中庭みかなのレビュー一覧
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イラストに惹かれて購入
みかな先生の作品好きです
今回は異世界のようなストーリー初めて読みました
その国に必要だと招かれてやってきたイルファ
最後は目が見えなくなってしまうけれど
幸せを感じて愛するカヤと生きる
素敵な最後でした -
購入済み
攻め視点も読みたいなー
BLと言うよりかは受けの人生の話って感じでした。
主人公の受けが若干知的障害のグレーゾーンみたいな様子なんだけれども、本当に受けが感じたこと見たことのみの描写まで、削ぎ落とされているので受けが感じてないことを理解できなかったことについてはほとんど情報がなく、攻めの振る舞いや情報があまり入ってこないので存在感が薄い。
なので、BLと言うよりかは、不憫なグレーゾーンの男の子を主人公にした話と言う感じ。
良い小説だったけど、恋愛要素が薄くちょっと暗かったかなと思う。 -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
「人が暮らす家」を作りたくて建築を志したのに、施設育ちの自分は家庭を知らない。壁にぶつかっていた大学生の綾斗が出会ったのは、夜も更け、大急ぎで息子を保育園へ迎えに来たスーツ姿のお父さんだった。仲のいい父子に導かれるようにして、綾斗はその保育園で就業体験をさせてもらうことに。「あや先生」としてあのときのお父さん・都倉と再会、激務の傍らひとり懸命に息子の凜を育てる彼を、誰よりいとしく思うようになり……?
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眼鏡属性が無いので普段は眼鏡キャラが出て来る作品は殆ど読まないのですが、前回読んだ「黄金のひとふれ」がとても良かったので期待を込めて購入しました。
取り立てて派手な事が起 -
Posted by ブクログ
高校時代両想いだったはずの久弥が理由も言わずに消えたあとも、彼のことが忘れられず引きずってきた律が、6年後同窓会で再会するところから始まるセンシティブなストーリーでした。
再会したことで、学校生活では完璧で眩しく感じていた恋の相手の素顔がだんだん見えてきて、なぜあの時突然いなくなったのか律が理解できるようになるまでが描かれています。
大人っぽく見えても、実は久弥もただの悩める弱い少年だったのに、律には自分より立派に見えてしまって、そこに気づけなかったんですね。でも懐いて寄り添ってくれる素直な律に、久弥はものすごく救われていたんだろうなと思いました。
そんな大好きな相手の幸せを奪ってはいけないと -
Posted by ブクログ
ネタバレ★3.5。お初作家さま。余白少ない、ちゃんと読ませる文体だった。
精神的要因で話せなくなった受けと、ちょっとアウトローなクラスメイトの攻め。+受けの幼なじみとその彼女の複雑に絡んだ関係。
受けが喋れなくなった原因を小出しにして、謎解きのような流れだったので先が気になって気になって…。想像してたより事件は酷くなかったけど、病んでる人の行動心理にちょっとビビった。
残念な所というか、もっと攻めの過去とか内面に言及してほしかった。ので攻めの行動が納得いきません。もしくは、いじめっこのエピはなくて良かった。DV男って暴力と優しさを繰り返すんだよね、と最期にふと思ってしまった自分に残念…。ああ台無し。 -
Posted by ブクログ
これがデビューの新人さん。
過去に何らかのトラウマを持っていて、声が出せなくなった主人公。幼馴染の庇護の元、現状に特に不満もなく淡々と過ごしているが、幼馴染が実は自分のことを疎んでいると知ってから主人公の世界が変わっていく。
幼馴染を解放するため自ら行動していく主人公が、うじうじしていなくて好感が持てる。そんな主人公のちょっとした不安や迷いを、側にいることでさり気なく支えている攻も○。出てくるキャラクターが、話にありがちな都合のいいキャラではなく、みなどこかしら人間くささを持つ、物語に関わるべき存在であるのが秀逸。そして、それが一種謎解きのような物語に上手くはまって見せている。
後半でトラウマ