【感想・ネタバレ】アサギロ~浅葱狼~ 1のレビュー

「新撰組」の作品は数あるが、もうお腹いっぱいという人にも是非読んでもらいたい作品。
剣術メインのストーリー構成と迫力満点の立会い、そして個性豊かなのちの「狼」たちのコミカルなやり取りがこの作品の魅力だ。
沖田総司となる惣次郎は格別の強さと「頭の弱い」感じの微妙なバランスが魅力的。そして、惣次郎が慕う近藤勇は引きこもり気味だが、圧倒的な大らかさと立会時の凄まじい迫力に読んでいて引きこまれてしまう。
そんな二人が通う道場・試衛館には、竹刀剣術とは異なる「斬る」ことを主とした教えと人を引き付ける近藤の魅力で「狼」が次々に集う。一人一人の「狼」を背景から丹念に描き個性豊かに仕上げているのも作品の魅力だ。
ただ、やはり一番の魅力は見ごたえ十分の立会シーン。刀は斬れる。その当たり前を存分に活かした描き口は、迫力がコマから溢れだす。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

この物語は、沖田総司(惣次郎)12歳、白河藩の剣術指南と立ち会い、勝ちを収めた、というエピソードから始まる。

総司主役で12歳!江戸の試衛館時代の話からスタート!
これだけで心躍る設定ですぐさま買い求めたんだけど、実際に読んでみたらこれがまた面白い!

青年誌っぽい絵柄で人を選ぶ、というような評を見かけたけれど、なんの、うまいし迫力もあるし、何より人物が活き活きしている。
沖田少年の表情がいいよね。子どもらしくて、喜怒哀楽のはっきりでる顔。

従来の沖田のイメージで読むと違うかも、というような評も見かけたような。
たしかに儚い系や美少年系を期待すると違うかもしれないけど、「生意気盛りの明るい天才少年」というこの漫画の沖田像もすごくいい。
変に達観していないというか、傲慢だったり天狗になってたりするのが、ちゃんと子供らしくて。

それに、そんなに従来のイメージと離れている気もしないな。あんまり物を深く考えない(=感覚的な)たちの沖田ってけっこう見かけるよね(笑)。
剣は天才的なのに、性格が未熟で発展途上なのが、読んでてとてもおもしろいし、先が気になる。
十分、“かわいい”沖田総司だと思う。

ただ、まだ重要キャラが近藤勇しか出てこないのと、切腹&介錯のシーンや拷問のシーンがリアルで、ちょっとでもグロいのがダメなひとは厳しいかも。
2巻以降は、なじみのキャラも出てくるし、話的にもとっつきやすくなっている気がする。
1巻と2巻両方(土方ファンなら3巻まで)同時に買うことをおすすめします(笑)。

1
2011年04月25日

jn

ネタバレ 購入済み

新しい

新撰組といえば、かっこよく素敵に描かれることが多いですが、ちゃんとみんなちょんまげで、内部の裏切りや処罰もしっかり描かれてます。考えさせられます。沖田がカッコいい感じじゃないの面白い。主人公が沖田なので、どこまで描かれるのか、、、新撰組の最後まで続いてほしい、、、!

#ドキドキハラハラ #深い #タメになる

0
2022年02月03日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

剣豪

沖田総司幼少の頃からのお話し。新撰組や白虎隊等、幕末の話が好きで無料だったので読んで見た。が、絵がどうにも苦手だった。。

0
2024年05月20日

「少年マンガ」ランキング