side-Aとside-B、どちらもたまりませんでした。待ちに待った太宰と織田作の出逢いの物語。
side-Aの太宰と織田作の様子にニヤニヤしてワクワクして、ああ、ふたりが帰ってきたなァと思いながら読み進めました。黒の時代のあの未来へ続くことが少し苦しくもあったけれど、読みながら確かに救われていて、
...続きを読むあーこんな感じで過ごしてたのかー、太宰さん幸せそうで良かったなぁ、次はどんな話だろう、続編かな?とフワフワした気持ちでside-B読み始めたら…なんとside-BのBはBEASTじゃないですか…つらい。
はじめの太宰の様子、包帯ぐるぐるとか、声を出さないとか…その辺であ、BEASTだ、と思ってもう…苦しくて苦しくて。
最後の一文を読んでたまらなくて思わず紙面から目を逸らして、そこでようやく息をとめていることに気が付きました。
感情をたしかにめちゃくちゃに揺さぶられました。
あと、朝霧カフカ先生の語り部によって描写がかなり変わるところがわたしは大好きです。