感情タグBEST3
なんか情緒が振り回されっぱなしの第7巻。人工知能との戦いは二転三転するもんだからハラハラしっぱなしでした。途中ギスったりもしていましたが、やっぱリオンとルクシオンはベストパートナーだと感じました。
レリアやセルジュの劣等感やノエルのコンプレックスなど見ていて、誰かが不幸にならざるを得ないような状況...続きを読むにズブズブとハマっていく感じは読んでいてやるせなかったです。
しかしラストにイデアルの追想があったことで、彼にも彼なりの行動原理があり、それを思うと本当に切なかったです。ユメリアさんが巫女になったのももしかしたら…。
それと人工知能同士の会話でクレアーレのことを隠し玉ではなく隠し球と表現するのはなるほどと思いました。
まあこれで共和国編もひと段落。マリエと愉快な仲間たちも一緒に冒険はまだまだ続く…。
そういえば途中(37%くらいの位置)のセルジュとガビノの会話シーンで、リオンのことをバルトファルト伯爵ではなく、バンフィールド伯爵と言ってしまっているシーンがありました。これじゃどこぞの星間国家の悪徳領主ですよ。同じ作者ならではのミスに少し笑ってしまいました。
Web版との差を実感した7巻目
ウィークポイント自体は変わらないけど主人公であるリオンのマジギレがなかったのは少し残念…
でもWeb版でのレリアの扱いやセルジュの扱いには救いがあったのかな?
アニメ化するのでコミック版 Web版 ノベル版読破しました。スローライフをめざしながらも厄介ごとに巻き込まれる主人公。大変気に入りました。アニメが足を引っ張りそうな出来で残念ですが、最後までお付き合いしたいです。
Posted by ブクログ 2021年02月23日
共和国編は随分と濃密だった!そう思わせる程に多くの思惑が入り乱れ事態が錯綜する模様は非常に楽しめる内容だったよ
終盤部分でリオンとマリエが思い悩むように今回の共和国編の騒動の引き金の一つになったのはリオン達の存在。自分達が一因であるなら関わらずには居られないが、関わったとしても部外者である以上ハッ...続きを読むピーエンドは元から手に出来るものではなかった
そういった意味ではルクシオンが言うようにベターな展開を手に出来ただけでも良い結果だったと言えるのかも知れない
そしてもっと広い視点で見ればこの共和国編はベストやハッピーエンドではなくベターを目指すことで幸せを手に出たかも知れない登場人物が多かったように思う
しっかりした母を求めすぎたカイルも、家族の愛を求めすぎたセルジュも、主人公としての立ち回りを求めたレリアも、そしてあのイデアルも……
誰もがベストの結果ではなくベターな何かで満足していればもう少し事態は違ったのではないかと思ってしまう
まあ、その状態をベストを望むリオンが全てぶっ壊すか解決してしまうというのは何とも言えないのだけど(笑)
リオンとルクシオンの不仲についてはいつもの事だからあまり心配していなかったのだけど、まさか出逢った当初からイデアルを警戒していたとは思わなかったよ。ルクシオンに並び立つ存在だから無警戒も可怪しいっちゃ可怪しいのだけど
そしてこの共和国編でも読者を驚かせる結果となった共和国の裏事情
表向きは一般的な乙女ゲームとして有りそうな設定だけど、深堀りして裏を探っていけば生々しい現実的な事情が見えてくる。
レスピナス家に何らかの問題が有ったとは仄めかされていたけど、まさか共和国を危機に陥れるほどの悪行を裏でしていたとは
これはゲームの知識に頼ってそれ以上を知ろうとしていなかったレリアにとって青天の霹靂の事態。対して双子の姉であるノエルは察していたという辺り、二人の見ている物の違いが如実に現れていたね
裏を知ろうとせず、そしてベストを求めすぎた戦闘と破壊の結果、幸福を手に出来た者はどれだけ居るのだろうとセルジュやレリアの顛末を見るに思ってしまう……
そういや、新たな舞台に移る度にその場所における主人公と悪役令嬢がリオンと結ばれるのかと勝手に想像していたのだけど、別にそういう訳でもないのか。一応ルイーゼとはフラグが立ったようだけど
本当に厄介な立場になってしまったリオン。彼を傍で支える信頼できる人物は少しでも多いほうが良いのだろうけど、ノエルは彼との関係をどのようなものにしていくのかな?
元は「小説家になろう」サイトで連載されていた作品の書籍化、その7冊目。
今回で共和国編が終了します。
なろう版をWeb版とするとこの書籍版では共和国編に入り新キャラが出てきたり微妙に展開が違ってたりしましたが
その結末もWeb版と若干違ったものになってます。
Web版既読者にとっては先がわか...続きを読むりにくい目新しさはありますが
正直なところ共和国編全体を通してですがWeb版と比べて良いかと言われる好みで分かれるという印象。
逆に言えば書籍版から入った人もWeb版でまた違った展開を楽しめると思います。
アンケートおまけのマリエルートは相変わらずの大ボリューム。
正直書籍版を買う理由の半分がマリエルート目当てなので嬉しくもあります。
本編では出てこなかった裏の設定も出てきて「女神転生・If」のアキラルートのような(例えが古い)まさにゲームの裏ルート、という感じで楽しめます。
おまけという事で能天気な話かと思えば本編に負けず劣らず(というか本編以上に)シビアな展開。
もうちょっとだらだらとリオンとマリエをイチャイチャさせてもいいんじゃよ?
そんでベッドの上でたっぷりと愛を確かめあってヤりまくった後でお互いの正体が発覚してほしい(ゲス顔)
ただ、話の展開的にマリエルートでは共和国編以降まで展開する気は無いのかな?という感じ。