルヒロの語りや描写等がリアルでグリムガル世界の空気を感じて物語に間延びが1ミリもなくてほんとおもしろい。何より展開が全く読めない。それは現実の人生のように時に理不尽で厳しい。次巻が待ち遠しい。読んで損なしです。
Posted by ブクログ
良い意味でグリムガルらしい展開。
いとも簡単にピンチになる冒険、絶望的な戦いなどいつも通り落ち着く暇が全くない。
メリィに入ってる存在も明かされラストに向けて加速した感じ。
最後は超展開からさらっと三年くらい経っていたけど普通に時間はその続きからになるのだろうか。
まだ完結までは最低でも数巻はかかると思う上に先の展開は全く読めないので次巻を楽しみに待とうと思います。
もうヤバい、それしか言えん
この巻はもういろいろありすぎて...この世界はとことんハルヒロに厳しいと思う。一つ思うのはハッピーエンドになる未来が全く見えない。なのにくそ面白いから困る。今までの巻で一番面白かった。
ターニングポイント
この作品にはいくつかのターニングポイントがあるが,今作もその一つであったように思える。
グリムガルの世界に沿うようなシリアスな展開が続き,次巻が気になる引きで終わる内容であった。一部伏線回収等もあり,第1巻から読み直したくなる巻であった。
痛快・爽快の読後感が得られる作品ではないが,独特の世界観の中で必死に”生きている”登場人物らの活躍が熱い作品だと思う。異世界の登場人物の心情や情景を想像したい方にはぜひおすすめです。