感情タグBEST3
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「収拾?そんなこと、元々できるわけがないじゃない。走り続けるだけのことよ。みんなが走り抜くまで、ね」
どれが正解かなんて後になってみなきゃわからないから、その時の最適解だと思うやり方で走り抜くしかないんだな。人生。
とうとう、メニー・メニー・シープ人と救世群と太陽系人類が同盟を結んだ。言いたいことはあるけど棚上げにして…というやり方ができるんだな。お互い様ということも少しだけあるのかも。
ここまで長くかかって失うものもたくさんあったけれど、取り返しのつかないことはないんだと思い知りました。
エフェーミアが生き延びてくれていてよかった。メララのことも覚えてるんだな。シュタンドーレ総督の心は受け継がれている。
カドム、イサリ、アクリラは1巻にもいるけど、9巻はかなり精神的に強くなってて、強くならなければここまで生きてこられなかったのをつぶさに見てきてたから眩しいのと同時に悲しくもあります。
それは、エランカにも言えることだな。これ程の政治家になるとは思わなかったです。
次は最終巻3冊、ミスチフと対峙かと思いきや十四万歳の幼女を擁する宇宙勢力とも戦うのか。
茜華根禍ちゃんはミスン族倒しにきてるし、「昏睡の沼」はミスチフのことなんだろうけど、勢力範囲がどうとか言ってるから三つ巴戦?
小川先生のあとがきも良かったです。「対立の炎はこの宇宙を燃やし尽くすことはできないだろう」
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SF。シリーズ9作目part2。通して14冊目。
とても良かった…。
クライマックスに向けて進んでいる感じがスゴイ。
エフェーミアさん好き。以前に名前出てたっけ?
あと3冊。楽しみすぎる。
シリーズ読み終わっても、また読み直したいな。
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カドム&アクリラやイサリの働きにより、完全にとはいかないまでも、人類(MMS人類と太陽系人類)と救世群そしてカルミアンが手を結んだ。大きな、とてつもなく大きな敵に立ち向かうために。二惑星天体連合艦隊の助けがあったとは言え、割とあっさり救世群の本拠地が落とされてしまう。ミヒルやアシュムは一体何処へ行ったのか。それにしてもエフェーミアは300年の時を超えて、あの時助けられたヴァンディ家の想いを果たし、また自らが助けたメララの子孫と相まみえ、どんな気持ちを抱いているのだろうか。
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恋愛方面、そっちに行くんかい!
イサリちゃんと、本人のいない間に共有する相談していたからそうなるんだろうとは思ったけど、イサリちゃんがいなくなった隙にはどうなんだろう。そして、BLはさすがに描写してくれなかった。異種間はあったのに。せっかくだから書いてくださっていいのよ。(台無し)
あと1巻3冊で完結……。リアルタイムで追わなかったことは逆によかったかも。毎回読み返してからじゃないとわからん。
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誰かが書いていたけど、読んでいると、頭の中で「愛、憶えていますか」が無限ループするようになった本シリーズ。本巻では、最終巻を前に、今までの諍いが一応の終幕を迎えます。最後の敵を前にした登場人物達に、感慨無量。
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最終巻目前まで一気読みで読み進めてきました。
やっと「地球の底力をみせてやりましょう」って決意表明できるところまで来ました。長かった。
知らないうちに好き勝手にしくまれて、争わなくてもよい人たちが絶滅をもくろむまでに憎しみ合ってしまった世界。とりあえず、ここへきて本当の敵を見つけ団結できるところまでやってきました。細かい齟齬はあれど。
千茅が成し遂げられなかった世界まで、あと少しなのか。遠回りしてきたけど、取り返しのつかないこともあったけど、とにかくリスタートできるポイントまでたどり着きました。
さあ「ひっくり返してやる」だけだ。
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非常に面白かった。
そろそろ大詰めを迎える場面となった。長い道のりだったような感じだが、今回は結構最後あたりが、一気に解決してしまえという感じもあったような...。まあ、やはりいつまでも同じ人類同士で争っていたくはないし、冥王斑の治療方法も確立したと言っても良いと思うので、太陽系の人々も含めて共に助け合いながら生きるのが最善だろう。
後は、カルミアンやセレス内部にいる2つの存在などとの関係がどうなっていくか見ものだ。それに、なにやらまた新しいキャラが出て来てるようだが...。副議長アシュムもまだ謎の人みたいだし、ミヒルもどうなるのか。カドムは最初出て来た時は、どうなることかと思ったが、ここに来てすごい活躍をしているのではないか。やはりこいつ主人公なのでは...。
続きが読みたい。
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"「おまえが偽薬売りと呼ばれるわけがわかった(中略)そうやって思わせぶりに役に立ちそうなことを言うばかりで、何ひとつ解決しやしないからだ」
「それはね、僕が何かを解決してもーーーいや、その通りかな」
「では、あなたは実際には何もできないのね?」
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こんばんは、精神的に追い込まれ始めると、SF小説を読みたくなる。あまりにもプロセスコンサルティングな「偽薬売り」に共感したので取り急ぎ。
全10巻の第9巻、シリーズ14冊目。刊行から7年経過。物語内では、スタートからすでに800年経過。大した長さじゃないね。
800年のヒトの歴史、地球の歴史では決してなく、宇宙の歴史。スペースオペラ。ヒトとはなんだろう?進化してもヒトはヒトでいられるのか?ヒトの進化は何によって引き起こされるのか?ヒトがヒトを進化させるのか?ヒトの進化は偶然か仕組まれたものか?
来年刊行予定の最終巻にむけ、アツイ展開です。とにかく長いですが、夏休みなどまとめて時間をとれる方はぜひ没頭してみては?
個人的な趣味ですが、いままでのSFで間違いなく1,2を争います。
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―――セレス地表で世界の真実を知ったカドムら一行は、再会したアクリラとともにメニー・メニー・シープへの帰還を果たした。そこでは新政府大統領のエランカが、《救世群》との死闘を繰り広げつつ議会を解散、新たな統治の道を探ろうとしていた。いっぽうカドムらと別れ、《救世群》のハニカムで宥和の道を探るイサリにも意外な出会いが――。
あまりに儚い方舟のなか、数多のヒトたちの運命が交錯する、シリーズ第9巻完結篇
いま、日本SFで間違いなく一番熱いシリーズ『天冥の標』
その第9章の完結編
スケールは大きければ大きいほど良い、とは言わないが
銀河系の縦横奥行めいっぱいと、人と人あるいはヒトとの繊細な関係性が複雑に絡み合って、この物語を編み上げていると思うと想像力がモリモリ働く。
どのプレイヤーに感情移入しても読めるし、俯瞰した群像劇としても秀逸だし、何より根底にある人間讃歌の気持ちを感じられて最高
「待っていろ……ひっくり返してやるからな、このすべてを」
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学問の心を感じる
“大きな構図の、外側のさらに大きな構図がわかったところで、いちばん小さな手元の問題が消えてなくなるわけじゃないの。ねえ、知ってるかしら?痛みや悲しみはそれが重なると麻痺してしまうけど、責任というものは、背負えば背負っただけ、無限に重く感じていくものなのよ。
p100
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<救世群>との戦いが続くメニー・メニー・シープ。カドムとイサリは戦いを止めさせようとそれぞれに奮闘する。そして彼らに同調する者も出てくる。戦いの行く末が気になる。
そして、いよいよセレス(メニー・メニー・シープ)がカルミアンの母星まで目前のところに。ただし、旅の終着というわけにはいかない。そこがまた大変なことになっているのだ。
あとラスト1巻。3冊ありますけど。
Posted by ブクログ
読み始めると途中でやめられないので、セーブしたり、間にほかの本はさんで調整しながら、最終巻発売を間近に迎えることができたぜ! でもその最終章も1冊じゃ終わるまいなー。何冊いくんだろーなー。いつ終わるのかなーw
Posted by ブクログ
天冥の標
最終巻前の9の下巻
体調を大きく崩したので、戦況の描写が淡々と続くのが読んでて辛かった。
その分セアキの活躍、種族間を個対個で
向き合っていく感じが希望が持ててよかった。
やっぱり一回話してみないと
どこでもすれ違いが起きるのね。
あまりにも壮大な話なので
作者のあとがきが「神様の苦悩」の
様にも読めて面白かった。
急展開もあり、遂に最終巻へ
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今回の胸熱ポイントは、パラスのヴァンディ家の思いを成就させたユーフェミア。結局、天冥の標って何なのかな。 青葉ってあの青葉ですよね。あー、最終巻が待ち遠しい。
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愈々、ラス1。大団円に向かいエピソードを収束中。しかしながら最後の舞台には何が起こるのか全く不明。
第10巻は2018年らしい。いつもながら忘れた頃にやってくる。
かなり久しぶりの登録なり。
Posted by ブクログ
これで今出ている シリーズ全部読みました。
後半 こいつ誰だっけの人が増えていった
人物紹介のページを度々見る
でも面白かった この方の他の作品も
ぼちぼち読もうかな
ノルルスカインが何気に好き
イサリせつない
Posted by ブクログ
天冥の標IX PART2も、結構待ったけれど。。。
天冥の標Xは、2018年刊行。。。待つのが長い。
しかも巻数未定なんて。。。
ここに来ても、先が見えた気がしないのは、あたりまえか。
はい、楽しみにして待たせていただきます。
Posted by ブクログ
物語が収束してきたようでいて、まだまだ
膨らんでいる感もあるのがなんともかんとも。
救世群とMMS人との未来には希望が見えてきて
少しほっとした。
けど…そうか、続きは1年以上先か。
連続リリースって言い回しからすると
最後まで書き上げてから一気刊行するっぽいから
それはそれで再来年のお楽しみで良い、か。
Posted by ブクログ
外部からの脅威に対してはたとえ対立していれも
一致団結する、という説を聞いたことあるけどそこに至るのが大変だなぁ、と。
恨みつらみはあれども、という感じか。
そして時砂の王を彷彿とする展開。というより登場人物か。
得意だよな。