SF・ファンタジーランキング(日間)
-
1位歴史と伝統の国、麗虎国。次期大神官の鶏冠は、相変わらず市井の民に学問を教えるべく、身分を隠して奔走している。そのそばには成長した天青の姿があった……。皆が待ち望んだ、その後の物語がここに!
-
2位〈氷と炎の歌〉で描かれる世界の300年前、東方のヴァリリアからドラゴンを従えてウェスタロスを征服したエイゴン一世に始まるターガリエン家の治世を綴った年代記。原書を二分冊・2カ月連続刊行。後半部の第Ⅱ巻では、〈少壮王〉ヴィセーリス一世の時代から、ターガリエン王朝の二血統間で、〈鉄の玉座〉をめぐって争われた熾烈な抗争〈双竜の舞踏〉、そして、〈滅竜王〉エイゴン三世の治世を描く。本書を原作にした米ドラマ「House of the Dragon」が製作中。
-
3位2024年本屋大賞5位『レーエンデ国物語』多崎礼の原点! 彼女は歌うーーあなたへの愛を。これからの希望を。 アンスタビリス山脈の上空を彷徨(ルビ:さまよ)う浮き島・ラティオ島。〈本の姫〉とともに文字(スペル)を回収する旅も終わりが近づく中、アンガスらはレッドの襲撃を受ける。レッドは文字(スペル)を暴走させ、どんなに求めても得られないものを創り出した世界の滅亡を企んでいた。憎しみの連鎖を断ち切るため、アンガスと〈本の姫〉、ジョニーは第七聖域と呼ばれるラティオ島へと向かう。「希望」は「絶望」に打ち克つことができるのかーー。文字(ルビ:スペル)に秘められた本当の意味とはーー。 4巻連続刊行! 2つの物語は遂に完結へ 人を信じる〈あなた〉に贈るファンタジー
-
5位幼き頃よりファンタジーRPG世界に焦がれていた少年《神宮寺真一》。 月日は巡り、少年が老人となったとき、VRゲーム《ニューワールド&ニューライフ》が世に放たれた。 その日、念願だった《仮想現実世界》に飛び込んだ老人は、プレイを始めると間もなくゲームから姿を消す。 圧倒的なリアリティ、見たこともないモンスター、存在しないはずのスキル……。 異世界《テッラ》に転生した老人は青年に姿を変え、冒険者《ジン》として第二の人生を歩み始める。 今までの人生と、新たなる旅路。すべてに感謝の念を抱いて。 ※本作品は『異世界転生に感謝を』シリーズ全7巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
-
6位あなたを愛しています。 兄妹は互いを愛していた。きっと、最期のときまで。 累計22万部突破! 2024年本屋大賞ノミネート作「レーエンデ国物語」シリーズ最新作 ーーー 四大名家の嫡男・レオナルドは佳き少年だった。 生まれよく心根よく聡明な彼は旧市街の夏祭りに繰り出し、 街の熱気のなか劇場の少女と出会う。 ――そして、真実を知り、一族が有する銀夢草の畑を焼き払った。 権力が生む欺瞞に失望した彼の前に現れたのは、片脚を無くした異母妹・ルクレツィアだった。 孤島城におわす不死の御子、一面に咲き誇る銀夢草、弾を込められた長銃。 夜明け前が一番暗い、だがそれは希望へと繋がる。
-
8位サザードン迷宮の十階層に出現したミノタウロス。本来ならば中ボス程度の存在だったミノタウロスはなぜか、独自の行動をとり、迷宮内でその存在感を増していった。こぞって「打倒ミノタウロス」に挑む冒険者たち。しかし、彼らは皆、ことごとく敗退していく。そんなミノタウロスを手練れの冒険者たちが放っておく理由はなかった。「天剣」の異名を持つ剣士パーシヴァルもその一人で、彼は普通ならばパーティーで臨む階層にもたった一人で冒険に出て涼しい顔で戻ってくる、真の上級者だった。しかし、そのパーシヴァルですらミノタウロスの前に敗れ去るのだった。 もっとだ! もっと、もっと、闘いを! もっと、もっと、強い敵を! ただひたすら求道者のごとく強さを追い求め、みるみる強大になっていくミノタウロス。ついには迷宮のルールすら超えた存在として、迷宮に君臨していく……。 『辺境の老騎士』の支援BISが贈る、「なろう」文学最高峰との呼び声高い名作が、ついに合本で登場!
-
10位次の人類補完計画の舞台「地球」となるべく膨張を続ける月。そこから飛来した巨大岩盤「ヨモツヒラサカ」は、シンジとスーパーエヴァの起こしたサードインパクトによって太平洋日本近海に落着し、「ヨモツヒラサカ新島」と名付けられた。 ロンギヌスリングによる締め上げで衰えていく地球だったが、当面の敵であった黒の巨人・アルマロスが倒されたことに人々は希望を見出していた。だが、 [アルマロスを倒した巨人が次のアルマロスになる]という法則が存在し、それにユーロエヴァ/ウルトビーズとパイロットであるヒカリが取り込まれたことに、まだ誰も気付いていなかった。 サードインパクト直前で時間を凍結され、新たに出現したエヴァ最終号機の中でのみかろうじて存在しているシンジ、芽生えた自我と折り合いを付け始める綾波レイ達、エヴァに溶けヒトの枠を越えたモノを見ているアスカ……彼らはヨモツヒラサカ新島より飛来する地球に終焉をもたらす事象にどう立ち向かうのか? そして人類補完計画が失敗した世界の終焉という強固で無慈悲なサイクルから逃れられるのか?
-
11位グイン・サーガ148 ドリアン王子が攫われたとの知らせを受けたイシュトヴァーンは、急遽クリスタルを出てイシュタールに引き返す。旧モンゴールの徒が、ドリアン王子をアムネリスの血を引く正統なゴーラ王として擁立し、トーラスを占拠してイシュトヴァーンの王権を否定したのである。ついに上がった反乱の狼煙に、イシュトヴァーンは激怒し、自ら軍を率いてトーラスへと進軍する。モンゴールのかつての都、トーラスに戦火の嵐が迫っていた。
-
12位フィリエルは女王候補の資格を得るために、ルーンは騎士としてフィリエルの側にいることを許されるために。 お互いを想い、二人はそれぞれ命を賭けた旅に出る。 旅路の果てに再会した二人が目にしたものとは!? ※本書は、二〇〇五年一二月、中公文庫より刊行された『西の善き魔女VIII 真昼の星迷走』を角川文庫化したものが底本です。
-
13位王弟のジョンが何者かに殺された。 一時は本当に死んだと思われたが、彼はなんと一命を取り留めたのだ。 しかしオフィーリアは、ジョンは“生き返った”のではないかと疑念を抱く。そう、自身と同じ、妖精王リアの呪いで。 そうなれば、最期の願いを叶えない限り、ジョンは再び十日後に死ぬ。 焦りを募らせるオフィーリアは、不本意ながらも王配であるデイヴィットに助言をもらいつつ、犯人を探し始める。 だが【犯行が可能】な容疑者はおらず、まるで透明人間の仕業のようで……!? 女王が謎に迫る王宮ミステリー第二弾!
-
14位十九世紀末のフランス・パリ。職人ノアは、故人の姿を見ることができる特別な幻燈機の製作を得意としていた。新たな依頼人は、鏡だらけの奇妙な屋敷で暮らすマルグリット。五年前に亡くなった彼女の妹シャルレーヌの過去を読み解くうち、ノアは姉妹の秘密に呑み込まれてゆく……。SFと幻想が融合した世界を紡ぎ続ける著者、待望の第二作品集。/【目次】感傷ファンタスマゴリィ/さよならも言えない/4W/Working With Wounded Women/終景累ヶ辻(しゅうけいかさねがつじ)/ウィッチクラフト≠マレフィキウム/解説=高原英理
-
15位
-
16位チュルクが、マルヤムが、ミスルが、そして死んだはずのアンドラゴラスひきいる叛乱軍が、王都エクバターナに迫る。軍師亡きパルス軍は決死の防戦で敵をしりぞけるが……。蛇王ザッハークとの戦いはいかなる結末を迎えるのか? 全16巻の架空歴史ロマン、堂々完結!
-
18位京都が生んだ、やさしい奇跡。 ホルモー・シリーズ以来16年ぶり 京都×青春感動作 女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。 謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。 京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――。 今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない 人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。 大学時代を京都で過ごした万城目学さんが『鴨川ホルモー』でデビューしたのは2006年。その後も『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』など、独自の世界観と鮮烈な感性で私たちを驚かせ続けてきましたが、意外にも京都を舞台にしたのは『ホルモー六景』(2007年)が最後でした。 その万城目さんが16年ぶりに京都に帰って来ます。収められた2篇はそれぞれ、女子高校生と男子大学生を主人公としたド直球の青春小説。まさに「ホルモー」シリーズの万城目学、再来!とも言えますが、「ホルモー」が途轍もない勢いを感じさせる作品だとしたら、本書は瑞々しい感性はそのままに、しかしどこか成熟の匂いがします。 京都で起こる奇跡のようなフシギな出来事が、私たちの心の中にじんわりと優しく、同時になんとも切ない感情を呼び起こすのです。青春とは、人生とは、こうしたものかもしれない、そういう名状しがたい感動が心に拡がります。もしかすると、これまでのどの万城目作品にもなかった読後感かもしれません。 鮮烈なデビューから17年。いまふたたび、万城目学に「再」入門してみてはいかがでしょうか。
-
20位奴隷(レッド)の少女の行先は、「処刑台」か「玉座」か――。全世界シリーズ累計400万部突破!裏切りファンタジー。 仲間の命と引き換えに、新国王に身を差し出したメア。囚われた彼女は国民の前に引きずり出され、忠誠を誓わされる。逃げ場のない檻で執拗に拷問されるなか、国王暗殺を目論むクーデターが勃発。支配階級“シルバー”に潜む反国王派は、かつて追放された正統な王位継承者――メアがともに戦ってきた元王子のカルを味方に引き入れようと企んでいた。交錯する疑惑と陰謀、疾風怒濤の第3幕!
-
21位
-
22位曄燎国(ようりょうこく)一番の悪女と名高い、後宮に暮らす賢妃(けんひ)の皐琳麗(こう りんれい)。 圧倒的な美貌と強さを持つ彼女の本性は、化粧を愛し、化粧品の開発に命を賭ける、地味顔の気弱な少女だった。 市井に戻って化粧箱の開発・販売に没頭したいという琳麗の意に反し、皇帝の唯一の寵愛を得てしまう。仕方なく後宮内で化粧品の営業活動に精を出していたけれど、本当は心置きなく夢を追いかけたかった。 そんな折、これまで姿を隠していた皇太后が公の場に現れ、琳麗は皇太后からある取引をもちかけられる。 皇帝を裏切ることになるその取引をのんだことで、琳麗は皇帝の怒りに触れてしまい……痛快後宮恋愛ファンタジー、待望の続刊登場!
-
23位魔法学校を揺るがした、帝国の襲撃。垣間見た三大魔術師の過去と、転生の秘密。そして苦楽をともにした学友たちとの別れ――。 大きな試練を乗り越えたマキアは、今は〈救世主の守護者〉として、トールたちとフレジール皇国へ向かう旅路にあった。その途中、前世の記憶を呼び覚ますため、世界樹を擁するヴァベル教国に立ち寄る。世界の始まりからあるという大樹にマキアが触れたとき、追憶の旅が始まるのだった――。 これは〈世界で一番悪い魔女〉になる、とある魔女の物語。いつか、誰かの、片想いが紡いだ物語。
-
26位内乱以来、魔導士への迫害がさらに悪化したラバルタ。デュナンはミオ師の私塾で学ぶ魔導士の卵だが、落ちこぼれだ。ある日、私塾が魔導士を逆恨みする村人に襲われ、師や兄弟子たちが殺されてしまう。生き残った弟弟子と妹弟子を連れ、必死で逃げるデュナン。だが、所詮は子どもの足、魔導士狩りの人々に追われ、力尽きた彼女らを救ったのは、貴族の庶子ノエと元騎士のガンドだった。四人が魔導士とは気づかず助けてくれたのだ。デュナンは、自分たちは魔導士に追われていると嘘をつくが……。『魔導の系譜』『魔導の福音』に続く、シリーズ第3弾。
-
27位王妃と仲睦まじいと評判の国王のもとに、第二妃として嫁いだ辺境領主の娘ベルタ。王宮で誰も愛さず誰にも愛されないと思っていたベルタは予想外の妊娠をしたことで、子供とともに政治の濁流に呑み込まれていく――。 ※本電子書籍は『王妃ベルタの肖像』全3巻を1冊にまとめた合本版です。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
-
28位大学生・神崎理緒は、とある事情で海外民俗学を担当する美貌の外国人・氷室教授の助手となる。まるで貴族のように尊大で身勝手、危険な役目も平気で押し付けてくる教授にも、「人ならざる」秘密があって……。 ※本電子書籍は『氷室教授のあやかし講義は月夜にて』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
-
31位デスバレーで収容されたエイリアンは、冷酷な事実を告げた。新火山が実は邪悪な異星種族の手になる惑星破壊機械であり、今や地球がその標的にされているというのだ!その言葉を裏づけるように世界各地に同様の物体が飛来したばかりか、太平洋には途方もない質量の物体が落下し、海面の急激な低下と水温上昇、大気中の酸素量の危険なまでの増加といった異常現象がたてつづけに発生した。破滅へのカウントダウンがついに始まったのだろうか?現代SFの最前線に立つベアが豊富な科学的アイデアと壮大無比のスケールで放つSFスペクタル。
-
32位「魔王谷」と呼ばれる峻嶮な頂きとそこにそびえ立つ城。彼の地へ行き戻ってきた者はいないと言う。「宝探し屋」のダナム、ラジュ、セイゲン、タギギ4兄弟は城を目指す。彼らとDがその城で出会うものとは──。
-
33位
-
36位華族令嬢の一之宮 菊華は両親を喪い、強欲な叔父夫婦に育てられた。淑やかに躾けられた美しい人形のような菊華は、年頃を迎え、老人の後妻として売られそうになる。 たまらず家を飛び出しはや五年――。 貿易船にもぐりこんだ菊華はイギリスに停泊する船でしっかり者で目端の利く下働き(男)に成長していた。愛する骨董品に携わる仕事で、将来は自分の骨董店を持つのが夢だ。 そんな折、貿易商会の会頭である東堂政宗が船を訪れる。 彼と因縁のあった菊華は女性だと暴露され、なぜか彼と結婚することに……!? 豪華絢爛なアンティークジュエリーと陰謀うずまく社交界をめぐる、恋と謎の物語。
-
37位フィンラード王国の若き侯爵ユリシスは、 冷酷にも見える美貌の持ち主。 そんな彼の悩みは妹のイザベラだ。 彼女は性格が悪く、婚約中の第一王子と不仲らしい。 しかも「イザベラは悪役令嬢となり、ユリシスをも巻き込んで破滅する」という予言を、 ユリシスは側近のイザークから聞く。 「悪役令嬢とは?」と思いつつ、 運命を変えるため動き始めるユリシス。 一方、彼に忍び寄る謎の男が……。 奇想天外「悪役令嬢の兄」ファンタジー!
-
38位孤軍奮闘する皇帝・黎司を助けるため、薬膳師と妃の二重生活を送る董胡。宿敵・尊武とともに派遣された青龍の地で、医術の混乱をなんとか収めた矢先、董胡は何者かに連れ去られてしまう。姿を消した董胡に周囲が心配を寄せる中、董胡が目覚めた場所は壮大な高原が広がる、国境を越えたはるか異国の地だった。 この地を春営地とするのはロー族の民。彼らは後継者・ロサリが患う原因不明の病を治してもらうため、董胡をさらってきたのだった。 董胡はなんとか治療しようと対症療法で手当てするも、その根本はわからない。調べていくうち、彼ら一族に伝わる「神の実」が関係していることが判明し――。 そのさなか、卜殷が編み出した特製の軟膏をこの地で目にした董胡は、それを持ち込んだ「酒呑先生」が遠い仙人窟に住んでいることを知る。 卜殷である可能性に懸け、董胡は彼の無事と自身の生まれを探るため、危険な旅路を踏み出した……! この地にたどり着いたのは偶然か、必然か。いま運命が動き出す――。 董胡の生い立ちの秘密に迫る、アジアンファンタジー第6弾!
-
39位
-
40位
-
41位人界は壊滅し、魔界さえも潰える。しかし暗黒の惑星ユゴスの海は、新たな生命を生み出そうとしていた! みづちの若長・北斗多一郎を飲み込み、一体となったユゴスの海が静かに胎動するのを見守る、安西雄介ら勇士たち。そのとき、クトゥルーが死守していた次元回廊を突き破り、蟻のごとき無数の邪悪な〈タナトス生命体〉が彼らを襲った! すべてのエネルギーを餌として食い尽くす〈タナトス生命体〉から逃れるすべは、はたしてあるのか!? 栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズの第2部「地球聖戦編」、ついに完結!
-
42位
-
43位父は18年間、わたしを世間から隔離し鍛え上げた。今日、その父が死んだ――。国際スリラー作家協会新人賞ノミネート!独創的で予測不可能、傑作サスペンス!父の教え・部屋に入るときはけっして最初に入ってはならない。・人に背後を歩かせてはならない。・建物に入るときはすべての出口の位置を確認すること。・つねに周囲に気を配り、防御態勢を整えておくこと。・いったん決断したら、迷わず実行に移すこと。 ペティは18年間、父親と二人きりで暮らし、軍人のように銃器の扱いと対人戦術を叩きこまれて育った。その父が突然亡くなり、耳を疑うような遺言が告げられる。父に代わり、気色の悪い遺言執行人がペティの生活を支配するというのだ。このままでは囚人のように一生を過ごすはめになる。ペティは隠されていた父の遺品を奪い、町から逃亡を図る。父が本当は何者なのか知るために――。
-
45位愛していれば、奇跡もきっと起こる――バスの転落事故で湖の底に沈んでしまった死者たちが、愛する人たちに別れを告げるために、午前0時に戻って来た! 深夜のバス・ターミナルでの、死者と生者の不思議な出会い。生きることの切なさ、命の輝き、そして人を愛することの素晴らしさを描ききった、赤川ファンタジーの傑作。(大林宣彦監督・映画『あした』原作)
-
46位小説家を志して実家を飛び出し、生駒山麓のアパートに籠もっていた「私」は寺の参道で謎めいた女性に出会う。その女性は万巻の書物に囲まれて暮らしていたが、厳しい読み手でもあった。私は彼女に認められたい一心で小説を書き続けるが……(表題作)。斑鳩の里に現れたひとりの青年、ベトナム戦争からの帰還兵ランボーは、己を戦場へ押しやった蘇我氏への復讐を胸に秘めていた(「ランボー怒りの改新」)。奈良を舞台に繰り広げられるロマンと奇想に満ちた4篇。本書を発表したのち沈黙を続ける鬼才の唯一の著作。仁木英之による解説、森見登美彦との対談を収録。(『ランボー怒りの改新』改題)
-
48位子供の頃から勧善懲悪の物語に憧れていた青年は、不慮の事故で命を落とし異世界の少年クロノ・マクに転生した。この異世界には魔力や魔法があり、鍛え方次第ではどこまででも強くなれることを知ったクロノはかつて夢見た正義と悪の物語を自分の手で再現するため、あえて最強の魔王を目指すことに。だがようやく見つけ出した勇者の卵ハクトと王国の姫セレスティアはまだ幼く未熟だった。クロノはいつか彼らと熱い戦いを繰り広げて倒されるため、二人の成長を影から見守りつつ、自分以外の「誇り無き悪」の排除を決意するのだが――!? やられ役を目指す最強魔王の物語が今始まる!
-
50位陽菜は社内で“営業部の鉄仮面”と有名な完璧主義男・長谷川に告白された。だが彼の“完璧な将来計画”にある女性像と陽菜はかけ離れているらしく、彼から恋人改造計画を迫られて……って絶対付き合いたくないわっ!
-
53位井沢郁江の主導で運営される「GENKEN」は、次第にまとまりに欠け始めた。郁江の親衛隊ができ、彼らが会の内外に対して横暴な行動をとるようになったのだ。郁江自身も丈から託された重責と焦りのためか、持ち前の軽妙さが影をひそめ、エキセントリックな面が目立つようになっていた。郁江の立場を理解しながらも、無名塾のメンバーを中心に、会のあり方に対する批判が出始める。そうしたさなか、丈の姉三千子が警察から呼び出しを受けた――。揺れ動く「GENKEN」。光のネットワークは、果たして完成するのだろうか……? 壮大な物語が、ついにここに完結! シリーズ第20弾!
-
55位この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か―― 名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。 嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。 数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。 斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。 初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。 これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。分冊版第162弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。