【感想・ネタバレ】Dies irae ~Amantes amentes~ 4のレビュー

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vs 不死身の英雄たち

氷室先輩のルーツが明かされ戦いも本格的に激化する第4巻。櫻井はメインヒロインの一人なのになんというかこう…雑魚キャラみたいな退場の仕方をしたな…。

ともあれ、黒円卓の反乱組と蓮による殴り込み。創造位階も解禁され、バトルが一層ヤバい領域へ。

敵は大隊長とかいう化け物たち。ザミエルとリザのやり取りは作中屈指のお気に入りシーンです。対等な立場にある二人のやりとり、そして如実に現れる実力差という残酷な現実。読んでいてなんとも言えない気持ちにさせられます。

ルサルカは描写こそ少なめでしたが、教会に座る首斬り人の彼がフラッシュバックしたり、彼女を象徴するセリフが聞けて大いに満足しています。フラッシュバックで言えば、ヴァルキュリアとトバルカインの話を神父が語ってくれたのも良かったですね。姿が見れただけでなんか嬉しくなりました。

そして神父。4巻では主人公と言って良いくらいの活躍ぶり。結末こそ悲しいですし、彼の長年の逃避とその苦しみは筆舌に尽くし難いものでしたが、それでもテレジアを愛すると語るその心は紛れもなく邪なる聖人であり、父親のそれでした。再度立ち上がり己が道に殉じた彼には尊敬の念すら抱きます。

そして藤井蓮…仲間を失い、肉体にも大きなダメージを負っています。能力的に完全にメタってくるシュライバー、ストーカー並みの粘着度を誇るマキナ、最強のドル豚おばさんザミエル、激強金ピカ紳士ハイドリヒ卿。こんなん同時に敵に回して勝てる奴なんていません。流石に可哀想に思えてきます。そんな中で水銀の底から差し出される手。氷室先輩とマリィの祈り。それらが起こした異形な真紅の影。ここから先の戦いにますます目が離せない……のに。

まさかのlight解散で、次巻以降が刊行されないという悲劇。こんな未知は望んでいない。いつまでも待てます。念願のコミカライズ、どうか…どうか完結まで描いて欲しい。アヴェスターみたいな形でも良いので、どこかで続きを展開してくれないものかと、切に願っております。

我が渇望こそ、原初の荘厳。
この願い、どうか届きますように。

#アツい #カッコいい #アガる

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2023年09月30日

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