感情タグBEST3
Posted by ブクログ
障害があるから強いわけではない。
障害があろうがなかろうが、心が強い人もいれば、心が弱い人もいる。
そういう単純なことなんだけど、「言っちゃいけない」みたいになっていることって確かにあって、でも、良質な物語は、そういう壁をどんどん壊していく。
父親との関係とかは、この物語では障害が軸になっていますが、実は、障害とか関係なしに起こりうることだと思います。
だから、共感できたり、反発したりする。
Posted by ブクログ
たっぷりと戸川の巻。車椅子バスケとの出会い。そして車椅子バスケをする者たちとの出会い。泣かずには読み通せませんよ。そして日本には安積みたいな女性が量産されることを祈ってやまないタイプの男子です。
Posted by ブクログ
今回は清春メイン。
骨肉腫で脚を切断した後の記憶。
陸上やっててしかもめっちゃ足速くて、それなのに脚がなくなって、本当に辛かっただろうなぁ。
しかも中学生で…。
だけど、必ず掬いあげてくれる人はいるものなんだ。
ひとりじゃない。
野宮も頑張れ…!
Posted by ブクログ
ヤマと戸川の出会い、トラと戸川の出会いには、出会いの不思議さを感じた。絶望の人生の転換点で出会う人がいる。それは同志と呼ぶにふさわしい。戸川の人生には、絶望と愛情が詰まっている。裏切りも乗り越えていくだろう。
Posted by ブクログ
戸川清春の物語が主。
彼が障害を負った後、なぜなのかという苦しみと
それを誰にも言うことが出来ない苦しみに苛まれる中で
微かでも希望を取り戻す話だ。
なんで俺が、あとどれくらい生きられるのか
そう思っていた清春に
ヤマがジェットコースターにたとえて
そんな暇はないと言い切るシーンは印象的。
本当に恰好良い。
彼と、そして虎との出会いが本当に大きい。
虎の前ですべてを話し、
自分の足を見ようとしてくれない父
自分の足を見せることができず避けてしまう幼馴染みのことを
自分の中で多少なりとも整理できた清春が
安積に足を見せるシーンもまた印象深い。
清春も偉いが、驚くとか軽々しく大丈夫というとかでなく
安積も彼女なりに勉強していて、知っていたというところが涙なしに読めないところ。
これで清春は随分救われただろう。
以前の自分を少しだけ取り戻し
そんな自分を見せられる相手である安積の存在は大きいだろう。
虎が仲間と言ってくれ、競技用の車椅子をくれ
引き返さないようにと自分の戒めの為に
タトゥーを入れた清春。
彼にとってのバスケが、そしてタイガースがなんなのか
如実に物語ってくれる巻である。
Posted by ブクログ
清春が人と出会うことで、自らの中で燻っている
思いを吐き出していく、重要な巻ですよね。
個人的に好きなシーンは、虎さんに掘ってもらった胸の
タトゥーをポンと叩き、あづみに会いに行くところ。
あれだけ拒んでいた自分の足をあづみに見せた清春の勇気。
これは、清春が成長した証だと思います。
そして、それに対するあづみの返答(本編参照のこと)。
あづみの優しい気持ちが大好きです。
Posted by ブクログ
出版社 / 著者からの内容紹介
右脚の形が変わった日から戸川清春の心の平穏は1日もなかった。学校にも行かず、ただ家に引き篭もっていた。ある日、検査のため、訪れた病院で戸川は2人の男に出会う。死が近い山内と同じ脚を持つ虎の存在…。彼らによって、戸川はやっと前に進むことができた。そして日本代表候補に選ばれ…。
やはり出会いというものは大きな影響を及ぼすことありますよね。
人と人との出会いは自分を高めてくれます。
大事ですよね。
人からいろんなことを学ばないといけないよなぁ・・・
実感してしまいます♪
Posted by ブクログ
スラムダンク後の井上作品の最高峰。
車椅子バスケという新たな枠組みへ。
過去のマンガ界が培ってきた技術を
全てつぎ込んだというだけあって、
話の展開には目を見張ります。
やる気がなくなった時には、ぜひ読んでみてください。
Posted by ブクログ
リアルで01番感動したのは04巻と06巻だけど、
どっちかって言えば、04巻の方が好き◇◆
あたしも今、脚を怪我して松葉杖生活で、
バスケ出来ないのがすごく悔しい。
診察中に病院の先生が「最悪の場合、運動できなくなる」
って言った時は、死にそうな気分になった。
だから、清春君の気持ちはすごく伝わってきた。
「オメーはひとりじゃねえぞ」
虎さんが言ったこの言葉で、いっぱい泣きました*
Posted by ブクログ
障害者の現実を描いたマンガ。現実っていっても、オレはその現実を見たことが無いのでどこまでリアルなのかは知らん。4巻を挙げたのは、この巻が一番気に入ってるから。4巻だけでも泣ける。
Posted by ブクログ
この漫画は、車椅子バスケを描いたスポーツものというより、障害をテーマにした作品。きっと綿密に取材もされているんだと思います。主人公三人の各々の進みかた、気持ちの変化を、丁寧に描いた素晴らしい作品です。
Posted by ブクログ
高校中退の野宮くん。
中学生で足を切断した陸上選手の戸川くん。
事故で車いす生活になってしまう高橋くん。
それぞれの思いがリアルに描かれ、涙をそそる。
5巻で、野宮くんのバイト先のみんながまとまってくる1コマは、ぐっと心があたたまります。
Posted by ブクログ
挫折してはまた何かに情熱を傾けるエネルギ―はハンパなく必要なことをリアリティも持って伝えていると思う。井上雄彦の持ち味が一番出ている作品かも。嗚呼新刊いつ出ますかね・・・。
Posted by ブクログ
井上雄彦が描く、リアルな若者の世界。
華やかではなく、楽しげでも無く、挫折や不幸の繰り替えし。逆境の淵で立ち止まり、そして再び歩き出す彼らに、新たな希望の灯がともるのは、いつの日か・・・
Posted by ブクログ
野宮くん、君はステキだ。えっ!?チガッタ、チガッタ。今、心の中で泣いてます。オノレの未熟さが情けなくて。和田尚子さんの「Flower〜フラワー〜 」が読みたくなりました。
車いすバスケに興味を持って読み始めましたが
実際惹かれたのはそちらよりも高橋の描写でした。
元気な時はバスケの実力や容姿やとりまきを従えられる権力を傘に着た
調子に乗ったいじめっ子だった彼が
下半身不随になったことで深い悲しみに突き落とされ
人生観が変わっていくのです。
Posted by ブクログ
ナガノミツルの、以下の言葉が心に残った。書き抜いておく。
「戦う者ならー
まずは「俺こそが一番だ」という巨大なエゴありきだ。
敗北や敗北や様々な経験でいずれそれは削られて形を整えていくだろう。それが成熟ということ。
逆はない。
成熟してからエゴは身につかない。
戸川清春、お前はまだエゴイストでいい
エゴを早くに畳んでしまった者に勝敗を決する最後のプレイは託せない。
なぜだろう・・・日本はそんな奴ばかりなんだMATE 」
Posted by ブクログ
わたしたちは なかなか完璧にはいかない
でも なにかが欠けてるからこそ前へ進める
完璧に満たされたなら
そこからの人生にどんな意味があるっていうの
悩んだり塞ぎこんだりしたとき読んでみて
どんな悩みだってばかばかしく感じちゃうから
Posted by ブクログ
車椅子バスケを扱った物語。たくさんの人の「リアル」が詰まっています。読んでいると、こちらまで苦しくなってしまうほどの「リアル」。それでも、彼らがどんな風に「リアル」に立ち向かい、悩み、奮闘していくのかを知りたい。
Posted by ブクログ
バスケがしたい3人
3人とも生き様はそれぞれ。
だけどバスケがしたいという共通点をもつ3人
実際にいそうな程リアルな生き様と考え方。
色々考えさせられます。
一年に一冊ペースなのが残念だと思います。