山本茂実の作品一覧

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作品一覧

2024/05/17更新

ユーザーレビュー

  • あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史
    明治〜昭和初期の工女たちに寄り添い、その知られざる日々の生活に迫った記録文学。著者のヒューマニズムと、当時を知る先人たちの膨大な証言が、本書全体を人間味溢れる温かい作品に仕上げてくれている。工女を襲った悲劇だけに終わらず、「工場側・経営者側はどういった状況だったのか?」まで掘り下げてくれているのも先...続きを読む
  • あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史
    映画やドラマは見たことは無いですが、話だけは聞いていました。雪の深い峠の山道を小さな女の子たちが仕事のために死に物狂いで歩き、そして死にそうになるくらいまで製糸工場で働かされるというお話だと。

    こういう聞いていた苦労話と違って、当時の日本の歴史的背景が詳しく書かれていて、明治維新から世界へと進出す...続きを読む
  • あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史
    悲しい。でも約100年前の工女さんたちが今の日本の基盤を支えてくれたのだなぁとありがたく思う。
    外部から見たら悲惨な環境に見えても、当事者たちは意外とそうは思っていなく、むしろ感謝しているフシもあるという点は、現代のサラリーマン生活にも似たようなものを感じる。(当時に比べて現代は格段に恵まれているが...続きを読む
  • あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史
    雪と氷の峠を越えて生糸紡ぎに励んだ女工哀歌。壮絶な生き様が描かれるが、明治大正の飛騨の娘たちにとっては生きるための必然だった。現代で言えば残業過多のサラリーマンか、あるいは日本人のために魚の骨をとるアジア諸国の女工さんか、はたまたミニカー組立の。。。
  • 松本連隊の最後
    野麦峠で著名な筆者が丹念な取材を通じて明かした松本連隊の悲劇。市井の人々がいつの間に戦争に巻き込まれ悲惨な最期をとげる恐ろしい実話。

    昔の軍隊の本籍地ごとの徴兵。歴戦の連隊旗を象徴とした連隊の悲しい最期を丹念に描く。戦死というよりほとんどが餓死、病死という事実が胸に来る。

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