ジェームズ・ボールドウィンの作品一覧

「ジェームズ・ボールドウィン」の「ジョヴァンニの部屋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

配信予定・最新刊

作品一覧

  • ジョヴァンニの部屋
    NEW
    4.0
    1巻2,079円 (税込)
    ボールドウィン生誕100年 代表作を記念復刊! LGBTQ文学の傑作 アメリカで再注目されている黒人文学作家であり、マルコムX、キング牧師らとともに60年代公民権運動の中心的役割を担った思想家でもあるボールドウィンの生誕100年を記念し、代表作を復刊する。 小説の舞台は50年代のパリ。パリに遊学中のアメリカ人青年デイヴィッドは、婚約者ヘラが長期旅行で不在の間に、バーで知り合ったイタリア人男性ジョヴァンニと恋愛関係になり、ジョヴァンニの部屋で二人は同棲生活を送るうちに、デイヴィッドは封印してきた過去がよみがえり、苦しみを募らせる。婚約者ヘラが戻ってくると、デイヴィッドは自分の気持ちを押し殺そうとするが……。 「内なる自分と出会ったときの恐怖、罪悪感、喪失感をこんなにも激しく魅力的に描くことのできる作家がほかにいるだろうか。――いま、われわれの作品として大きく呼吸を始める」(金原瑞人「解説」より)

ユーザーレビュー

  • ジョヴァンニの部屋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    悲しい物語、どうしてこんなに悲しいのか

    主人公デイヴィッドが「愛そのもの」よりも「社会的に安全な自分」を選んでしまうこと
    ジョヴァンニの愛がまっすぐで、真剣で、逃げ場がないこと
    そしてすべてが“取り返しのつかない時間”として語られる構造

    ジョヴァンニの部屋という“閉じた空間”は、愛の聖域でもあり、社会からの隔離でもあり、逃げ場のない真実の場所でもある。あの部屋が、まるで心の内部みたいに感じられる。

    あの部屋で、あの目で、彼はずっと愛している。
    一方でデイヴィッドは、愛しているのに、自分の恐れのほうを選ぶ。

    ジョヴァンニの運命は変わらないとわかっている。デイヴィッドの後悔も、もう取り返

    0
    2026年02月20日
  • ジョヴァンニの部屋

    Posted by ブクログ

    自分に違和感を覚え、何か満たされない者たちが惹かれ合って依存してしまい、その先に破滅が待っていると知りつつも刹那的な愛と美しさを求め合う。
    ジェームズ・ボールドウィンの小説にこんなにも感銘を受けるのは、自己の探究を深いところまで激しく描いているからだ。時に息を呑むほど美しく詩的であり、時に読むものに恐れを抱かせるほどに激しく徹底的に正直に。それはやはりボールドウィンが黒人作家であり同性愛者であったからであり、常に愛と人間の尊厳を最も尊び語ってきたからだと感じさせられた。

    0
    2025年02月09日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET