感情タグBEST3
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第1巻メニーメニーシープから7巻を経て、ついに物語はメニーメニーシープのその先にたどり着いた。
アクリラは地の底でカヨに責められ、カドム一行は真実を知るためにセレス北極シティを目指す。
一方メニーメニーシープでは、エランカ初代大統領は人々をまとめ、<咀嚼者(フェロシアン)>に反撃ののろしを上げていた。
いやー、<咀嚼者(フェロシアン)>の強さを散々過去の巻で見せつけられた後だけに、メニーメニーシープ側に勝ち目なんか絶対ないだろうと思ってたけど、意外となんとかなるものなんだなぁ。
もちろん、<咀嚼者(フェロシアン)>側がきちんと攻めてくればどうしようもないというのは作中でも語られている。
「いつだって、強すぎる力を間違った方法でしか使えない人たちなんだよ、<救世群(プラクティス)>は」
そして、この巻のハイライトはやはりコニスタント湖とそこに生えていた星のリンゴ「アケボシ」を、そしてアインの祖母を発見したシーンだろう。
長い時を経て、多くを失いながらも、つながっているものもある。
ラストはアクリラがスーパーサイヤ人になるw
ちょっと強力にしすぎとも思うが、これくらい強くないと帰ってこれない仕方ないかな。
そしてついに真の敵はミスチフ/オムニフロラだとアクリラが認識する。
ようやく、ようやくそこにたどり着いた。
あと9巻と10巻しかない。
敵はあまりにも強力で、こちらにはまったく対抗手段がない。
一体どうまとめるのか想像もつかないが、小川一水先生ならやってくれるだろうと信頼しているので残りの巻をただただ楽しみにしよう。
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咀嚼者の襲撃後、闇に閉ざされたメニーメニーシープ。(ようやくⅠ巻の続きが読める!)その謎を探るために、セレス地表を目指してカドム一行が探索に出る。エランカ率いる新民主政府の咀嚼者との戦いと交互に、しばしカドムやイサリたちのロードノベルになる。蒸散塔の上を目指し、さらにその上へ。道中でこの世界の秘密に触れながら、ダンジョンの様なセレスの階層都市を探索していく…。まるで「BLAME!」の世界の様だ。コニストン湖畔にたどり着いたカドムらが、300年前にアイネイアが祖母エレオローラへ託したメッセージを見つける場面が印象に残った。カヨの正体とアクリラの変貌ぶりに軽いショックを受けつつⅨ巻へ。
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前巻で第1巻と見事に連結し、本巻では、過去と現在の「事件後」の惑星の姿が示される。個々の人々のレベルの動きが中心だったが、時間以降は、大きな存在(黒幕?)達も活躍しそう。最後まで楽しんで読みたい。
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あの河のほとりに立つのが、アクリラということは、この物語が終わった時に進むべき道を示すのも彼ということか?かの一族ならば、その旗手になるのも役者不足ではないけども、魔改造されてしまったことを考えると、存在意義に疑問を持ってしまいそうだ。
カドムとイサリが「混淆」を果たしたこの巻。
メニーメニーシープを取り巻く2800年代の状況がどうなっているのか。少しずつ明らかにされてきてます。わからないこともまだ多いけど。
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料理で言うと
これまでの巻が、厳選した食材集め
この巻の前あたりから調理開始(下ごしらえ)
次から調理〜そして最終へ!
ややジャンプの海賊漫画的な
異能力者達がちらほらしてるの気になるけど
頭の中で変換されて困る…
もうただただ面白い(語彙力無し)
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メニーメニーシープにおいて、植民地臨時総督による体制が崩壊した後の話。
天を目指すもの、メニーメニーシープの情勢、アクリラ・アウレーリアの三本立てでの話の展開のようだ。
ここに至ってようやくメニーメニーシープの住人たちは、自分たちが植民惑星に住んでいるのではないということに気づき始めたようだ。人々をまとめる新大統領エランカの心理描写が興味深い。咀嚼者は無敵だと思われたが、彼らも元々は人間であり、得体の知れない殺人鬼ではないことから、この地下住民の抹殺を考えているのではないのだろう。再び救世軍との戦いが繰り返されそうだが、今度は前回のような悲壮な結末ではなく、もっと進化した関係を結んで欲しいと願う。
しかし、IとIIでカドムは死んだものとばかり思っていたが、セアキ家の人間はこの物語の最重要人物のようにも思える。あとは海の一統の艦長が、どのような展開を見せるか。
カンミアや恋人たちも複雑な関わりを見せ、今後の展開がますます楽しみになってきた。
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第一卷的故事到这里才终于向前迈进。但必然的 等在前面的正是颠覆剧中人物固有认知的惊异事实。而这个系列的巧妙所在就是 这虚伪的认知是如何在危机中不得已构成并传承的这一系列原委 作为读者的我们早就刻骨铭心。虽然陷入了“人”种多样化的接受和摸索的两难中,但看下一卷的副标题“ヒトであるヒトとないヒト” 这系列的maintheme终于要敲响了,头皮开始发麻~!
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ジャイアントアークの意味が「放電」と「方舟」という意味で使われているのが印象的だった。
ここから先は1巻の先に進んでいき未知の領域。どのように終わりを迎えるかが楽しみ
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8巻の下巻にして、待ちに待った1巻の続きの物語が進んでいく。
登場人物にとっての謎(読者は知っている)が少しづつ明らかになっていき、かつ役者も揃ってきた感じ。
残り2巻(2冊とは言っていない)でどういう結末に向かっていくのか期待が高まる。
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ーーー西暦2803年、メニー・メニー・シープから光は失われ、邪悪なる“咀嚼者”の侵入により平和は潰えた。絶望のうちに傷ついたカドムは、イサリ、ラゴスらとともに遙かな地へと旅立つ。いっぽう新民主政府大統領となったエランカは、メニー・メニー・シープ再興に向けた苛酷な道へと踏み出していく。ふたたび物語が動き始めるシリーズ第8巻後篇。
天冥の標、待望のシリーズ最新作。
1巻に似て、ハードSFでありながら群像劇の側面が強かったように思う。
それぞれの舞台で自分の役割に(役割を見つけることも含め)全力を尽くすのは読んでいて気持ちいい。
ここに来て更に役者が登場しつつも、クライマックスへ向かっている物語に心を奪われている。
ただ、自分がすべてに背を向けて明日の食い物だけを心配するような人間では、ありたくないからだ。
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8巻下巻から見たことのない世界へ(今までは壮大な回想かな)。上へ上へと。面白さは衰えません……終着するのかドキドキです。
コニストン湖のシーン良かった……鯨波乗務員ふたり、人間じゃなかったの?あ、でもだからセレスでの活動を任されてるのかも。
冒頭のアクリラの章は衝撃でした。カヨちゃん、ミスチフだったの……!攻め滅ぼすことなく拡散していくには?みたいなのを考え始めたミスチフだけど、目覚めたアクリラのほうが力が強かったな。どういう状態なんだろ?
ここまできてやっと、フェロシアンは人間というのが思い出されました。エランカが長になってたのは必然だったのか。。
「太陽系は滅んだそうだから、メニー・メニー・シープにいる200万人が最後の地球人類になるかも」って言われたカドムが「全然実感がない」って答えたところ、ラゴスと同じで苦笑しました。
最中にいるときは何もわからない。7巻の、スカウトがブラックチェンバーに住み着いてからのメニー・メニー・シープ建国もそうでした。
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1巻の続きのストーリーが、色んな過去を踏まえさせつつようやく進む。
イサリがカドムと通じ合って、人肌と触れ合えて良かったね。という感じ。
カヨ…結構好きなキャラだったのに敵側だったのね。
アクリラはパワーアップして帰ってくる!オムニフロラが真の敵だと知って。
エランカは新政府大統領として頑張っております。残らされた人類は生き延びようと懸命です。
どうまとめるのか楽しみ!
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1巻という標を失ってしまった。これからは終着点が見えない旅。 世代を超えて何かが受け継がれていく様子は、無条件で胸を熱くするものです。 免疫力。りんごの木。ブラスウォッチの服はシグムントさんかなぁ。
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絶望の中に一縷の望みが見えてきたか…
ようやくただただ重苦しかった時代から、それでも少し前向きな内容へと動きつつある
僅かながら収束への道筋が見えつつあって、安堵というか期待が高まる巻だ
遥か過去との邂逅ってのは、今まで読み続けてきた分、心惹かれるね
メインストーリー以外でも、いろいろ繋がりがあった
アクリラは人を超え、あの超情報生命体のやりとりに繋がるのかよ
そして地球から来たという2人は一体?
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何もかも変わってしまった世界で健気に生きる10代の女の子のお話として読むと、もう、涙なしでは…。
それにしても、すごい世界を作ってくれたもんだ。巻末の”年表”と”人物・用語集”を読むだけでも十分楽しめる。
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Part1は視点を変えた第1部の復習でした。人類の再起はここから。
咀嚼者の襲撃と暗闇に混乱する人々をまとめ上げ、首都奪還を目指すエランカ新政府。この世界の真実の姿を確認するため、地上を目指すカドムら探索隊。宇宙規模の生存競争は熾烈を極め、太陽系の覇者だった人類は200万人に減ってしまった。敵は殲滅するしかないのか、共存共栄は理想にすぎないのか。多種多様な生態系、生命のせめぎ合いこそが世界の繁栄のはずだ。オムニフロラ自身ではなく彼らの破壊的生存戦略が敵なのだ。
物語はクライマックスへ。
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長い長い物語もいよいよ佳境。前の巻と間が空くので忘れてしまうものが多く、さらに綿々と張られた伏線と同じく歴代の登場人物たちの相関と立ち位置が巻末に用語集と年表があったとしても、読んでいる方としては、つたない記憶ではシーケンシャルに繋がらないので、細部はおいておいて包括的に楽しむ感が強く、最終的には全巻、一気に読み返さないと全容は理解できなさそう。
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カドムたちとメニーメニーシープの新政権が時間軸も前後しながら展開。時折、アクリラにも切り替わる。どれも過渡期で次の展開が気になる。
カドムたちがアイネイアの実家で情報を得たんで次はシェパード号にたどり着けるかな。
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メニー・メニー・シープでの物語が、
弓を射る直前、
引き絞りの限界近くまでじわじわと進行してゆく。
巻末の年表と人物・用語集を毎回熟読してしまう。
すごい物語だ。
ark と arc はどちらもアーク。
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1巻メニー・メニー・シープ後の物語が始まった。
どんな結末に向かっていくのやら?
アケボシの群生が何かを暗示している様な気がして、何となくほっとした気持ちがある。
全ての生物にとって明るい未来があってほしい。
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カドム復活。まぁ、ほぼ主人公なんで死なないとは思ってたけれども。
で、セレス・シティの探索、咀嚼者との戦い、冥王斑治療薬と話が進展して次巻
次巻は再登場(こっちは本当の復活)したアクリラの活躍かな?
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第1巻が終わり800年近く遡った第2巻から、
どう第1巻につながり収束していくのかを、
これまで楽しんできたが、このPart2では、
その先により足を踏み入れる。
いなせな彼が帰ってきた!とおもったら
あんなことしてしまったり、
すくなくとも4つの物語が同時に動いているなか、
今度は、それらがどう一つの
物語に収束・終息するのか、まだまだ目を離せない。
ひつじ年中に終わるのか!?
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SF。シリーズ8作目part2。通して12冊目。
時系列的に、ようやく1巻の続き。
カドムとイサリ達の冒険が中心か。
個人的な印象では、物語の結末への序章、前振り的な一冊だったのではないかと想像。
スキットル可愛いな。
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ようやく8巻読み終わり!
そろい踏みで皆さん勢ぞろい、でもきっとこの抗争よりも重要な問題とか出てくるんじゃない?と思ったり思わなかったり。
前の巻を読んですぐに次読むとか書いたのが5年前ぐらいということにびっくり。もうそんな経ったのか…(もっと経ってるかもですが)
Posted by ブクログ
もはや「人類」をどう定義してよいのか判らない。人類の末裔がそれでも「生き延びよう」とする。
「知性体とは何か」「生命体とは何か」を問う超大河小説もいよいよ終盤へ。