感情タグBEST3
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現状に満足出来なければ、いま種を蒔かなくちゃいけない。それを絶妙に描いている5巻、すき。
気持ちが切り替わることで日常がちょっと違ってくるのって大事だなぁ。
戸川がヤマさんをヒーローと評する部分は、大好きです。
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清春に触発された野宮が、また一歩ずつ歩き始める。
うんうん、少しずつ変わっていければ良いんだ。
夏美も少しずつ変わり始めてきてる?みたいで。
うんうん、戸川清春はイケメンだよね私もそう思う(笑)
心配なのは高橋か…。
救われてほしいです。
野宮が免許を見せびらかすとこの、清春の「よかったね」の顔が最高(笑)
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今回は、どの巻にもまして、怒りや絶望の情がほとばしっていた。そして、人間にとって、もっとも恐ろしい、無気力も。
しかし、どの感情も状態も水中を進むようにもどかしいが、必ず通り抜けられるもの。
ネガティブこそ、飛躍の前兆であることを私は知っているからだ。
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前巻で清春に勇気を与えてくれたヒーローのヤマ。
彼の病状が進行し、起き上がることもできなくなってしまう。
わかっていたこととは言え、読んでいるこちらまでショックだ。
体はもちろんのこと、体が動かないことは心をも蝕んでいく。
前向きだったヤマが清春たちにぶつけてくる言葉を
酷いと責めることもできず、涙するしかない。
どうしてやることもできず、気持ちがわかるからこそ
何をすることもできない。
それでもヤマに返信した清春のメール文には心打たれた。
ヤマに救われた清春の姿を見て、救われた野宮。
車椅子バスケ日本代表に選ばれた清春を雑誌で見て奮起し
放り出していた教習所に通いだす。
野宮にとっては本当に大きな一歩だ。
免許を取り、夏美に会いに長野へ向かう野宮。
野宮は気取らず、無遠慮でも正直に話す。
俺は加害者で、被害者のおまえになんか会いたくないとか
俺は車椅子じゃないからおまえの気持ちなんかわからないとか。
そんな彼だからこそ、本当に笑顔で会いたいし
おまえの笑顔を見たいと思っているのだろうと伝わる。
夏美も当然きつい言葉ばかりだが、タイミングが合ったこともあり
色々話してくれるようになり、少し前へ進めそうな兆しが見える。
清春のタイガースには、ミツルが加入。
これはちょっと意外だった。
しかし、彼の言うことは正しい。
清春の的確な指摘に波立つチームメイトを宥めうまく回してく支えが必要だ。
一方高橋は、やっと前向きになれたかと見えたものの
退院し、リハビリセンターで心境の変化がある。
人をランクに分けて見ている高橋。
正直酷い人間だが、一方的に責める気も起きない。
学校へ戻ることが怖いと思ってしまうことも
今迄見下していた人間たちより下になってしまったと思うことも
だからこそ些細な言動に傷ついてしまうことも
高橋本人が誰より辛いだろう。
先生に、お母さんと高橋くんは似ているけれど
お父さんは似てないと言われたのはなんだか印象的だった。
離れていた時間が長く、似てないお父さんだからこそ
高橋くんに何かを与えてあげられるのではないかと期待する。
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内容説明
リハビリを開始したものの悪戦苦闘が続く高橋、そして野宮、戸川の2人も、それぞれが目の前の現実に立ち向かっていく! 苦しみから逃げずに、向き合った者のみに見えるかすかな光明。「何もかも上手くいかねえー」それでも漢(おとこ)は前に進む!!
身体に特別問題がなくても色んな問題や悩みを持つのが人間でしょうか・・・・
それぞれがそれぞれの状況でぶつかるものなのでしょうけれど、なんだかこの本からはぐっと力をもらう感じがします♪
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野宮のまっすぐに、戸川のまっすぐに、心がざわつく。
それは、「感動」という一言ですませられるような単純なものではなくて、あこがれも嫉妬も、ある種のうるさく感じる気持ちすら入っています。
あぁ、でも、いつか夏美が野宮に会いに行く。
そんな単純なラストを読みたがっている自分もいます。
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「生きている」という衝撃をモロに受けた作品。
こいつらは本当の意味で生きている。生きてて私たちと同じように苦しんでもがいて、それでも毎日を生きようとしている。そんな漫画は、井上氏しか描けないだろう。
久々に本気で泣いた漫画だ。面白いというよりも胸の真中にズシリッと重く響く物語。
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交通事故を起こして高校を退学した野宮。陸上選手だったが足を切断しなくてはならくなった戸川。バスケ部のキャプテンで人気者だったが交通事故で足を動かせなくなった高橋。彼らの「リアル」。辛く重い現実を認め、一歩ずつ進んでゆく彼らの姿に勇気が湧いてきます。車いすバスケの話です。
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やっぱり野宮は最高です!!!I know その気持ち。この漫画を読むと「頑張らにゃならんな!!』とちょっと深呼吸してファイトが出る。息継ぎみたいなもの。ちなみに、少し気になったのだけど、最後の1話(30th)だけ画が手抜きな気がする。アシスタントが描いてるのか?線が粗い。ヤンジャンで読んだ時も気のせいかなぁと思いつつ、そう感じてたんだが。。数ヶ月連続掲載とかやってたから、余裕なくなってたのかな。。講談社と集英社の両方で連載してるから、そういう面での融通とかききにくかったりするのか。。(05/11/20)
Posted by ブクログ
読むと考え込んでしまう本の中のひとつ。キレイ事は一切なく障害者という立場での本人、周囲を含めたリアルな感情が毎回表現されている。普段自分たちが見たくない感情に直視させられる1冊。
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あの「スラムダンク」の作者、井上雄彦が描く車椅子バスケットの世界。健常者・障害者と言うだけではなく、その中のさまざまな人の心の揺れを、鮮やかに描いています。
1巻から読んでますが、なにかしら、心の中が、こう、熱くなるというか・・・傑作だと思います。
高橋の圧倒的な悲しみには強く感情移入してしまいました。
「膝の感覚がわからない」「漏らしていてもわからない」
「風呂に入る時は冷凍マグロのように扱われ、体は熱さを感じない」
とても色々考え指せられました
Posted by ブクログ
「始めは回りと衝突するわ試合に使ってもらえないわで・・・・・・。ひとりでよく泣きましたわ、ハハ。でもエゴをひっこめるつもりはなかった」
「普通そこでひっこめるよね?」
「ですかね?分かっていたからです。私のエゴが悪いのではない。ただまだ技術が不十分なんだと。技術が十分になったときがいつなのかはわかりませんが、私が自分で十分だと思う前に、彼らは私をチームの一員だと認めてくれていました。」
Posted by ブクログ
エゴをもって生きろ!
信念を曲げても正しいことなんて何一つ手に入らない。
人に変わってもらうためには自分を疑うことを忘れず。
自分が変わり語り続けること。
でも人は弱い前進と後退を繰り返している。