【感想・ネタバレ】天冥の標 VI 宿怨 PART2のレビュー

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Posted by ブクログ

SF。シリーズ6作目part2。
遂に戦争が…。
言葉で表せないくらいに面白かった。
仕事中もずっと、この作品のことを考えてしまい、仕事に集中できませんでした。
part3は少し時間を空けて、落ち着いてから読もう…。

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2021年07月26日

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ついに《救世群》がデッドラインを超えてしまった。太陽系外からやってきたカルミアンの技術を利用して開戦。疑問としては、ここに至るまでにノルルスカインは介入しなかったのかという点。またジェズベルが「私たち以外の太陽系外生命」と言っていたが、もしかしてロイズはミスチフに操られていて、それに対抗させるために黙っていたのか。いずれにせよ救世群は非感染者とのすれ違い、カルミアンとの意思疎通のズレから、もうあとには引けないところまできてしまった。ここまで読んで明るい未来が全く想像できないのだけど、一体どうなるんだろう。

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2019年10月18日

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完結を機に読むのを再開。話は大まかにしか覚えておらず、巻末の資料はありがたかった。希望を感じさせる前半から、悲劇が悲劇を呼ぶ後半へと話は大きく変転する。どうしてここまで事態が悪化したのか。最後には新たな事実も判明し、次巻が少しでも救いのあるものになりよう、期待したい。

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2019年08月06日

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異星人に振り回されつつ、悪い方悪い方に進んでいる感じ。こういう流れになったら確かにこう行くだろうなと思えるので、総体としての人間は愚かですね。

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2019年04月14日

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500年の歳月が圧し固めた相互の意識は、埋まるはずもなかった。「救世群」側が想像していた以上に嫌悪と拒絶は根深く、そこから生まれた差別意識は強い。
セレスでの秘密会議の醜悪さ。
参加はさせますよ。させてあげますよ。

曲がりなりにも安定していた世界が崩れてゆく「宿怨」PART2。メニーメニーシープでの「咀嚼者」への恐怖はここから生じたのか。

宿した怨みが爆発した結果、また次なる怨みを誰かに宿す。
この連鎖は止まらないか。どうやって状況が終わるのかわからん。

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2019年03月03日

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ネタバレ

本巻ではついに明確に太陽系外生命体が登場し、救世群の暴走の裏側が判明してくる。
時が経ち成長したイサリと救世群との考え方の違いは広がるばかり。そんなイサリをよそに、救世群はついに太陽系に対して戦争を始める…
人数こそ少ないものの、カルミアンのテクノロジーにより圧倒的な力を見せつける救世群。対して、相手の力量を見誤り後手後手のロイズとMHD。しかしMHDのジェズベルにはまだ隠してることがありそうで…
そしてジェズベル自身が太陽系外生命体の雰囲気を醸し出す。

かなりSF色が強くなってきた本巻。政治、謀略、戦争、太陽系外生命体…
個人的にはすごく面白い。宿怨とはこういうことか、と。500年近く閉鎖的な空間に病原体とともに押し込められるというのは想像を絶する。

現代のテクノロジーには存在しない工学的、宇宙的な筆者の発想にただただ脱帽。よくもまぁこんなことを思いつくものだ。

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2018年09月16日

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ついに「救世群」が太陽系国家群を相手に撃って出る。
Part1で疑問だったイサリとミヒルについては、やはりメニーメニーシープに現れたイサリとミヒルだったか。硬殻化した「救世群」の人々はこの後どんな運命を辿るのか、ノルルスカインはカンミアとどんな関係で絡んでくるのか、カンミアはこれから「救世群」、「恋人たち」に対してどんな対応をするのか、ますます面白い展開になって来た。
ビーバーに拉致されたイサリとミヒルの話が面白かった。今回はスカイシー3とは違い、ミヒルのわがままで付き添いせざるを得なかったのだが、イサリはこれからも脱走みたいな事を繰り返すのだろうか。
とにかくPart3が楽しみだ。

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2014年04月30日

Posted by ブクログ

天冥の標 第6章 Part1〜3のうちの2

ちゃんとしたレビューはPart3にまとめて







「来たれ冥王斑。われら隷属せぬ者《酸素いらず》、二重螺旋のコドンの一片まで圧政者の前に立ちはだからん」

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2014年02月08日

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さらにPart3に続くところが小憎い!!
前巻のイサリとアインの可愛らしい出会いから、
一気に世界は戦争ムードへと突入して行く。
一巻のときから謎だらけだったカルミアン達の目的や
生態が明らかになって来ました。
ラスト、そのカルミアン達が甲殻化の際に施したある仕掛けが衝撃。

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2012年12月22日

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800年の長きにわたって拡げられた風呂敷が着々と畳まれていく~。
I巻からV巻までの登場人物やキーワードが説明され、有機的に結びついてゆく…。
畳まれつつも、新たな風呂敷が拡げられてる気もするけれど。
そして相変わらずゴールが見えないけれど。

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2012年10月21日

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ネタバレ

この興奮をぶつけるところがここしかないのが悔しいくらい面白かった。
少しずつ少しずつ明かされていく事柄に驚かされてばかり。キャラクターの名前で大抵のことは想像してしかるべきなんだが、全てを覚えているわけでもないので、時折伏線に息をのむ。そうだよね、セアキさんだもんね・・・
part3待ち遠しい!

イサリちゃんは1巻のイサリちゃんと同一人物なんだろう。哀しすぎる…1巻では「人類」とは思いもよらなかった。当たり前か。
今後は、人類が長命になること、繁殖の制限による得失についても書かれていくのかな。でかい星間航行物を飛ばす術をどう描いてくるかも楽しみ。

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2012年10月01日

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これまでの天冥の標シリーズは全て読んでますが、個人的にこの宿怨PART2が一番面白かったです。
えっ!そういうことになっちゃうの?てな感じで物語が一気に進んでいきます。第1巻とのつながりもかなりハッキリ判ってきました。
この壮大な物語が最終的にどういう結末になるのかイマイチ想像がつきませんが、これからの展開が益々楽しみになってきました。

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2012年09月19日

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この長い物語の重要なターニング・ポイントのPart2。
完結の暁には、日本SF史だけでなく世界のSFの中でも重要な作品になるであろう大傑作の匂いがプンプンしている。
胸躍らせ血をたぎらせながら、次巻の刊行を刮目して待つ!

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2012年09月15日

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ネタバレ

第6巻第2弾も怒涛の展開でした。カルミアンのテクノロジーによって強硬路線をとり、遂に始まった〈救世群〉の地球への侵攻。太陽系にはなかった技術での攻撃と原種の冥王斑の感染で地球はボロボロ。太陽系艦隊くるのか。。?
メニー・メニー・シープにいたイサリはこのときの姿から変わってないのかも。ラストに出てきたフェロシアンたちも、ここから?
カルミアン…〈石工〉の子たちだと思うけど、蜂っぽい体制なんだなぁ。蜂の生殖意識みたいなのをそのまま人間に取り入れたらそりゃラストみたいなことになります。ロサリオが気付いた、その前からの〈穏健な者〉と呼ばれるようになった性質もゾッとしない。
アイネイアはドロテア・ワットに乗り込み恒星船ジニ号の護衛に……セアキ家だからフェオドールも手を貸す(?)のかな。ドロテア・ワット、基盤みたいな形してるのか。宇宙空間に浮いてたら異様だろうな。

アイネイアのスカウト仲間ジョージ(ジョージの実家がヴァンディ家で明星の栽培に成功してるのよい)の幼馴染メララがノルルスカインから話しかけられてるのも気になります。続きも読みます。

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2024年01月13日

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第6巻のPart2

 1.イサリがいよいよ○○になる。
 2.〈救世群〉が××に対して※△#?する。
 3.実は◆%▽!になったことがわかる。

 怒涛の展開とは、こういうことを言うのでしょう。

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2021年09月10日

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若者たちのまっすぐさと、大人たちの策略と。
それに、姉妹の間の微妙な感情が絡まって、ああ、もう、こうなったらほどくことはできないね。

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2014年09月23日

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ネタバレ

読んだ。少しずつ、1巻の時代に近づくあるのかな。 1巻で出てきた、1匹の怪物が、何故人間に優しかったのか、やっと分かった。 ここまで、綿密に話を作っていたのか。。。あー。。ってなった。 しかし、物凄い屈辱を受けた人は、あそこまで無慈悲に人を殺せるのかな。なんていうか、ローマ人の物語に出てきた、スッラを思い出した。あと、マリウス。 このシリーズ、どんどん楽しくなってきてる。 さて、次読もう。

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2014年08月18日

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人類を手玉にとった、ノルルスカインとミスチフの覇権争い。
そこへ第3の勢力カルミアンが参入し、事態は予測不能、制御不能の泥沼へ。
かつては虐げられし者であった救世群が最凶の捕食者に変貌しました。
舞台が宇宙に移っても、相互の不理解、価値観の押し付けが悲劇を生むという構図は変わりません。
最悪の異文化交流です。
行く先は破滅でも、もう止まれない、進むしかない、救世群。
太陽系全人類を巻き込み、part3に続きます。

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2013年11月23日

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徐々に各勢力の背景が語られて話が進んでいくが、本作では一番、人間とは異なる石工(メイスン)の正体が本作で明かされるが、第1作でダダーたるノルルスカンに従う意味合いが読み取れるものの、まだまだ全ては明かされていない。ロイズがミスチフ陣営であることが明かされ、ノルルスカンが未だ羊の言葉として警告を発するだけで、代理戦争的な様相を示しつつ、未だ話は終着点が見えないまま、突っ走る。特に後段の宣戦布告から不幸な連鎖により、更に不幸な結末が見えるだけに先が気になるが、パート2がパート3で終わることを期待しながら、次作を待ちたい。それにしても圧倒的な繁殖力で全てを一色に染め上げるミスチフが何故に太陽系では、これほど回りくどい手を取っているのかが分からないが、これもおいおい明かされるのを期待しよう。それにしても10作で終わるのかな?

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2012年10月30日

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人間とは、という線引きのお話なのだろうか?
肉体改造をして宇宙に適合した《酸素いらず》と、力を求めてカルミアンに縋った《救世群》。この戦争に勝ち残ったものが「人間」なのだ・・というのなら。それを考えるとなかなか興味深い物語である。
一体誰の意思でこの物語は動いているのか?
飛び立った恒星宇宙船とドロテア、戦いの終局が気になります・・・

ところで、羊飼いたちのつかう訛りのひどい言葉が可愛らしい。文章を方言で書き綴るということはとても面白いと感じさせてくれる、その言葉遣いがまた絶妙な小川節とでも言うのか。
小川先生の言葉の魔力にやられます!

あぁあとやっぱり酸素いらずの生き方は奔放でとても格好いい。大気圏より我ら降り立つ!の掛け声で悶えました。。。!
ウィース・タン!

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2012年10月17日

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すばらしい。
最後の 1 行のためにあるような作品だ。
巻末の年表と人物・用語集はありがたい。
次を、はやく読みたい。

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2012年10月09日

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これまで語られてきたことが、ここで一気に結びつく
「救世軍」、「ドロテア・ワット」、「イサリ」、「硬殻化」。。。
それにしてもミスン族の狙いは何か?「冥王星斑の治療薬」はどうなる?
まだまだ明らかにされていない謎がある。
Part3が待ちきれない。

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2012年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ宿怨の戦火が…
惑星防衛側と降下側の戦争を逃げずに正面から見事に描ききっててさすが。
しかし、Part3まで続くですなぁ…
続き早くっっ

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2012年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

PART1に引き続き物語が加速。長き恨みの蓄積と、それぞれの思惑、そして気持ちのすれ違いが、事態を混迷化させ、壮絶なカタストロフィを想像させる。
いったい何が起こり、1巻メニー・メニー・シープに至ったのか、ピースがどんどん埋まっていくものの、先は見えず。 そして、まだまだ裏がありそうで、目が離せない。
既巻を読み返しながら、作品世界を読み解き、思いを馳せるのがほんとうに楽しい作品。リアルタイムで読めることに感謝。

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2012年10月14日

Posted by ブクログ

第1巻の時代まで後300年というところまで来た。新たな勢力として石工(メイスン)の意外な正体が明らかになり、救世群の大暴走で物語は一気に進むが、先は全く読めない。衝撃のラストからPART3へ続く。

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2021年07月28日

Posted by ブクログ

天冥の標シリーズ6-2
救世群の少女イサリ、国家ではないが機械で宇宙のあらゆる場所を実質支配しているMHDという会社のトップの息子セアキと、一巻の主要人物と同じ名を持つ二人の話と、これまた一巻に登場した変な言葉づかいの生命体達のエピソード

ん〜?
小さな一族に振り回されすぎじゃない?
食い違いが起きなければ物語も生まれないけど
…それだけ病気が治ることなんて考えられないほどに絶望していた種族ってことなのかな?
後ろで操ってる妙な生命体達もなんか…うーん
なんだか嫌な予感(話の内容的にも、結末への流れ方)
最後は全部大きな力で勝利して
ヤッターってハッピーエンドとか
それでも宇宙や種は続くとか
そういうのじゃないのを期待してる。

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2018年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに切れた救世群。このまま人類を征服するにはちょっと危なそうな展開。カルミアンとノルルスカインとミスチフ?も暗躍しているし。
セアキ、イサリ、スキットル、ラゴス、シェパード号…
I とはどうつながっていくんだろうか。

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2014年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

太陽系に到達すると思われていた異星の恒星船がいつの間にか行方不明。
実は「恋人たち」に接触し、その流れで「救世群」に協力。
それなら硬殻体への肉体改造も納得。
で高度な異星の技術を駆使して、冥王斑患者でない人類相手に宣戦布告。とはいっても虐げられてきた事に対する復讐なんで落とし所をどうするか楽しみ

イサリやミヒロといった少女のシーンが少しイライラするのはなんでだろう

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2013年04月29日

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「異星」との交流って難しいな、と。
相手も決して悪気があるわけではなく、自分の種族アイデンティティに従っただけなんだろうな、とみえるのがなんとも。
とはいえ、あのしうちはきつい・・・のだろうねぇ、読む限り機能だけではなく欲求ごとなくされたみたいだし。

あと、やはり見るべきものが見えないほど復讐にこりかたまってたんだな、とね。なんかよくわからんものに手を出しちゃいけないよ、という大原則が守られていないような。
過去からの積み重ねって正直よくわからんが、いい迷惑としか。

そういえば、展開体といい、昆虫どもといい人類は実は既に
エイリアンに支配されているのではなかろうか。
(・・・アリもどき、殺虫剤きくのかな?)


さて、これからpart3。part1と2をあえて読まずに待った、一気読みの特権。

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2013年01月31日

Posted by ブクログ

しゃべり言葉の実験。筒井康隆が昔よくやっていた。なつかしい。助詞が少々違ってても分かるが、ギリギリのところ。
もともと全体にワザと誤読を誘う書き方をしているし、そういうペダントリックなところも魅力のひとつ。

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2012年09月05日

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