「新撰組」の作品は数あるが、もうお腹いっぱいという人にも是非読んでもらいたい作品。
剣術メインのストーリー構成と迫力満点の立会い、そして個性豊かなのちの「狼」たちのコミカルなやり取りがこの作品の魅力だ。
沖田総司となる惣次郎は格別の強さと「頭の弱い」感じの微妙なバランスが魅力的。そして、惣次郎が慕う近藤勇は引きこもり気味だが、圧倒的な大らかさと立会時の凄まじい迫力に読んでいて引きこまれてしまう。
そんな二人が通う道場・試衛館には、竹刀剣術とは異なる「斬る」ことを主とした教えと人を引き付ける近藤の魅力で「狼」が次々に集う。一人一人の「狼」を背景から丹念に描き個性豊かに仕上げているのも作品の魅力だ。
ただ、やはり一番の魅力は見ごたえ十分の立会シーン。刀は斬れる。その当たり前を存分に活かした描き口は、迫力がコマから溢れだす。
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Posted by ブクログ
京都への道中で人知れず、維新志士と合戦かわしてます。岡田以蔵がへっぴり腰なのが、なんだか以外。なんであれ各々が志を持って参加している倒幕運動。その中で、状況に流されてしまっているということなのでしょう。
そして、京都到着。
歴史の語り部・目撃者となる八木家の面々登場。お母さんの肝っ玉が強くてとてもよろしい。京女のテンプレって感じなのかな。
清河八郎の策略が動き出すところで11巻へ。
さあ、京都ついたぞ。