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愛国?
自国を、又は自民族を賛美する事だけが「愛国」ではないのは、我々日本人には戦後70年間、自明の理だったが、著者は彼の国はそうではないと主張している。
だが一読者として述べておきたい。
匿名での主張は情けないだろうが、それでも、著者は愛国者だ。彼は誇って良いと思う。
Posted by ブクログ
全くその通りなんだろうな。
韓国の歯医者さんらしいのだが、理屈が物凄く判りやすい。理解できる。
もちろん、日本人にもこういう人はいるわけで、仕事してるとそういう人が増えてるのが気持ち悪い。
Posted by ブクログ
本作は、韓国で歯科医を営む韓国人の方のブログがもととなっているそう。
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確かに、韓国での反日のニュースを見ると悲しくなりますよ。人から嫌われることは楽しいことではありません。ましてや、「やった」ほうは論理として「そろそろこの話題もやめにしませんか」とは言いづらいもの。
そんななか、相手方から「いやいや、おたくらはもう悪くはないんです」って言われたら、そりゃあうれしいですよね。だからか出版社も扶桑社です。
韓国の反日教育にこじつけや嘘があることは本を読んで分かりました。
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それでも私は何だか悲しくなりました。
韓国人として、韓国に対する「愛」みたいなものを表現してほしかったんです。
本作読んでいると、「韓国は全部間違っている」って言っているみたいで。奇しくも筆者自身おっしゃられているように、韓国では何事も両極端で、中間・中庸がない、と。で、ふと気づきました。実は筆者自身も極端なのかも、と。「日韓問題は韓国が大体おかしいよ」と言っているみたいで。
ほら、韓国だってきっと良いところもあるじゃないですか。正しいことも当然ありますよね。そういう所も表現してほしかったなあと。でないと、ほら、関係修復にもとっかかりも何もないじゃないですか。
もちろん、そこは主題ではないとは思います。題名も「嘘韓論」ですし。でも、その嘘が(本当に嘘だとして)解消してゆくためには、その国民の良いところ・強い部分をプライドにもち梃子にして、そのうえで状況に耐えないと、ネガティブな部分は解消できないのではないのか、と感じました。
教育に例えるならば、欠点をあげつらうだけで伸びる子供はいないでしょう。そのあたりは筆者はどう考えているのか、気になりました。
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ということで、韓国人のシンシアリーさんの作品を初めて読みました。
興味深く読むも、少し後味悪く感じました。やっぱり、顔をあわせて、膝と突き合わせてお付き合いしないと、分かり合えないかなあ、なんてぼんやりした思いしか抱けませんでした。
本作、近現代史に興味がある方、日韓問題に興味がある方、等々にはお勧めできるかもしれません。