ゴールズワージーの作品一覧
「ゴールズワージー」の「林檎の樹(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ゴールズワージー」の「林檎の樹(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
美的感覚をもつ男にとっては、この世に求めうる理想郷も、永遠につづく幸福の港もありえないのだ──それらの空しさにくらべれば、絵画や詩歌の中にとらえられた美は永遠に存在し、それを見、それを読むことによって常に同じ感嘆すべき高貴な感覚と、心地よき陶酔とを味わいうるものである。たしかに人生にも美の要素をもった、胸おどる大歓喜の瞬間があるだろう。だが、それらは太陽の前をよぎる一片の雲よりもはかないもので、芸術が美をとらえて不朽のものとするようなわけにはいかない。それらは、自然の中にあって、ひらめくとも輝く女神の金色の幻か、はるけく思いにふける妖精の一瞬のきらめきかのように、はかなく消え去るものである。
Posted by ブクログ
儚い水彩画のような情景
英国紳士にとって純潔や階級意識というのがどれほど重要なのか、理解しきれない部分があるが、当時の恋愛と結婚の性質の違いを微妙に感じ取ることができた。
個人的にはアシャーストとミーガンの恋が成就してほしいと思ったけれど、現実的な問題を乗り越えられる覚悟や気持ちが彼にはそこまで無かったのかもしれない。そしてまたそれらの気持ちの移ろいが完全に悪というわけでもなく、自然な流れなんだろうと感じた。
この時の淡い気持ちがステラとの銀婚式を迎えても鮮明に記憶されているというのが不思議で、現在幸せなはずなのに、あの頃の満たされなかった欲求を追い求めてしまうのが何とも言い表しづらい人