【感想・ネタバレ】相棒 season9 中のレビュー

説明いらずの国民的人気ドラマ「相棒」のTVシリーズをノベライズ。
ファンにはおなじみ、輿水泰弘さん、櫻井武晴さん、砂本量さんらの脚本をもとに、
デビュー作『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作を受賞し、
数々の作品がミステリランキングに輝く碇卯人先生が筆を執っています。

全12話を9話に再構成するなど、ドラマ版とは差があるものの、
作中の脳内再生率は抜群。
右京さんの「〜ですねえ」といった語尾や、
小説なのになぜか表情がはっきりと想像できてしまう亀山くんに
ついついニヤリとしてしまいます。

初代相棒の亀山(寺脇康文)はもちろん、ドラマ通りの流れで2代目の神戸尊(及川光博) 、3代目の甲斐享(成宮寛貴)、そして4代目の冠城亘(反町隆史)と、歴代相棒も大活躍。
また、鑑識の米沢やイヤミの多い伊丹、上層部のお偉いお歴々などもバッチリ登場しています。

もう一度復習したいという方、
未履修なのでこの機会にという方、
ドラマとは違う角度で世界観を味わいたい方、つまりはみなさんにオススメです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
神戸尊が早朝に発見した女性の遺体をきっかけに、警視庁と警察庁の対立が浮き彫りになっていく「予兆」、12年前に起きた悲愴な事故が、住宅街での爆破事件に繋がっていく「聖戦」、あるペンションに集まった人たちの真の目的を追い、密室で杉下右京の推理が繰り広げられる「招かれざる客」など、5篇。連続ドラマ第9シーズンの第9話~第13話を収録。

【感想】

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2017年08月11日

Posted by ブクログ

どの作品も楽しめるけど、印象に残ったのは、第9話「聖戦」。加害者への復讐を生きがいに、ついに加害者への復讐をなしとげた被害者遺族の女性。しかし、加害者の男性はずっと贖罪の気持ちを忘れずに生きてきたことを知った時、どんな気持ちだったのだろう?
あと、第11話「招かれざる客」はラストの2人のやりとりがちょっと笑える。
巻末のとんねるずの憲武さんのコメントも個人的にはお勧め。

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2013年01月31日

ネタバレ 購入済み

ちょっと物足りない所は….….

もう、完璧に、この辺りになると、見ていないけれど、結構、想像できてしまう。主要所の出演者を、知っているからかな?とは、思うし、普通の小説…警察物、推理物…にしたら、ちょっと物足りない所は、有るけれど、それもまた、良しという事で(笑)

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2022年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

season9のうちの5話が収録されている。
初期のノベライズは1シーズンに付き上下巻で
しかも放送2話分を(無理矢理)1話にまとめたりしてたけど
現在の1シーズン3冊、1話分1章の方が読みやすいと思う。
厚さもちょうどいいし。

season9上巻を読んだときに感じた、テーマの重さや救いのなさは健在なのだが
この巻では、重いテーマが潜んでても話の運び方が軽いという印象を受けた。
season8ではかなりぎこちなかった右京さんと神戸くんの掛け合いも
この本ではだいぶこなれてきた感じが見て取れる。
『招かれざる客』でのやさぐれ右京と似非逮捕状(爆)のくだりは
ドラマが放送されたときから大好きだった。
『通報者』はseason8の『フェンスの町で』に続いて神戸くんvs子ども(爆)の話。
親に恵まれない子たちと相対するときに神戸くんが見せる
意外と熱い部分が『フェンス~』と共通しているような気がする。
そういうところに、ドラマではあまり出てこなかった
神戸尊という人の根幹に関する謎が潜んでいる気がするのだがどうだろう。
今回の巻は割と神戸くんの活躍が目立つ気がするのは贔屓目か(笑)。

テーマはともかく軽い運びの話が多い中で異彩を放っていたのが『聖戦』だった。
この話はとにかくゲストキャラクターが強烈。
富田寿子と折原夏実、このふたりには違った意味での狂気が見えた。
特に寿子は歴代の関係者の中でいちばん怖かった。
何とかに刃物、ではないが、
元々頭の切れる人がマイナス方向の執念を持ったらこうなる、
という結果を見せつけられたような。
そして、寿子と互角に渡り合う夏実もある意味天晴れだった。

時系列でいうと、『予兆』と『聖戦』の間に劇場版2が入るはず。
『予兆』が思わせぶりな終わり方をしてること、
更に官房長がいないことに(この本の時点では)不自然さを感じさせないところが
流石だと思った次第。

そういえばまだ劇場版2のノベライズ読んでなかった(´・ω・`)

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2013年02月25日

Posted by ブクログ

このシーズンは結構好きでした。
今回は太田脚本の通報者がオンエアから好きだったので、思い出しました。

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2012年12月10日

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