壇那院さんのレビュー一覧
レビュアー
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ネタバレ 購入済み
古代史については…
高校の歴史の教科書(日本史・世界史)で表面的には知っていた事の詳細が判ったのが収穫だが、それでも「白村江の戦い」の敗因が、そんな阿保らしい、かつ腹立たしい理由だったとは、思わなかった。
朝鮮戦争の長期化の「真相」についても、然り。確かにそれによって我々の日本も「朝鮮特需」という甘い汁を吸ったのは確かだが、それの一部は「日韓条約」によってたかり取られてしまったのも、確かだ。
又、最終章の「2人の王の建国競争」のくだりを読んで、シンシアリー氏の著書で読んだ「韓国人はやたらと「社長」になりたがる」を思い出してしまった。やはり根底で繋がっている気がするのだ。 -
- カート
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試し読み
購入済み森博嗣さんとの対談が…
あまりに首肯出来るので、二度読みしてしまった。
特に、元は安全装置を含めた設備系機械の開発設計者だった小生としては、「絶対」や「完璧」を振りかざすのは「絶対」と「実現性」の意味を知らない愚か者だと考えるので、「55%賛成」「絶対安全は言葉だけ」には、唸った。
「前提を問う」のくだりも含めて、「自分は文系でアナログだ」というヒトには、是非読んでもらいたい本である。
「文系の方がデジタルだ」は、誤解する文系もいそうなので、解説すると、このくだりでの「デジタル」は、「アナログ」の対義語ではなく、「ファジー」の対義語として語られている。工学者や科学者は、「現状」厳密に定義出来ない曖昧な概念は、曖昧なま -
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購入済み
地政学とは
50年来のミリオタで、道具・兵器マニアだが、「戦略」というものを意識し出したのは、30才くらいから。その戦略策定の重要なファクターに、「地政」があり、「地政学」という学問があることは、40才くらいから知ってはいたが、関連書籍を手に取ったのは初めてなのだ。
星五つなのはそのせいもあるが、やはり著者の経歴から、頷かされる事が多々あった。それに、地球規模の戦略策定は、基本的に海洋地政学的アプローチがベースになるのは、妥当な考え方だろう。
半分偶然だが、良書に出会った、と思っている。
それに、ハードカバー版のレビューにあったような誤訳も、この文庫版には見受けられない。
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