山田さんのレビュー一覧
レビュアー
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やるせない
なんか情緒が振り回されっぱなしの第7巻。人工知能との戦いは二転三転するもんだからハラハラしっぱなしでした。途中ギスったりもしていましたが、やっぱリオンとルクシオンはベストパートナーだと感じました。
レリアやセルジュの劣等感やノエルのコンプレックスなど見ていて、誰かが不幸にならざるを得ないような状況にズブズブとハマっていく感じは読んでいてやるせなかったです。
しかしラストにイデアルの追想があったことで、彼にも彼なりの行動原理があり、それを思うと本当に切なかったです。ユメリアさんが巫女になったのももしかしたら…。
それと人工知能同士の会話でクレアーレのことを隠し玉ではなく隠し球と表現するのは...続きを読む -
どちらが良かったんだろう
なんというか常に2択を迫られる第3巻だったと感じています。
復讐はするべきなのか、諦めるべきなのか。
辛い現実に直面した時、理性的に対処すべきか、それとも感情で動くべきなのか。
あのとき、この道ではなくあの道を選んでいたならどうなっていたのか。もしもこうだったなら、を夢想し、それが無意味なことだと理性ではわかりつつも、それを止めることもできません。
あのキャラはどうすれば幸せな結末を迎えられたのか、どこが分岐点だったのか、考えずにはいられませんでした。リオンのキャラクター性やリビアの力が悪性の強いもののように感じられてしまったがために余計に色々な考えが浮かんできてしまいます。
正解は出ま...続きを読む -
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vs 不死身の英雄たち
氷室先輩のルーツが明かされ戦いも本格的に激化する第4巻。櫻井はメインヒロインの一人なのになんというかこう…雑魚キャラみたいな退場の仕方をしたな…。
ともあれ、黒円卓の反乱組と蓮による殴り込み。創造位階も解禁され、バトルが一層ヤバい領域へ。
敵は大隊長とかいう化け物たち。ザミエルとリザのやり取りは作中屈指のお気に入りシーンです。対等な立場にある二人のやりとり、そして如実に現れる実力差という残酷な現実。読んでいてなんとも言えない気持ちにさせられます。
ルサルカは描写こそ少なめでしたが、教会に座る首斬り人の彼がフラッシュバックしたり、彼女を象徴するセリフが聞けて大いに満足しています。フラッシュ...続きを読む -
もっとも好きな√
3巻目にして√が確定しましたね。dies iraeは4つのルートからなる物語ですが、ルートを分ける分岐を越え、ヒロインが決まりました。自分の推しです。コミカライズでも読めるとはありがたい。
今巻はバトルが多く白熱でした。ゲームのCGを意識したコマも多く、ゲームをプレイした頃の記憶が蘇るようでした。蓮と櫻井の問答はかなり好きなシーンですし、漫画になって魅力は増すばかり。実に素晴らしい読み応えでした。
そして満を持してのハイドリヒ卿のご登場。流石の貫禄です。Gユウスケ氏の素晴らしい一枚絵に心を奪われた自分ですが、このコミカライズの作者様もなかなぁどうして素晴らしい絵を描かれる。見ていて惚れ惚れし...続きを読む -
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素晴らしい裏表紙詐欺
表紙、裏表紙の麗しいお嬢様は一体どこへ。読んでみればお嬢様同士が口汚く罵り合う最高にロックな作品でした。
常住戦陣ムシブギョー、5分後の世界、などバトルアクションで勢いよくキャラの躍動を描く福田先生でしたが、健在も健在。非常に面白かったです。
バンドものといえば割とボーカルありきの作品が多く、アニメ化で楽曲共々大ヒット!みたいな流れが多い中でインストバンドを選んでくれたのも最高にロックでした。
最近ではBLUE GIANTやこの音とまれなどが、ボーカルなしの音楽を取り扱った作品でしたが、箏曲やジャズという歌がないのが前提みたいなところがありましたが、ロックで歌なし。どうなるのか非常に気に...続きを読む -
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