構造素子

構造素子

1,122円 (税込)

5pt

3.5

売れないSF作家だった父ダニエルの死後、エドガーは母ラブレスから未完の草稿を渡される。その物語内で、人工意識の研究者だった両親は子をもうけるかわりに人工意識、エドガー001を構築した。自己増殖するエドガー001は新たな物語を生み出し、草稿を読むエドガーもまた、父ダニエルとの思い出をそこに重ね書きしていく。選考会で絶賛を浴びた、現代SF100年の類い稀なる総括。第5回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。解説/神林長平

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構造素子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分がまさに読みたかったやつ

    人の生死 人生 物語 愛...

    言葉では表せないと分かっていても、それらを言葉というコードで記述しようと足掻くこと。人が紡いできたコードに今を生きる人々が書き足していくように、これまで続いてきた歴史を未来に繋げていくのだなと私は解釈しました。

    難解で、一周ではまだ

    0
    2023年03月18日

    Posted by ブクログ

    「面白い構成」だけど長い。

    読み始めがとても詩的で…
    「SFでも(この言葉自体好きではないが)厨二病っぽいのあるんだな…」
    と言う印象を持つ。

    階層構造で現実(L8)と物語の世界(L7)と自動増殖するその他の階層を用意して展開する話は好物で、あらすじを読み期待をしていた。

    AIが出力したログの

    0
    2022年08月05日

    Posted by ブクログ

    階層構造の設定や作中作のダニエル描く物語は面白かった。ライジーアが消滅していく過程は作家の作り直し(伝えたいことを伝えられなかったから消す)を示唆している、という解説もなるほどと思った。
    L9は果たして必要だったのか?というのが引っかかった。L8で終わったほうがメッセージが伝わりやすかった気がするけ

    0
    2021年10月29日

    Posted by ブクログ

    亡くなったSF作家の父が残したのはAIと異世界人の荒廃した世界を舞台にした古臭い小説だった。滅んだ世界でAIは自我を量産していき、それぞれの世界を分岐していくお話がいくつも入れ子構造になっており、読者は自分が今どこの階層にいるのかを確認しながら読み進めていく必要がある。

    全く新しい読書体験だった。

    0
    2021年05月28日

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