【感想・ネタバレ】アサギロ~浅葱狼~ 14のレビュー

「新撰組」の作品は数あるが、もうお腹いっぱいという人にも是非読んでもらいたい作品。
剣術メインのストーリー構成と迫力満点の立会い、そして個性豊かなのちの「狼」たちのコミカルなやり取りがこの作品の魅力だ。
沖田総司となる惣次郎は格別の強さと「頭の弱い」感じの微妙なバランスが魅力的。そして、惣次郎が慕う近藤勇は引きこもり気味だが、圧倒的な大らかさと立会時の凄まじい迫力に読んでいて引きこまれてしまう。
そんな二人が通う道場・試衛館には、竹刀剣術とは異なる「斬る」ことを主とした教えと人を引き付ける近藤の魅力で「狼」が次々に集う。一人一人の「狼」を背景から丹念に描き個性豊かに仕上げているのも作品の魅力だ。
ただ、やはり一番の魅力は見ごたえ十分の立会シーン。刀は斬れる。その当たり前を存分に活かした描き口は、迫力がコマから溢れだす。

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Posted by ブクログ

局中法度、発布。武士に憧れた農民や商人の小倅、食い詰め浪人やら、罪人やら、身元怪しげな烏合の衆だった新選組。規律を正すために必要だったのでしょうが…。これから起こる粛清の嵐を思うと気が重いですね。史実だからどうしようもないのだけど、魅力的なキャラが居なくなるのは寂しいな〜。

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2016年09月05日

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