教育 - KADOKAWA作品一覧

  • 日本の暦 旧暦と新暦がわかる本
    4.3
    暦の歴史、世界と日本の暦、年号についての基礎知識など歴史を知るうえで欠かせない「暦」の知識が満載。難解な暦の疑問をわかりやすく解き、日本暦学の初心者を広げる基本文献。この1冊で暦のすべてがわかります。
  • 子どもの力は学び合ってこそ育つ 金森学級38年の教え
    4.3
    学校、教師、子どもの学力が大揺れである。しかし大人の学力ももっとひどい。教室の現状、実態を冷静に見極めながら、子どもが希望と能力を身につけていく方法を開示する。子どもと大人の生き方発見!
  • 渋沢百訓 論語・人生・経営
    4.3
    渋沢栄一が、論語の精神に基づくビジネスマンの処し方をテーマごとにまとめた談話集。『論語と算盤』よりも内容がわかりやすく、ビジネスに対する渋沢の才気が横溢した1冊。原著『青淵百話』から57話を精選。
  • 日本語を書く作法・読む作法
    4.3
    文章を書くのはあまり好きではない。好きではないから短く書く。書くことより読むことが好きで、文章を覚えた。読む人にわかりやすく、ふっくらとした日本語を書くのは簡単ではない。読書や朗読、落語、詩歌、尻取り、かるた……子供の頃から、長い時間をかけて日本語に親しむ中で培うものだ。芥川、漱石、谷崎など、日本に伝わる名文を引きながら、言葉と日本語に対する向き合い方を小説家がやさしく綴った、知的エッセイ集!
  • 英傑の日本史 源平争乱編
    4.3
    1~2巻506円 (税込)
    定説では見えない日本史がわかる大人気の歴史エッセイ!日本史上有数の大変革期を戦った源氏と平氏。その主人公を一人ずつとりあげ、人物と歴史をダイナミックに読み解く。
  • 戦国大名・北条氏直
    4.2
    戦国大名家きっての名門、小田原北条家の五代目にして最後の当主・氏直。小田原合戦の翌年、羽柴秀吉の旗本家臣として政治的復活を遂げたものの、直後に不慮の死去を遂げた。戦国時代の最終局面を生きたわずか30年の生涯は、「天下人」信長・秀吉・家康との関係に彩られた人生であった。知られざる氏直の生涯をたどりながら、大名同士の抗争の時代から「天下一統」が遂げられていく、戦国社会の激動の状況を鮮やかに活写する。
  • ヨコで読む大人の世界史
    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    『タテから見る世界史』『ヨコから見る世界史』ほか、累計100万部(2020年4月時点)を数える学習参考書ベストセラーを出してきた大人気予備校講師が、 世界の歴史を「ヨコのつながり」視点で解説した、大人のための“やり直し”世界史。 現代社会とリンクする18のテーマを厳選し、世界史知識ゼロの読者から現役学生まで、“学校では習わなかったこと”丸わかりの一冊!
  • 人工知能プログラミングのための数学がわかる本
    4.2
    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京大学特任准教授 松尾 豊氏 推薦! 人工知能プログラミングに必要な数学を、ゼロから抜け漏れなく、体系的に学ぶ! 数学を復習したいエンジニアに! 大人気「10秒で始める人工知能プログラミング学習サービス」の代表者がおくる、人工知能プログラミングに必要な数学を、やさしく学ぶ参考書が登場! キホンのキホンからおさらいするから、ニガテな人でも大丈夫! 後半では、Pythonのコードを動かしてさらに理解を深められます! ■本書の目的 ・人工知能関連の書籍に現れる数式への抵抗感をなくし、専門書を読むための数学基礎力をつけます。 ・いくつかの人工知能のアルゴリズムを理解し、数式の意味を理解できるようにします。 ■本書の特長 ・ゼロからおさらいするので、誰でも読めます。 ・人工知能プログラミングに必要な分野に特化しています。 ・演習問題や例題で、理解を深められます。 ■本書の対象読者 ・人工知能アルゴリズムを用いてモデリングをしているが、その根底のアルゴリズムはブラックボックスであり、数学を復習したい方。 ・人工知能アルゴリズムを体系的に学びたいが、数学を忘れており、専門書に現れる数式が理解できない方。 ・人工知能アルゴリズムに興味があるが、ハードルが高いと感じている方。
  • 世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    日本史と世界史をつなげれば、歴史の謎が手にとるように解ける! なぜ足利義満は日明貿易を進めたか? どうしてザビエルは日本に来たのか? 世界史の人気講師が初めて明かす「世界史と日本史のあいだ」。 なぜ日本では、世界史と日本史を合わせて学ぶのは近現代になってからなのか? 人気世界史講師はいいます。本来日本は鎖国まで、つねに世界とともにあり、そのなかで世界の荒波に負けずに、自主独立を保ってきた、と。 そこで本書では、弥生時代に時代を遡って一気に現代まで「世界史と日本史のあいだ」を論じていきます。 そもそも日本人はどこから来たのか? 超グローバリストだった足利義満、戦国時代の輸出品は「武器と傭兵だった」……。 日本史も知る世界史のスペシャリストだから書けた、最先端の歴史研究を踏まえた「大人の教養」。
  • イラストでわかる 日本のお寺と神社
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ~10万部突破のロングセラー『イラストでわかる 日本の仏さま』制作陣による渾身の新作!!~ 日本各地の神社仏閣に行った際、「本堂ってそもそもなに?」「鳥居はなぜあんな形なの?」といったギモンや興味は誰しもが抱くもの。 本書は、日本の寺社における各種建造物の名称から、ご本尊や祭神の由来まで、 オールカラーのイラストでわかる「日本のお寺・神社めぐりに必携」の一冊です!
  • 翻訳百景
    4.2
    原文の「歯ごたえ」を残しながら、いかに日本人に伝わる言葉を紡ぐのか――「名人芸」が生まれる現場を、『ダ・ヴィンチ・コード』訳者が紹介。本を愛するすべての人たちに贈る、魅惑的な翻訳の世界への手引き。
  • 沈没船が教える世界史
    4.2
    世界の海底には太古の歴史を丸ごと閉じ込めた沈没船が眠っている。海の考古学者たちの「発掘」によって塗り替えられた「世界史」を紹介する驚きの1冊。
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語
    4.1
    1~2巻1,760円 (税込)
    本書で紹介する奇書とは、数“奇”な運命をたどった“書”物です。 「かつて当たり前に読まれていたが、いま読むとトンデモない本」 「かつて悪書として虐げられたが、いま読めば偉大な名著」 1冊の本を「昔」と「今」の両面から見ると、時代の流れに伴う価値観の「変化」と「差分」が浮かび上がります。 過去の人々は、私たちと比べ、「どこまで偉大だったか」「どこまで愚かだったか」――。 これらから得られる「教訓」は、私たちに未来への示唆を与えてくれるでしょう。 【目次】 魔女に与える鉄槌  ~10万人を焼き尽くした、魔女狩りについての大ベストセラー 台湾誌  ~稀代のペテン師が妄想で書き上げた「嘘の国の歩き方」 ヴォイニッチ手稿  ~万能薬のレシピか? へんな植物図鑑か? 未だ判らない謎の書 野球と其害毒  ~明治の偉人たちが吠える「最近の若者けしからん論」 穏健なる提案  ~妖精の国に突き付けられた、不穏な国家再建案 天体の回転について  ~偉人たちの知のリレーが、地球を動かした 非現実の王国で  ~大人になりたくない男の、ネバーエンディングストーリー フラーレンによる52Kでの超伝導  ~物理学界のカリスマがやらかした“神の手” 軟膏を拭うスポンジ / そのスポンジを絞り上げる  ~奇妙な医療にまつわる、奇妙な論争 物の本質について  ~世界で最初の快楽主義者は、この世の真理を語る サンゴルスキーの「ルバイヤート」  ~読めば酒に溺れたくなる、水難の書物 椿井文書  ~いまも地域に根差す、江戸時代の偽歴史書 ビリティスの歌  ~古代ギリシャ女流詩人が紡ぐ、赤裸々な愛の独白 月世界旅行  ~1つの創作が科学へ導く、壮大なムーンショット
  • 戦国の忍び
    4.1
    戦国時代の合戦の裏では、本当に「忍者」が活躍していた! これまでフィクションの中でしか考えられなかった戦国時代の忍者。 実像は闇に包まれ、江戸時代に書かれた軍記物や、忍術伝書から想像するしかなかった。 しかし、史料に断片的に残されていた、忍びにまつわる記述を丹念に読み解くことで、その驚きの実態が明らかとなった。 これまでの戦国合戦研究を覆す、気鋭の歴史学者による最新研究! ●カギ梯子で、300人もの忍者が城へ忍び込む! ●商人に化けて敵城へ潜入! ●侵入してきた敵の忍びを見つけ出す! ●捕らえられた忍び、荷物から火打ち道具が見つかり「敵の忍者です」と白状 【目次】 はじめに 第1章 江戸時代における忍びの認識  1 忍びとはどのような人々であったか――『武家名目抄』  2 忍びのマニュアルと心構え――『軍法侍用集』  3 武田の軍記物に描かれた忍び――『甲陽軍鑑』  4 忍びの別称 第2章 戦国の忍びの登場  1 伊賀と甲賀  2 武田の透波、北条の風魔、伊達の黒脛巾  3 悪党と忍び 第3章 草、野臥、かまり  1 草、草調義  2 伏兵、伏勢、伏調儀  3 野臥、かまり 第4章 城の乗っ取り、放火、決死の諜報活動  1 城乗っ取りと忍び  2 忍びによる潜入と放火  3 目付の活動 第5章 戦国大名と忍び  1 中世の夜と忍びの世界  2 忍びの運命   3 足軽と忍び おわりに――戦国の忍びとはどのような人々だったのか あとがき 参考文献一覧
  • 戦国大名・伊勢宗瑞
    4.1
    「北条早雲」の名で知られる後北条氏の初代・伊勢宗瑞は、「戦国大名の魁け」「下剋上の典型」「大器晩成の典型」などと呼ばれてきた。しかし近年、新史料の発見により京都や東海、関東における政治状況についての解明が進展し、その人物像は大きく書き換えられた。北条氏研究の第一人者が、最新の研究成果をもとに、新しい政治権力となる「戦国大名」がいかにして構築されたのかを明らかにしつつ、伊勢宗瑞の全体像を描く初の本格評伝。
  • 陰謀の日本中世史
    4.1
    ベストセラー『応仁の乱』の著者、構想三年の書き下ろし! 本能寺の変に黒幕あり?  関ヶ原は家康の陰謀? 義経は陰謀の犠牲者? 俗説、一蹴! 『応仁の乱』の著者が史上有名な“陰謀”をたどりつつ、 “陰謀論”を徹底論破する。 史実とフィクションは明瞭に違う! ◆本能寺の変に黒幕あり?→いない。光秀をバカにしすぎ ◆関ヶ原は家康の陰謀? →違う。家康も追い詰められていた ◆義経は陰謀の犠牲者? →誤り。義経の権力は砂上の楼閣だった 他、 ■足利尊氏=陰謀家説は疑わしい ■後醍醐天皇は黒幕ではなく被害者だった!? ■富子はスケープゴートにされた ■騙されやすかった信長 ■「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説 ■「小山評定」は架空の会議 「事実」はドラマや小説より面白い。 陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破!! トンデモ説やフェイクニュースが溢れる世の中で騙されないために。 陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書!
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生
    4.1
    今や日本の大学は「冬の時代」、私大の四割が定員を割る中、大学の多くは市場原理を導入し、過剰な実学志向と規模拡大化に向かう。教養とは? 知とは? まさに大学の原点に立ち返って考える教育再生論。 ※本書は『狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論』(二〇〇七年二月朝日新聞社刊)に新対談(第11章)を加えて改題したものです。
  • 陰陽師たちの日本史
    4.0
    第一章 「陰陽道」とはなにか 1 「陰陽道・前史」を探る 2 呪術・祭祀を担う陰陽師 3 安倍晴明をめぐる謎 第二章 陰陽師・安倍晴明の現場へ 1 焼失した霊剣と五帝祭 2 呪詛と祓えをめぐる陰陽道 3 冥府の神、泰山府君 4 火星を祭る 第三章 中世、動乱の時代の陰陽師たち 1 安倍晴明の末裔たち 2 陰陽師たちの「戦国」 3 『ほき内伝』という謎の書物 断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか 第四章 江戸時代の陰陽師たち 1 江戸時代前期──変貌する陰陽道 2 西洋天文学と出会う陰陽道 終章 「安倍晴明ブーム」の彼方へ
  • 敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇
    4.0
    皇位をめぐって嵯峨天皇と争乱を繰り広げた平城天皇。宮中で殺人事件を起こし廃位となった陽成天皇。神器を見ようとするなど、異常な振る舞いが多かった冷泉天皇。色好みで奇矯な行動が目立つ花山天皇――。こうした天皇たちの奇行と暴虐に彩られた説話、そして「狂気」に秘められた知られざる真実とは。平安王朝の皇統の謎と錯綜する政治状況を丁寧にひもとき、正史では語られてこなかった皇位継承の光と影を明らかにする。
  • 満洲国を産んだ蛇 関東州と満鉄附属地
    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    日露戦争で日本が勝ち取り、満洲国の母体となった【関東州】と【満鉄附属地】。あたかも「蛇」のように満洲国の心臓部に食い込み、脱皮を繰り返すその土地は、しかし満洲国とは全く異なる歴史を歩んできたのである。 最新の研究成果と徹底した現地取材から近代日本史の真実を読み解く― 日・中・露による相剋の歴史を今、見つめなおすための一冊。
  • 家康家臣の戦と日常 松平家忠日記をよむ
    4.0
    家康の家臣で一族でもある松平家忠は、戦国期の17年間にわたり、毎日の出来事や見聞きした情報を記録し続けた。「家忠日記」と呼ばれるこの日記には、家康の合戦に対する苦悩や、行動の詳細な変遷、家忠の豊臣政権による不条理な要求への愚痴、茶の湯・能の鑑賞・連歌に勤しむ日常生活など、当時の一武将の周辺が記録されている。日記をもとに先駆的な研究を手掛けた著者が、戦国の合戦や日常生活から、贈与やもてなしの実態までも明らかにする。 〈目次〉 序章 松平家忠と『家忠日記』 第一章 武田氏との戦い 第二章 秀吉との対決 第三章 家忠の日常生活 第四章 忍における日々 第五章 上代での日々と伏見普請 補論一 家忠の所領と兄弟 補論二 鵜殿氏・水野氏の動向と家忠 補論三 不動国行の刀と惣無事令
  • 海軍戦争検討会議記録 太平洋戦争開戦の経緯
    4.0
    「海軍が最後まで譲らなかったのは、自動的参戦はいやだという一点にありき」(井上成美海軍大将) 日本海軍はなぜ太平洋戦争に突入したのか? この議題を元に、敗戦間もない1945年12月、生き残った日本海軍最高首脳者による、極秘の戦争検討会議が行われていた。 永野修身元帥以下、開戦前後の軍政軍令の責任者、幕僚など29名が参加し、翌年1月にかけて、この特別座談会は4回行われる。 記録を託されたのは、戦時中に東條を批判して懲罰召集をされた「竹槍事件」の新名記者だった。 海軍などの助力で召集を解除され、海軍報道班員として敗戦を迎えた氏が、30年以上秘蔵した後に公開した一級資料、復刊! 解説・戸高一成 ※本書は、1976年12月に毎日新聞社より刊行された作品を新書化したものです。底本には1976年の初版を使用しました 【目次】 「海軍特別座談会」について<序に代えて> 大東亜戦争開戦前の国内情勢――特別座談会(昭和20年12月22日) 三国同盟――第一回特別座談会(昭和21年1月17日) 満州事変から太平洋戦争へ――第二回第一次特別座談会(昭和21年1月22日) 日米開戦に至るまでの用兵、戦備――第二回第二次特別座談会(昭和21年1月22日) 「海軍特別座談会」出席者略歴 付録 井上成美航空本部長 申継  陸海軍中央統帥組織  陸海軍等主要職員一覧表  年表  あとがき  解説 戸高一成
  • 人間の営みがわかる地理学入門
    4.0
    バナナはなぜ安いのか、村はどのようにできるのか、民族は何を基準に区分されるのか……農作物と農業、人種、民族、言語、宗教、村落と都市、人口、環境問題といった、世界の人々の営みについて豊富な写真や図版とともに解説。著者自身が世界各国で体験したエピソードをふんだんに盛り込み、人間の暮らしが地理的環境とどう結びついているのかを具体的に紹介する。さまざまな環境で生きる人々の姿が鮮やかに見えだす、やさしい地理学入門。
  • 松本連隊の最後
    4.0
    太平洋戦争末期、1944(昭和19)年2月に松本百五十連隊はトラック島に上陸した。 本書は、松本を出営し、トラック島まで辛くもたどりつき、そこで敗戦をむかえる翌45年8月までの戦記である。 太平洋における日本海軍の最大の根拠地トラック島防衛のため派遣されるも、連隊の主力はトラック島到着直前の二月十七日、 米機動部隊のトラック島攻撃に遭遇し、その乗船を撃沈されて多数の人員と装備の全部を失うこととなる。 その後、戦線が硫黄島などに進み、トラック島は補給の途絶したまま、とり残された。 身一つで救助されてトラック島に到着した連隊主力は、その後の一年半を、空襲にさらされながら、陣地構築と飢餓との戦いを生き抜くことになる。 生存者に徹底取材し、克明にして膨大なメモからまとめられた無名兵士たちの哀史。末端から見た戦争の実態! 「この作品は「戦争という巨大な人間の奔流を、特定の個人の小さな私見でなく、多くの生き残り兵を取材して、その生きざまに取組んでみよう」としたものです。 それがどれくらいかなえられたかはともかくとして、今にして思うとこの時の体験が次の作品『あゝ野麦峠』の手法を身につける為に、決定的だったということです」 (山本茂実) ※本書は、1978年に小社より刊行された作品を復刊したものです。故藤原彰氏(1932-2003)の解説も再掲しました。底本には1979年の5刷を使用しました。
  • 世界は縮まれり 西村天囚『欧米遊覧記』を読む
    4.0
    新聞記者として冷静かつ鋭い観察眼で世界一周を記録した西村天囚『欧米遊覧記』。碩園記念文庫と種子島の西村家に所蔵されている新資料を読み解き、その全貌を明らかにする。 【目次】 はじめに 一、出発まで 二、出航 三、ハワイ 四、サンフランシスコ 五、アメリカ大陸横断鉄道 六、アメリカ東海岸の諸都市 七、イギリス 八、フランス 九、イタリア 十、スイス 十一、ドイツ 十二、ロシア 十三、シベリア鉄道 十四、帰国 十五、世界一周会語録 十六、世界一周会のその後 十七、世界一周会の歴史的意義
  • 戦国関東覇権史 北条氏康の家臣団
    4.0
    両上杉家の打倒、北関東への進出、武田信玄との抗争と越相同盟……小田原北条氏三代・氏康の時代は、戦争が広域にわたって展開され、それを支える領国支配の仕組みが確立された戦国大名の形成期であった。当主のもと、領国の統轄に当たったのが一門衆・家老衆らの執行部である。「関東王国」を支えた、最強といわれた家臣団の知られざる戦争と統治の人事の実態を明らかにし、北条氏の最盛期を築いた氏康時代の真実に迫る。
  • 朝鮮半島史
    4.0
    大陸の動乱や諸外国の圧力に常に晒されるという半島的性格を持ちながら、二〇〇〇年の歴史を紡いできた朝鮮。建国神話から日本による併合まで、その歩みを通覧する、入門書に最適の一冊。
  • 龍の起源
    4.0
    西洋のドラゴンと東洋の龍。その性格はさまざまで、姿形もまったく違うのに、なぜ同じ「龍」と呼ばれるのか? バビロニアのティアマト、エジプトのウラエウス、インドのナーガ、日本や中国の龍。西洋では反秩序の象徴で退治される存在だが、東洋では雨を降らせて農民を助けたり、皇帝のシンボルとして崇められたりしてきた。龍とはいったい何者か。世界の神話や民話、絵画に描かれた記録を調査・探索。図版109点を掲載する。
  • 新版 古代史の基礎知識
    4.0
    歴史の流れを重視し、考古学や歴史学、日本語学や美術史学の最新の研究成果を取り入れて、古代史の理解に必要な重要事項を配置。新聞紙上をにぎわしたトピックをはじめ、いま歴史学界で話題になっている論争も積極的に取り上げて平易に解説する。庶民の日常生活のありさまから、租税・交通・役所・国号など制度史におよぶ問題群、地震と火山噴火の災害、国府・郡家などの官衙に対する発掘調査の成果までを盛り込んだ最新版。
  • お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで
    4.0
    政治、文化、宗教とともに、歴史をみる視点で欠かせない大きなテーマが「お金(=経済)」。しかし、教科書などでは政治制度や歴史的出来事の延長線として習うことはあっても、それを因果関係や「歴史のif(もしも)」という観点から通史的に読み解くことはない。和同開珎は脱・大中華のメッセージだった。日本は世界最大級の金・銀産出国だった。江戸幕府は「朱子学バカの経済オンチ政権」だった。渋沢栄一の『論語と算盤』は、不可能を可能にする天才的発想から生まれた――井沢史観で歴史のあらたな見方を提示する。
  • 読み替えられた日本書紀
    4.0
    (目次) プロローグ 『日本書紀』一三〇〇年紀に向けて 第一章 中世日本紀の世界へ 1.『釈日本紀』と「日本紀の家」 2.『太平記』が伝える「中世日本紀」 第二章 戦乱のなかの『日本書紀』 1.伊勢神宮に伝わった「秘書」 2.応仁・文明の乱と吉田兼倶 第三章 「日本紀講」と平安貴族たち 1.「日本紀講」の現場へ 2.『源氏物語』のなかの「日本紀」 第四章 儒学者・国学者たちの『日本書紀』 1.山崎闇斎・出口延佳・新井白石――儒学系の学者たちはどう読んだか 2.本居宣長・平田篤胤・鈴木重胤――国学者たちが読む『日本書紀』 第五章 『日本書紀』の近・現代史 1.維新変革のなかの『日本書紀』 2.近代学問は『日本書紀』をどう読んだのか 第六章 天武天皇・舎人親王・太安万侶――『日本書紀』成立の現場へ 1.『古事記』『日本書紀』、ふたつの神話世界 2.「日本紀講」に埋め込まれた神話 あとがき
  • 大相撲史入門
    4.0
    神事相撲から現代までの栄枯盛衰、土俵や番付の起源や変遷、雷電・梅ヶ谷・陣幕ほか名力士たちの事績等、日本の「国技」の全てを明らかにする。江戸時代の番付になぜ「横綱」の記載がないのか。土俵はいつから円形になったのか。横綱土俵入りになぜ雲龍型と不知火型があるのか。行司家元の吉田家等が「創作」した故実や巷間流布した言説も鵜呑みにせず、史実や史跡を丁寧に再検証。著者50年に亘る相撲史研究の粋を集めた入門書。 1 歴 史 相撲の始まり/神事相撲/相撲節会/戦国時代の武家相撲/江戸時代の相撲/勧進相撲の禁止令/明治時代の相撲/大正・昭和時代の相撲 2 横綱 横綱の起源/明石志賀之助が相撲の始祖/“綱”は注連縄/横綱土俵入りの“型”について/手数入りとはなんぞや/なぜ雷電は横綱になれなかったか 3 家 元 吉田追風家とは何か/「相撲之御家」京都五條家/謎の式守五太夫/謎の南部四角土俵/土地相撲と大相撲/セミプロの巡業相撲 4 番 付 大相撲番付の変遷/年寄りの起源と変遷/二人の相生松五郎/関脇に落ちた横綱 5 土 俵 土俵はいつできたか/相撲絵画による実証 6 相撲と浮世絵 相撲の浮世絵/奇怪な錦絵の謎解/おかしなおかしな横綱 7 事件・騒動 越後国地蔵堂力士殺し/嘉永の紛擾事件/五大紛擾事件/次郎長相撲三国志 8 こぼれ話 古今珍名・奇名・シコ名くらべ/相撲と芝居/相撲を詠んだ和歌、狂歌 横綱風土記 解説 谷口公逸
  • 昭和史七つの謎と七大事件 戦争、軍隊、官僚、そして日本人
    4.0
    昭和は、人類史の縮図である。 戦争、敗戦、占領、独立。 そして指導者、官僚、メディアの腐敗! 「昭和」はいまも続いている――。 無責任の体系とも言われた「昭和」の体質は、消えたのか? 責任を取らない指導者と官僚、煽るマスコミに騒ぐ国民。平成を経て、令和となっても、それは健在だ。 ゆえに、私たちは昭和の重大事件に常に立ち返らなければならない。 五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争、新憲法制定、60年安保闘争、三島事件、ロッキード事件。 昭和史研究の第一人者が、歴史の転機となった戦争と事件を「精神と行動からの分析」から解き明かす!! ※本書は2009年12月に小社より刊行された『太平洋戦争、七つの謎』と、2011年3月刊『日本を変えた昭和史七大事件』を合本にし、改題の上、加筆修正したものです。 【目次】 新版まえがき 第一部 太平洋戦争、七つの謎 はじめに 第一章 誰が開戦を決めたのか? 第二章 戦時下の国民は戦争をどう捉えていたのか? 第三章 山本五十六はなぜ前線に行って死んだのか? 第四章 なぜ人を武器にする戦術が生まれたのか? 第五章 日本の軍事指導者たちの敗戦の理由 第六章 誰が終戦を決めたのか? 第七章 もし本土決戦が行われていたらどうなっていたのか? おわりに あとがき 第二部 日本を変えた昭和史七大事件 はじめに 第一章 五・一五事件のもうひとつの顔 第二章 青年将校たちの精神と二・二六事件 第三章 太平洋戦争・「誤謬の東條首相」と閣僚 第四章 占領初期・日本国憲法制定と日本の官僚たち 第五章 戦後派世代の生理的嫌悪感と六〇年安保闘争 第六章 三島事件と戦後社会の不可視空間 第七章 田中角栄元首相逮捕という政争・ロッキード事件 おわりに
  • 平野が語る日本史
    4.0
    難波京・平城京・平安京をはじめ、古代日本の都が置かれた「平野」の実態とは? 段丘、扇状地、三角洲、ラグーン……。地震や火山爆発によって急速に、流水や氷河・風・波浪の浸食や堆積によってゆっくりと変化してきた平野は、人間とどのように関わってきたのか。過去の景観と地形環境を、遺構・遺物や古文献・史料、古地図・地籍図から復原。畿内、大井川、紀ノ川、筑後川を例に、人々の自然への思いや生きざまに迫る。
  • 信長と家臣団の城
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    織豊系城郭にはそれまでの城にはない特徴がある。居城における石垣、瓦、礎石建物という三つの要素だ。そして、攻城戦においても、包囲戦という戦略で、敵の城の周囲に陣城と呼ばれる小規模ではあるが縄張り構造が極めてテクニカルな城を築き、周囲を封鎖する戦法を用いた。縄張り研究、考古学、文献史学をもとに、織豊政権の居城と陣城の分析の研究をライフワークとしてきた著者の集大成となる一冊。
  • 戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男
    4.0
    「電撃戦」はなかった! 『「砂漠の狐」ロンメル』に続き、欧州を征服し、第二次世界大戦を席捲した名将の素顔を暴く。 伝説となった戦車将軍は、ドイツ装甲部隊をいかにしてつくりあげたのか? 『独ソ戦』著者の最新作にして、最新学説による、これまでの俗説を一掃する決定的評伝! 第二次世界大戦の緒戦を華々しく飾ったドイツ装甲集団を率いた著名な将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされ、連合軍からも「名将」と畏怖された男、グデーリアン。 ところが、「電撃戦」というドクトリンは存在しなかったことが今では明らかになっている。 ロンメル同様、グデーリアンの研究は日本では遅れていた。 いまでは否定されている数十年前に人口に膾炙した伝説が、未だに独り歩きしているのだ。 彼は国粋主義者だった。が、純粋な愛国者だったのか、それともナチの賛同者だったのか? ヒトラー暗殺計画にどこまで与していたのか? 欧州を征服した男にして、伝説となった戦車将軍の仮面を剥ぐ。 ――ドイツ装甲部隊はいかにしてつくられたのか、その真相が明らかとなる。 【目次】 序 章 さらば夏の光よ 第一章 仮面を剥がされたグデーリアン 第二章 青年将校 第三章 多くの戦訓を得た第一次世界大戦 第四章 敗戦と義勇軍体験 第五章 自動車部隊へ 第六章 戦車に注目せよ 第七章 装甲部隊の「総稽古」 第八章 砲火の洗礼 第九章 不完全な勝利 第一〇章 「バルバロッサ」作戦 第一一章 深淵への転落 第一二章 斜陽を受けながら 終 章 修正された自画像 あとがき グデーリアン年譜 主要参考文献 写真・図表について
  • あなたの教養レベルを劇的に上げる 驚きの世界史
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    欧米、アジアだけでなく、アフリカ、南米さらにはミクロネーションまで! 世界を網羅する今までになかった『世界史』読本、ついに完成!  ・キリストはキリスト教を作るつもりなんて「全く」なかった!  ・兄弟喧嘩から生まれたフランス、ドイツ、イタリア  ・中国は「銀」で大国になった!  ・ピラミッドはただのお墓ではなく「循環施設」として国を支えていた  ・歴史上もっとも偉大なイギリス人チャーチルは性格が「超最悪」だった!  ・極悪非道なチンギス・ハンはとんでもなく「優秀な経営者」だった!  ・天才にして英雄カエサルは「超プレイボーイ」だった! この1冊で「世界史の本」数十冊分の知識が一気に学べる!
  • ローマ教皇 食の旅
    4.0
    言葉も歴史も、宗教さえ超える、ひと皿の魔法──。 世界45の国と地域を巡る、ローマ教皇フランシスコの旅路。 そして、各国大使がもてなす、笑顔の食卓とそのレシピ。 分断を深めつつある世界にささげる一冊。 ■第1部 「食」でめぐる教皇の旅  ローマ教皇の祈りの旅路と、世界をつなぐ各国自慢のレシピ。 ■第2部 「食」で読み解く聖書の世界  色とりどりの食材を聖書にたどる、キリスト教文化への招待。
  • 地図と読む 現代語訳 信長公記
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    信長公記とは織田信長の旧臣太田牛一が記した信長の一代記である。信頼性が高く、信長研究における必須の史料として知られている。 本書はこの一級史料を現代語に訳し、21世紀の読者にも理解できるよう、注釈をつけるなど、再編集をほどこしている。 当時を生きる武将たちの姿を活写した本書は、信長ファン必読の一冊である。 ※本書は2013年に刊行された『現代語訳 信長公記』(新人物文庫)を再編集したものです
  • 中国古代史 司馬遷「史記」の世界
    4.0
    司馬遷『史記』には、あらゆる階層の人間が登場する。それらの人々の活躍・没落のさまは、読む者の心に深い印象をのこす。人物に注目しながら、中国古代の世界を100の物語で解き明かす。
  • 「異形」の古墳 朝鮮半島の前方後円墳
    4.0
    前方後円墳は日本列島独特の墳墓であるといわれてきた。築かれた地域は、ヤマト政権が支配する範囲とおおむね一致すると考えられてきたのに、なぜ、それらが朝鮮半島西南部の栄山江流域にまで広がっているのか。この地域はヤマト政権の支配下にあったのか。倭の一部だったのか……。朝鮮半島に残るすべての「異形」の前方後円墳を探訪。これまでの通説をめぐる現状と課題を見直し、永年問われ続けてきた古代史の深遠な謎に迫る。
  • 「豊臣政権の貴公子」宇喜多秀家
    4.0
    瀬戸内の小領主から備前美作両国を治める大大名にまでなった宇喜多氏。“表裏第一の邪将”と呼ばれた父・直家の後を継ぎ、宇喜多秀家は若くして豊臣政権の「大老」にまで上りつめる。しかし、その運命は関ヶ原での敗北を境にして一変し、ついには八丈島に流罪となる。なぜ秀家はかくも秀吉に愛されたのか。なぜ西軍大将格でひとりだけ生き延びることができたのか。なぜ、その一族(宇喜多一類)は現代まで続いたのか。激動の時代を生き抜いた執念の男の実像を、最新研究をもとに描きだす決定的評伝!
  • 東京の幽霊事件 封印された裏歴史
    4.0
    谷中霊園にかつてあった五重塔焼失の原因は“放火心中”でなく、“殺人放火死体遺棄事件”だという噂。電車が通ると響く女の悲鳴と1962年の日暮里駅で八人の犠牲者を出した三河島事故との関係は? 池を埋めると家が滅ぶという神田お玉ケ池。日本人の意識の底流に潜む“お玉”とは。何度も追突事故が発生する中央線の“魔のカーブ”、事故多発の踏切……。川のそばの“出る”と噂の幽霊屋敷、繰り返される連続火災に“助けて、出られない!”という女性の悲鳴、水難者の霊といわれる“黒い人の幽霊”譚、戦時中の練兵場だった公園に現れる女の幽霊と被爆死の関係は? かつて事件や事故のあった場所、恨みを残して亡くなった人の思い、いわくつきの場所を歩き、現代から過去へ思いを巡らす。土地の記憶に耳を傾け、地元の住人に話を聞き、過去の新聞や歴史資料を集め、写真を撮る。消えゆく声なき声を蒐集した、怪談ノンフィクション。東京十四カ所、番外編として神奈川、群馬県の3名所も収録。単行本用にあとがきも書き下ろし。怪談雑誌『幽』に連載された傑作。
  • 古琉球 海洋アジアの輝ける王国
    4.0
    世界に開かれていたのは日本ではなく「琉球」だった! 13~17世紀の古琉球の時代、ボーダーレス海域でどのような歴史と文化が展開されたのか。琉球に残されたかな文字の碑文や『歴代宝案』などの外交文書、中国・朝鮮ほか、近隣諸国に残る史料などから総合的に検証。冊封体制論からはみだした古琉球の独自の事象を浮き彫りにする。同時代の日本を含むアジア世界の歴史のありかたに境界史から光をあて、その全体像に新たな視角を拓く。
  • 「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨
    4.0
    ヒトラーの忠実なる“軍人”か、誠実なる“反逆者”か。 第二次世界大戦を動かした男の虚像と実像を暴く。 これまでの俗説を打破する決定版!! ドイツ国防軍で最も有名な将軍で、第二次世界大戦の際は連合国からナポレオン以来の名将とまで言われた男、ロンメル。 最後はヒトラー暗殺の陰謀に加担したとされ、非業の死を遂げるが、北アフリカ戦線の活躍から名づけられた「砂漠の狐」の名称は広く知られている。 ところが、日本ではとうの昔に否定された40年近く前の説が生きている程、ロンメル研究は遅れていた。 ロンメルは、ヒトラー暗殺計画に気づいていたのか!? 知っていたとしたら、それを支持していたのか!? 最新学説を盛り込んだ一級の評伝! 「日本では【略】、軍事はアカデミズムにおいて扱われない。 一方、「本職」の自衛隊や旧軍人のあいだでも、戦前、みっちりとドイツ語教育を受けた世代が退くにつれ、 第二次世界大戦の欧州方面の歴史に関する研究が紹介されることもなくなってきたのである。  【略】もちろん、ミリタリー本などでは、多々ロンメルが取り上げられてはいたものの、 それらのほとんどは、1980年代の段階にとどまっており、なかには、 アーヴィングの『狐の足跡』の歪曲を無批判に踏襲するばかりか、誇張して広めるものさえあったのだ。」(「あとがき」より)
  • 鉄条網の世界史
    4.0
    【目次】(主なもの) 第一章 西部開拓の主役 カンザス州の「鉄条網博物館」/切実な柵の不足/万能フェンスの登場/入植者が必要とした柵/ウシの大軍がやってきた/牧場主と入植者の戦い/職を失うカウボーイ 第二章 土壌破壊と黄塵 加速する西部開拓/鉄条網が変えた生態系/開拓進む大平原/土壌破壊の米国史/大型農業機械の導入/大砂塵の襲来/放牧規制がはじまる 第三章 塹壕戦の主役 戦場に出現した鉄条網/日本軍が手を焼いた鉄条網/塹壕戦のはじまり/西部戦線異常なし/戦場のクリスマス/日本への導入/鉄条網と現代戦 第四章 「人種の罪」と憎悪のフェンス 強制収容所の歴史/南アフリカの植民地化/ダイヤ・ラッシュ/各収容所の劣悪な環境/スペイン内戦の悲劇/アウシュヴィッツの殺人工場/元収容者が苦しむ後遺症/人間の資源化/旧ソ連の強制収容所/逆境でも花を愛でた日系 第五章 民族対立が生んだ強制収容所 南アのアパルトヘイト政策/活動家の迫害/集団墓地になった五輪会場/「民族浄化」と集団強姦/サラエボの花/世界を「欺いた」映像/戦争と情報戦/最後の逃亡戦犯を拘束 第六章 国境を分断する鉄条網 ベルリンの分断/ヨルダン川西岸の壁/壁を超えた臓器提供/米メキシコ国境/世界最大の麻薬密輸ルート/中国・北朝鮮の壁/新たな万里の長城/タイ・マレーシア国境 第七章 追いつめられる先住民 大平原を分断した鉄条網/チェロキー族の悲劇/ラストサムライ/遅きに失した先住民保護/グアラニー族の悲劇/死に急ぐ若者たち/ケニア独立運動時の裁判開始/ウサギ防除フェンス 第八章 よみがえった自然 鉄条網は自然を呼び戻す/朝鮮半島の軍事境界線/チェルノブイリ原発三〇キロ圏/再導入された希少動物/科学者の反目
  • 武士の人事
    4.0
    長谷川平蔵は「人物は宜しからず」――。天明七年、八代将軍吉宗の孫・松平定信が老中首座に任じられた。賄賂の田沼時代からの脱却を目指した寛政の権力者・定信が集めさせた、江戸役人たちの発言や噂話。出世欲、保身、家庭の悩み――当時の役人の生態が赤裸々に書き留められた希有な記録『よしの冊子』を読む。 [もくじ] 第一章 政権交代─松平定信と田沼意次 第二章 老中たちの評判 第三章 幕閣大名の生態 第四章 町奉行の勤務ぶり 第五章 勘定奉行と勘定所役人 第六章 江戸の機動隊、火付盗賊改 終 章 松平定信の退場 付表・諸役職就任者  [紹介している人物] 吉宗の血をひく貴公子──松平定信   地に落ちた権力者──田沼意次   賄賂で老中になった名門大名──阿部正倫 温厚、何の害もこれ無く──松平康福   心得違いを反省──水野忠友   真っ先に登用された若手の俊秀──松平信明 側用人から老中格へ──本多忠籌   次代を担う若年寄──堀田正敦   刀を忘れて自ら謹慎──京極高久 将来を嘱望された寺社奉行──脇坂安董   出世を厭う坊ちゃん育ちの大名──井上正国   失言で左遷──曲淵景漸 町方から馬鹿にされた町奉行──柳生久通   天国から地獄へ──初鹿野信興   萎縮した金太郎侍──池田長惠 御三卿・清水家を改革──柘植正寔   型破りの豪傑──根岸鎮衛   御城が家より好き──柳生久通 人々が感服する能吏──久世広民   上をだます勘定吟味役──佐久間茂之   母のために昇進を厭う──堀帯刀 江戸町人に大人気──長谷川平蔵   定信との関係を自慢する自信家──松平左金吾   平蔵の毒気に当てられる──太田資同
  • 流れをつかむ日本史
    4.0
    時代が動くには理由がある。その転換点を押さえ、大きな流れの中で歴史を捉えることで、歴史の本質をつかむことができる--。  日本列島に人類が住むようになった遥か三万数千年前の原始・古代時代から現代まで、各時代の特徴と、時代が推移した要因を解説。  なぜそれが起きたのか、その時代に生きた人たちがどのように考えていたのか、史実の間の因果関係を丁寧に紐解いた、第一線の歴史家による最新日本通史! ■日本人はどこから来た? ■縄文時代と弥生時代はどこが違うか? ■邪馬台国はヤマト政権の源流か? ■奈良時代はなぜ政争が多いのか? ■院政はなぜ始まったのか? ■鎌倉幕府滅亡の最大の原因は? ■慶喜は、なぜ大政奉還を決意したのか? ■大正デモクラシーがなぜ戦争の時代につながったのか? ■アメリカ映画「パールハーバー」のウソとは? ■なぜ無謀にも、戦艦大和は沖縄へ向かったのか? など [もくじ] 序 章 日本史の流れ 第一部 原始・古代 第二部 中世 第三部 近世 第四部 近代 終 章 現代の日本と世界
  • 今川氏滅亡
    4.0
    足利氏一門の今川氏は、室町期には守護、戦国期に戦国大名と転化し、東海の大大名として君臨した。しかし永禄3年(1560)、海道一の弓取りと謳われた義元が、桶狭間で織田信長に急襲され横死。息子の氏真が跡を継ぐも、桶狭間後わずか八年余りで戦国大名としての地位を喪失する。 最盛期は駿河・遠江・三河にまで勢力を広げ、名実共に戦国の雄であったはずの今川氏が、なぜこれほどまで脆くも滅び去ったのか――。 三州錯乱をはじめとした国衆の離叛、その要因となった「家中」の強制的刷新による混乱と弱体化の動向等を丹念に検証。桶狭間敗北だけでは分からない「滅亡」の過程を明らかにするとともに、最新研究から、義元や氏真らの個人的要因に仮託されがちであった「亡国」のイメージを覆す。 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の時代考証者による、書き下ろし新作。 第一章 戦国大名今川氏の登場  第一節 氏親以前の今川氏  第二節 「戦国大名」氏親の登場から死没  第三節 氏親に関する考察 第二章 寿桂尼と氏親  第一節 家督継承者と「家督代行者」  第二節 寿桂尼の位置づけ 第三章 義元の時代  第一節 義元の栄華  第二節 領国西方の維持 第四章 氏真の生涯  第一節 “通説”今川氏真  第二節 離叛する国衆たち  第三節 離反する国衆と残る国衆――遠江西郷氏の検討 第五章 今川領国の崩壊  第一節 氏真の実像を探る  第二節 氏真の発給文書
  • 関ヶ原前夜 西軍大名たちの戦い
    4.0
    太閤秀吉の死去から、関ヶ原合戦にいたるまで、豊臣政権のなかでは何が起きていたのか? 凡庸な人物で、単なる被害者と評価されてきた毛利輝元をはじめ、上杉景勝・宇喜多秀家・島津義弘ら西軍に焦点を当てる。加藤清正・福島正則らの武功派と、石田三成ら吏僚派の対立という二項対立的観念から脱出。軍記などの二次的史料を排し、一次史料のみによる実証的な分析により、関ヶ原前夜の「権力闘争」の実像を明らかにする。
  • 織田家臣団の謎
    4.0
    信長の「能力主義」はどこからきたのか? それは、父・信秀から引き継いだ体制に理由があった。有力部将の多くは従属的ではなく、代々仕える譜代家臣が少なかった。そのため、重臣には戦闘動員力を持つ国人領主をあてざるをえなかった。能力や資質よりも門閥主義を選択したが、徐々に小身の側近たちを抜擢していった。信長が、自らの家臣団をどのようにして最強の軍団へと成長させていったのか、豊富な史料を使って検証する。 【目次】 第1章 前史としての父・信秀 1 信秀の擡頭 2 那古野城攻略 3 三河攻略 4 美濃出兵 第2章 信長の尾張統一  1 信秀の死  2 清須織田家との対立  3 筆頭家老・林佐渡守との対立  4 尾張の統一 第3章 桶狭間の合戦と美濃・近江侵攻  1 桶狭間の合戦(永禄三年五月)  2 美濃侵攻  3 足利義昭を奉じて上洛 第4章 織田家臣団の形成  1 信秀家臣団はあったのか  2 青年期・信長の部将は家柄で選ばれた  3 カネで買った旗本を育てる  4 旗本から部将への昇格 第5章 方面軍ができるまで  1 近江 有力部将による分封支配 2 近畿 旧勢力の温存  3 越前 方面軍司令官の誕生  4 近江の直轄化と家督譲渡 第6章 方面軍司令官の時代 1 方面軍司令官とは 2 柴田勝家(天正三年九月) 3 佐久間信盛(天正四年五月) 4 羽柴秀吉(天正五年一〇月) 5 瀧川一益(天正一〇年四月) 6 神戸信孝(天正一〇年六月) 7 織田家臣団としての明智家臣団
  • シベリア抑留 最後の帰還者 家族をつないだ52通のハガキ
    4.0
    終わらなかった戦争を、家族は生き抜いた。 最後の帰還者が持ち帰った、奇跡の一次資料。 未完の悲劇、シベリア抑留。最後の帰還者の一人、佐藤健雄さんが妻とし子さんらと交わした葉書が見つかった。 ソ連は国際法違反である抑留の実態を知られぬために、文書の持ち出しを固く禁じていた。 しかし、佐藤健雄さんは妻たちと交わしたハガキを密かに持ち帰っていた! 一つの家族がつないだ奇跡の一次資料を元に、終わらなかった戦争を描く。 <目次> はじめに 第一章 佐藤家の人びと 第二章 抑留される 第三章 抑留生活の日々 第四章 命のハガキ 第五章 見えない出口 第六章 帰国、再会まで 第七章 ソ連研究の専門家として 終章 あとがき 主要参考文献
  • 誰も書かなかった 西郷隆盛の謎
    4.0
    「なぜ薩摩藩の重鎮になれた?」「明治新政府では何をしていた?」「西南戦争はどんな戦いだった?」「西郷の子孫はどうなった?」など、50の謎解きで2018年大河ドラマの主人公・西郷隆盛がサクサクわかる!
  • 改訂版 ひと目でわかる 茂木誠の世界史ノート
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 受験生に大人気の「もぎせか授業ノート」が、「文化史」を加えた【改訂版】で登場。全132テーマで「古代」から「現代」までをカバー、単元ごとの全体像を視覚的におさえよう。これ一冊で、大学入試「世界史B」の要点がしっかりつかめる! ※本作品は紙書籍をそのまま再現しておりますが、直接文字を書き込むことはできません。あらかじめご了承ください。
  • 江戸の高利貸
    4.0
    江戸時代の金融の流れを紹介しながら、武士社会になくてはならなかった高利貸の成立と繁栄、金を借りた武士の困窮と借金の棒引きの歴史を丁寧に解説。「粋」や「通」の文化を生んだ金貸し商人の実態とは。 【目 次】 ニッポン高利貸資本論  現代の高利貸  江戸の高利貸 札差の登場  蔵米取と札差  蔵宿師VS対談方 十八大通  幕府の札差援助  御蔵前馬鹿物語  堕落する旗本・御家人 棄捐令  借金帳消しの画策  棄捐令発布 文化・文政の繁栄と天保改革  札差株の下落  化政期の札差文化  天保の札差改革 維新、そして滅亡  蔵米取の消滅と札差業   江戸札差一覧 『江戸の高利貸』を語る 文庫版あとがき
  • 井伊直虎の真実
    4.0
    井伊直虎は、戦国時代に遠江国井伊谷領を領国とした国衆・井伊家最後の当主だが、実像は殆ど知られていない。通説では井伊直盛の娘・次郎法師とされてきた。直虎の文字を記す史料はわずか8点。そのうち6点は井伊谷領で実施した「井伊谷徳政」と呼ばれる徳政に関するものである。解読が難しい「井伊谷徳政」の実態を明らかにし、戦国時代の徳政とはいかなるものであったのか、直虎とはどのような存在であったのかに迫る。
  • 古代研究I 民俗学篇1
    4.0
    1~6巻809~1,091円 (税込)
    「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二) 折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版! 解説・池田弥三郎/安藤礼二
  • 本当に悲惨な朝鮮史 「高麗史節要」を読み解く
    4.0
    人気本『本当に残酷な中国史』に続く著者第2弾新書! 日本人、それと同時に韓国、北朝鮮の人たちに、現在の南北朝鮮両国の直系の先祖である高麗の本当の姿を知ってもらいたい――これが本書の出発点だ。 現在の日韓、日朝関係をこじらせている原因は何も韓国と北朝鮮だけにあるのではなく、朝鮮の人々の価値観や倫理観を正しく理解していない日本にもある。ここで書くのは高麗の歴史でもないし、高麗史や高麗史節要の解説書でもない。ましてや嫌韓本や侮韓本などではさらさらない。高麗の人々の生き様、人間模様を描くことである。我々日本人に必要なのは、高麗の人々の言動を通して、その行動の裏にある価値観や倫理観をしっかりつかむことだ。そうすることによって始めて現代の韓国・北朝鮮の状況を正しく解釈することが可能になるのだ。
  • 日本の地霊(ゲニウス・ロキ)
    4.0
    ■明治から戦後へ、「土地」が語る失われた歴史 ■「闘う建築史家の名著!」 ―― 隈 研吾 「解説」より 「人間の歴史は、土地の上に刻まれた営みの蓄積なのだ。」 近現代史を場所という視点から探るためのキーワード「地霊(ゲニウス・ロキ)」。 土地、建築、街並みが語る声に耳を傾けるとき、 失われた記憶や物語が浮かび上がる。 国会議事堂にひそむ鎮魂のデザイン、 広島平和記念公園と厳島神社の意外な共通点、 渋沢栄一や岩崎彌太郎がゆかりの地に寄せた想い――。 優れた建築を守り伝える時代への転換をうながした建築史家の代表作。  解説 隈研吾(建築家、東京大学教授) ※本書は一九九九年一二月、講談社現代新書として刊行されたものが底本です。 ■目次  はじめに ――「地霊(ゲニウス・ロキ)」とは 第一部 場所の拠り所  1 議事堂の祖霊はねむる ――伊藤博文の神戸  2 聖地創造 ――丹下健三の広島  3 本四架橋のたもとには ――耕三寺耕三の生口島  4 故郷との距離 ――渋沢栄一の王子  5 場所をうつす ――渋沢栄一の深谷 第二部 日本の〈地霊〉を見に行く  1 三菱・岩崎家の土地 ――岩崎彌太郎の湯島切通し  2 三菱・岩崎家の土地 ――岩崎小彌太の鳥居坂  3 地方の鹿鳴館  4 川の運命 ――谷崎潤一郎の神戸  5 新興住宅地のミッシング・リンク ――根津嘉一郎の常盤台  おわりに ――なぜ「場所」なのか [コラム]  消えた丸の内  田中光顕の場所  炭鉱と鉱山・亡者の墓  日本一寒い町に来た男  解説 隈研吾
  • 足利尊氏
    4.0
    1巻1,496円 (税込)
    足利尊氏は、室町幕府政治体制の基礎を固め、武家政治の隆盛へと道筋をつけた人物である。その評価はこれまで時代の影響を色濃く受けて定まらず、「英雄」と「逆賊」のあいだを揺れ動いた。近年、南北朝時代を再評価するムーブメントのなかで、足利尊氏への関心は飛躍的に高まった。新出史料を含めた発給文書1500点を徹底解析しながら、これまでになく新しいトータルな尊氏像を描き出す。 【目 次】 序 章 新しい足利尊氏理解のために   第一章 鎌倉期の足利尊氏  第二章 足利尊氏と後醍醐天皇 第三章 室町幕府体制の成立 第四章 尊氏と直義――二頭政治と観応の擾乱 第五章 足利義詮への継承――室町幕府体制の展開 終 章 果たして尊氏は「逆賊」か
  • どの教科書にも書かれていない 日本人のための世界史
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    教科書の教える世界史は、戦前の西洋史と東洋史をつなげた代物だった――。ならば「モンゴル帝国」から始まり「大日本帝国」へと至る「一つの世界史」とは何か? これが他国ではなく日本のために書かれた世界史だ。
  • 「国民主義」の時代 明治日本を支えた人々
    4.0
    明治時代、国民の困難を見ず専制的な政治にかたよる藩閥政府に対峙すると共に、民権派や政党の利己的な行動を非難する政治勢力があった。陸羯南が「国民主義」と称すこの政治勢力には、国民の利益を守ろうとする政治家や軍人、思想家、新聞記者、時には宗教家や探検家などさまざまな人々が連携、結集する。いま、忘れ去られようとしている国民主義が担ってきた役割を検証し、近代国家建設期の日本の多様な姿を描き出す。 目 次 序 天皇と群臣の誓い――「天皇親政」「公議輿論」 一、結集/民権、藩閥政府との対峙――「中正不偏」 二、模索/条約改正反対運動――「和而不同」 三、構築/帝国議会の開設――「至公至平」 四、対峙/条約励行問題と日清戦争――「正論とう議」 五、連携/千島・沖縄問題と足尾鉱毒事件――「日月無私燭」 六、拡散/それぞれの日露開戦――「至誠憂国」 結 明治の終焉――「不羈独立」
  • 中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東アフリカにある「大地溝帯」と呼ばれる巨大な谷の周辺に誕生した人類の起源から、リーマン・ショックまで、 人類が歩んだ歴史を学び直してみませんか? 中高6年間で習う世界史を一冊に圧縮して学び直すことができる1冊です。 全部で20章ある各章の冒頭には、その時代がひと目でわかる地図や概念図を掲載。 ここを見るだけでも世界史の流れがつかめます。 【本書の内容】 第1部 人類の誕生から文明の誕生まで  1章 大地溝帯から広がる世界/2章 乾燥地帯の四大文明 第2部 帝国と諸地域世界の形成  3章 ペルシア帝国とローマ帝国/4章 インドの帝国と中国の帝国/5章 遊牧民の「爆発」の時代/6章 各地で再建されるスーパー帝国 第3部 海洋世界の拡張とヨーロッパの勃興  7章 大航海時代と膨張する世界/8章 ルネサンスと宗教改革/9章 市民革命と産業革命 第4部 世界秩序を転換させた19世紀  10章 姿を変えるヨーロッパ /11章 地球規模で広がる植民地/12章 台頭するアメリカ/13章 帝国主義時代と対立激化 第5部 20世紀の2つの世界大戦  14章 第1次世界大戦/15章 世界恐慌と経済危機の増大/16章 第2次世界大戦 第6部 ドル覇権からグローバル経済へ  17章 アメリカ中心の戦後秩序/18章 戦後秩序の崩壊/19章 グローバル時代/20章 壁に直面する世界
  • 羽柴を名乗った人々
    4.0
    秀吉は、旧織田家臣や旧戦国大名に羽柴名字を与えることで「御一家」と位置づけた。羽柴家の論理による秩序化である。全く新しい武家の政治序列の方法を創り出した、秀吉の野望と類い希な政治手腕を描き出す。 ◆第一章 羽柴名字と公家成大名 ◆第二章 秀吉の一門大名 羽柴秀長・秀保/羽柴秀次/羽柴(小吉)秀勝/羽柴秀俊(小早川秀秋) ◆第三章 秀吉の親類大名 宇喜多秀家/結城秀康/前田利家・利長(利勝)利政/徳川家康・秀忠/京極高次/京極高知(生双)/木下勝俊/某 秀弘/青木重吉/福島正則・正長・忠清(忠勝) ◆第四章 織田家の人々 織田秀信/織田秀雄/織田信兼/織田長益・頼長/織田信秀/織田信高/織田信吉 ◆第五章 旧織田家臣の人々 堀秀政・秀治・秀隆(忠俊)/堀秀家(秀成・親良)/滝川雄利・正利/丹羽長重/長岡(細川)忠興・忠隆/蒲生氏郷・秀隆(秀行)/蜂屋頼隆/毛利秀頼/稲葉貞通・典通/津川(斯波)義康/長谷川秀一・秀康/前田秀以・茂勝/佐々成政/筒井定次/池田照政(輝政)・照直(利隆)/森忠政 ◆第六章 旧戦国大名の人々 上杉景勝/大友吉統(義統)/長宗我部元親・盛親/島津義弘・忠恒(家久)/立花統虎(親成・宗茂)/龍造寺政家/毛利輝元・秀元/小早川隆景・秀包(秀直)/吉川広家/宗吉智(義智)・義成/佐竹義宣/最上義光・義康/伊達政宗/里見義康/宇都宮国綱 ◆第七章 羽柴名字の消滅
  • はじめての古寺歩き
    4.0
    古寺を歩くことは、日本を知ること――歴史に通じた著者ならではの視点で、鑑賞の3大ポイント「仏像・建築・庭園」を基礎から解説。実践篇、上級篇では東寺・善水寺・三徳山三仏寺ほかの古刹や四国遍路を巡り、その縁起や見どころはもちろん、「ここは大事!」という実体験に基づいた拝観のマナーや身支度、心得などを丁寧に紹介する。初心者が本当に知りたい、基本の「き」からよくわかる! 楽しく深い古寺歩きの入門ガイド。 ※本書は、平成十七年四月、小社刊の新書『古寺歩きのツボ──仏像・建築・庭園を味わう』(角川oneテーマ21)を改題のうえ文庫化したものが底本です。文庫化にあたり「上級篇」を加筆しました。 基礎篇――これだけは知っておきたい   一 仏像の基礎知識   二 仏像の美術史的アプローチ   三 建築   四 庭園 実践篇 入門コース――さあ、でかけよう   一 京都の古寺――金閣寺   二 京都の古寺――千本釈迦堂   三 京都の古寺――永観堂   四 奈良の古寺   五 琵琶湖周辺の古寺   六 九州などの古寺 実践篇 中級コース――もう少し足を延ばして   一 東寺   二 善水寺   三 三徳山三仏寺 上級篇――四国遍路へ行ってみよう   一 知っておきたい基礎知識   二 巡礼の方法と心得 訪れておきたい古寺一覧
  • 中高6年間の日本史が10時間でざっと学べる
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大河ドラマの時代背景がわからない、観光地にある史跡の価値がわからない、外国人から日本史の質問をされても多分答えられない――。そんなことを防ぐための、日本史の流れを「ざっと」学びなおすのに最適な1冊!
  • 「カゲロウデイズ」で中学歴史が面白いほどわかる本
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シリーズ累計20万部突破・カゲロウプロジェクト×学習参考書シリーズ、第7弾は「中学歴史」! カゲロウプロジェクトのキャラ達と、フルカラーのマンガ+会話で中学歴史の重要45テーマがイッキにマスターできる! ※本作品には、紙書籍に付属している「カバー裏特製ミニポスター」は含まれておりません。 ※本作品は紙書籍をそのまま再現しておりますが、直接文字を書き込むことはできません。また紙書籍再現のため、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 図解 使える日本史
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史には今の社会を知るためのヒントが詰まっています。累計300万部超のベストセラー作家による待望の日本史図解本!! 学生からビジネスパーソンまで、もう一度学び直したい方に必読の入門書です。
  • 大橋鎭子と花森安治 戦後日本の「くらし」を創ったふたり
    4.0
    NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の主人公のモデル・大橋鎭子と、彼女を支え生活雑誌の金字塔「暮らしの手帖」を創刊した編集者・グラフィックデザイナー花森安治の生涯に、戦後日本の世相をふりかえりながら迫る! ※本作品は電子書籍化にあたり、許諾等の理由から写真、イラストの一部を掲載しておりません。
  • 日本史有名人の身体測定
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    西郷隆盛、足利尊氏、平清盛は約180cmで、高杉晋作、徳川家康、源頼朝は160cm以下! 身長と体重、持病と死因から見えてくる、歴史人物の生活習慣と人となり。斬新な視点から、歴史の真実を解き明かす!!
  • 江戸の旗本事典
    4.0
    時代小説や時代劇に登場する「旗本」。彼らはどのような暮らしをしていたのか? 御家人とはどう違うのか? 三田村鳶魚の最後の弟子が、複雑な江戸幕府の制度をふまえ、これまで誤解されてきた旗本身分を正しながら解説。「徳川家直参」の意味、江戸城中での作法と年中行事、家督相続と隠居、昇進・給与、家計と年収、本家・分家との関係……豊富なエピソードで楽しく読める、歴史・時代小説ファン必携のコンパクト事典。
  • 英傑の日本史 智謀真田軍団編
    4.0
    武田・上杉・北条の大勢力の狭間を生き、信長・秀吉・家康たち天下人を向こうに戦い抜いた真田の知謀とは。真田軍団が繰り広げた死闘と謎多き実像に肉薄。敵味方が錯綜する戦国のドラマを、独自の史観で照らし出す!
  • ゼロから話せる 接客のひとこと英会話
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    海外からのお客さんを、かんたんな英語でもてなしましょう。ショップ、レストラン、ホテル、美容室など、あらゆる場面で使えるフレーズを、わかりやすいストーリーで解説。この1冊で、リピート獲得も間違いなし!?
  • 真田一族と家臣団のすべて
    4.0
    信玄の懐刀・幸綱、徳川軍を2度破った昌幸、真田家の命脈を保った松代藩祖・信之、家康に死を覚悟させた信繁(幸村)ら真田一族と、家臣団の事績を徹底網羅。大河ドラマ時代考証担当が書き下ろす、真田軍団の真実!
  • この英語、どう違う?
    4.0
    「job vs. work」「study vs. learn」「god vs. God」日本語にすると同じに見えるこの2つ、ネイティブにとっては全然違います。
  • 日めくり戦国史 きょうは何の日
    4.0
    戦いに明け暮れた戦国の日々。膨大な史料のなかから、合戦や事件、行事などを月日ごとに記した戦国版「きょうは、何の日?」
  • 村上水軍全紀行
    4.0
    1巻3,300円 (税込)
    瀬戸内の覇者・村上氏は因島・能島・来島を本拠地に城砦・居館を構えた。その跡を訪ねて村上水軍隆盛の歴史を掘りおこす。
  • IELTS 一発で合格スコアをとる勉強法
    4.0
    2010年より日本英語検定協会が窓口になったことで受験しやすくなり、テスト自体の評価が高いことと相まって留学希望者、受け入れ側からの注目が高まるIELTSについて、効果的な勉強法を紹介します。
  • 1分間英単語1600
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    1単語1秒で1分間に60回復習できる驚異の英単語勉強法。「できるだけ簡単に、はやく勉強を済ませたい!」というニーズに応える英単語帳。
  • 東大現代文でロジカルシンキングを鍛える
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    東大の現代文で問われている質問は「どういうことか」「なぜか」だけ。これに答えることが「ロジカルに考える」ということ。論理的に現代文の答えを導く著者が、あなたの「ロジカルシンキング」を鍛え上げます!
  • 『光圀伝』謎解き散歩
    4.0
    冲方丁の大人気時代小説『光圀伝』を愉しむための著者公式読本。光圀が奔走した水戸、江戸のスポットをめぐる散策案内や、冲方氏書下ろしのエッセイ収録のほか、小説と史実の光圀を比較して楽しむ深堀り解説が満載!
  • 誰も書かなかった 日本史「その後」の謎
    4.0
    歴史雑学の定番テーマ「歴史事件・人物の『その後』」をまとめた一冊。日本史の注目トピックスを厳選し、最新の研究もふまえつつ、雑学読み物テイストで展開していく。思わず誰かに話したくなる日本史の逸話が満載! ※本電子書籍は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 妖怪学の基礎知識
    4.0
    いまも都市伝説などで再生されつづける「妖怪」とは何か? 説話やお伽草子に描かれる妖怪や怪異、噂話のなかの妖怪、妖怪画の歴史、妖怪の博物誌など、最新の研究成果を盛り込み日本の妖怪文化に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 地名の社会学
    4.0
    地名はどのように誕生し、消滅した地名はどんな歴史を秘めているのか。ある時はバス停や駅名に、ある時は地図の中にその痕跡をみつけながら、過去と現在を結ぶ糸として私たちとともにある地名の魅力に迫る。
  • 日本人がつくる世界史
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    日本が世界の中で現在切迫した状況に置かれているのは、 日本人が世界史を書いてないからである。いま日本人が為すべきことを超鳥瞰図的な歴史を踏まえて語ります。誇りある日本人になりたい人、必見!
  • 伊達政宗謎解き散歩
    4.0
    戦国の世を颯爽と駆けぬけた青年武将のイメージの強い政宗。気骨と覇気をもって秀吉や家康に立ち向かい、晩年は天下の重鎮として諸大名を畏敬させた。野望に満ちた生涯の謎を読み解きながら、ゆかりの地を探訪する。 ※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 昭和天皇のごはん
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    昭和天皇の料理番だけが知る、意外な素顔とおいしいエピソード、秘伝のレシピ。昭和天皇皇后両陛下についてのエピソードや料理番たちの日常や出来事を料理レシピとともに紹介。 ※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 口語訳 日本国憲法・大日本帝国憲法
    4.0
    日本のふたつの憲法の全条文と口語訳を付し、気鋭の憲政史家の解説で読む、教養としての憲法。 ※電子化にあたり一部のレイアウトを変更しているため、紙書籍とは体裁が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • 一の谷合戦でしかけた義経の陥穽(わな)
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「平家物語」が書かれた鎌倉時代、義経は賊徒だったためにその真実の姿が語られることはなかった。これまで歴史の表舞台から隠蔽されていた一の谷合戦での義経の戦略を、文献の裏づけのある資料に添って綴った一冊。 ※本作品は、紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっております。あらかじめご了承ください。 【目次】 一、述懐 二、義経院参 三、斧柄の妾 四、義経の陰謀 五、義仲の首渡し 六、丹波の土豪長沢 七、源氏勢揃い 八、平家追討の院宣下る 九、三草山の合戦 十、丹波路を三木に向かう搦手の軍勢 十一、山の手の守備陣 十二、守覚法親王の慨嘆 十三、老馬の助け 十四、合戦前夜、印南野の篝火 十五、鵯越、一の谷の藻塩火 十六、作戦会議 十七、熊谷次郎直実の抜駆け 十八、騎兵軍団誕生 十九、熊谷・平山一二の駆け 二十、梶原二度の駆け 二十一、古道越(山方)の出来事 二十二、山の手の後ろ鉢伏蟻の戸 二十三、危険な逆落し 二十四、義経の陥穽と落足 二十五、首実検 二十六、守覚法親王の述懐、後日譚
  • 大政事家 大久保利通 近代日本の設計者
    4.0
    王政復古のクーデター、廃藩置県の断行、征韓論での西郷隆盛との確執……。劇的な明治維新期をたどりつつ、「意志の政治家」と呼ばれた、明治政府最高の政治家が体を張って描いた国家構想を捉え直す。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 日本のまつろわぬ民
    4.0
    日本史のなかで暗躍した“漂泊する民”の姿を、「鬼」や「天狗」、「河童」、「天神さま」といった普段、妖しげなイメージを抱く存在の由来や実像に迫ることで、浮き彫りにしていく。 ※本作品は紙書籍から表紙画像の一部が異なっております。また、口絵または挿絵の一部が未収録となっていますのであらかじめご了承ください。
  • 足利直義 兄尊氏との対立と理想国家構想
    4.0
    1巻1,496円 (税込)
    南北朝の動乱期に、武力によらない仏国土の理想郷を目指した足利直義。兄尊氏とともに室町幕府の基礎を築いたにもかかわらず、最期は兄に毒殺されたとも伝えられる悲劇の人物の政治・思想・文化に迫る。 ※※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 江戸の発禁本 欲望と抑圧の近世
    4.0
    出版文化が発達した江戸期には、「発禁本」が多数生み出された。ご公儀による出版統制はどのように行われたのか。好色本や戦国歴史物語、仮想戦記など、処分対象となった書物の悲喜劇に満ちた成立事情に迫る! ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 潜り人、92歳。
    4.0
    水中写真家・水中考古学者である著者が、皇居のお堀から沈没船、さらには東海村・浜岡の原発まで「潜る」仕事を通して日本各地を覗いてきた、その記録と貴重な証言の数々をまとめた自伝。 ※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 小・中学校9年間の 算数・数学を10時間で復習する本
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「算数」「数学」が苦手・嫌いという人は少なくないと思います。 しかし、「ナンプレ」などの数字パズルの愛好家は多数いることから推察すると、「算数」が嫌いというよりも「計算」が嫌いということではないでしょうか。また、いくら計算が苦手という人でも、足し算ができない人は稀なのではないでしょうか。つまり、カンタンな「算数」「数学」なら難なくこなすことができるわけです。 ところで、「算数」「数学」は1つわからないことがあると、その先に学習することも理解できません。すなわち、「算数」「数学」が嫌い・苦手という人は、どこかで躓いたはずで、そこから復習し、内容を理解できれば「算数」「数学」に対するコンプレックスは払拭されること間違いなしです。 本書には、「算数」の入口からスタートして、中学校で学習する「数学」までが一通り収録されています。ぜひ、自分が躓いたところから復習して、学校で習ったときにわからなかったことを理解してしまいましょう。
  • 邪馬台国の考古学 魏志東夷伝が語る世界
    4.0
    1巻1,496円 (税込)
    洛陽から方万里の外は、夷狄の世界とされた三世紀東アジア。現在の中国東北部、朝鮮半島など「東夷」の国々の考古学的な新知見と『魏志』の世界観から、邪馬台国論争に決着をつけ、倭国の新たな歴史像を描く。
  • 海からの世界史
    4.0
    古代以来、「七つの海」のネットワークを支配した覇権国家が世界を制した。ローマ帝国をはじめ、イスラーム、モンゴル帝国、さらに大航海時代を経た大英帝国へ。シーパワーの視点から探る初めての世界史。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 千利休の「わび」とはなにか
    4.0
    利休の師は辻玄哉であり、通説で師とされる武野紹鴎はわび茶を行っていなかった。『南方録』起源の虚構を排し、利休自らによるわび茶大成の新事実を提唱。茶の湯文化史を大きく塗り替えた衝撃の書の文庫化。
  • 庶民たちの平安京
    4.0
    内裏で厳かに行われていた「豊明節会」の会場に、庶民が乱入、調度品を壊し、ご馳走を食いまくった!? 華やかな平安京に暮らした大多数の住民、庶民たちの実態を探る、初めての王朝庶民生活誌。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 遣唐使の光芒 東アジアの歴史の使者
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    古代国家形成に大きな影響をもたらした遣唐使。対等外交だったか、朝貢関係か、その対外認識や政策の実態など、遣唐使事業のすべてを検証し、将来された文物と思想、日本独自の文化受容のあり方を描く。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

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