【感想・ネタバレ】柔訳 老子の言葉のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年05月26日

『老子』の81章についてそれぞれ、「原文」、「独自の訳」、著者の「感想」が記載されている。

「独自の訳」は本当に著者独自の意訳に近く、学者の訳とは一線を画している。

特に「道(タオ)」の解釈について、著者は「人の心」と訳し、内在神、つまり宇宙が人の心の中に存在していることに言及している。

他の...続きを読む解釈も、老子の言葉と著者の考えが上手くマッチングして、心にストンと落ちる。
話しが哲学だけに止まらず、物理学、生命科学、経済、金融工学等にまで及ぶのがおもしろい。

著者があとがきで書いているように、人間のサガ(性)は2500年前から全く進歩していない。
人間にとって本当に大切なものも、古来より変わってはいない。

だからこそ、人類の叡智である『老子』を今、知ることには意味がある。

一度、読んだだけではもったいない、座右においておき、20年後30年後にも何度も読み返したい一冊。


以下、抜粋。

「先に結果を思わないのが極意」
「水のような生き方は最強です」
「足るを知れ」
「空を知る者は、「成す」ことができます」
「物事を追求したあとに残るモノを、先に想像すること」
「他人からの評価を気にすると、間違った選択をしてしまいます」
「難しいことよりも愛情が大切です」
「生かされていることに感謝できれば、すべてはOK」
「自分なりで大丈夫ですよ」
「大いなる無名の功労者」
「自分に宿る「一つなる存在」に気づくこと」
「日常生活=宇宙原理」
「未完こそが完成して「いる」」
「それでよいのだ」
「味がないことを味わう」
「預かっているだけなのです」
「悲しみを持つ人間は強くなれます」
「弱くても大丈夫なのです」
「恩は貸したままがよいのです」

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Posted by ブクログ 2013年12月17日

先人の教えは時代を超える事を実感。謙虚に生きる大切さ、人間として何が正しい生き方なのかを考えさせられる。

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