説明いらずの国民的人気ドラマ「相棒」のTVシリーズをノベライズ。
ファンにはおなじみ、輿水泰弘さん、櫻井武晴さん、砂本量さんらの脚本をもとに、
デビュー作『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作を受賞し、
数々の作品がミステリランキングに輝く碇卯人先生が筆を執っています。
全12話を9話に再構成するなど、ドラマ版とは差があるものの、
作中の脳内再生率は抜群。
右京さんの「〜ですねえ」といった語尾や、
小説なのになぜか表情がはっきりと想像できてしまう亀山くんに
ついついニヤリとしてしまいます。
初代相棒の亀山(寺脇康文)はもちろん、ドラマ通りの流れで2代目の神戸尊(及川光博) 、3代目の甲斐享(成宮寛貴)、そして4代目の冠城亘(反町隆史)と、歴代相棒も大活躍。
また、鑑識の米沢やイヤミの多い伊丹、上層部のお偉いお歴々などもバッチリ登場しています。
もう一度復習したいという方、
未履修なのでこの機会にという方、
ドラマとは違う角度で世界観を味わいたい方、つまりはみなさんにオススメです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【あらすじ】
ラーメン店でのささやかな昼食が一転、伊丹憲一が事件のターゲットとなる「狙われた刑事」、老人と少女の交流が涙を誘う「右京、風邪をひく」など7篇。最終話「神の憂鬱」では神戸尊が特命係に送られた理由がついに明らかにされる!伊藤理佐の巻末漫画も必読。連続ドラマ第8シーズンの第13話~第19話を収録。
【感想】
Posted by ブクログ
「相棒season8」の13話~19話のノベライズ化。どの話も面白かったけど、個人的には、第15話「狙われた刑事」と19話「神の憂鬱」がお勧め。15話はGT-Rの車中の尊と伊丹の絡みとラストの伊丹が容疑者に語りかける場面が大好き。19話ではラストの右京の尊への「ようこそ、特命係へ」の一言。このとき、右京は尊を真の相棒として認めたのだと思う。しかし、season11からは新相棒になるので、この2人のコンビが見られないのが残念。
軽い話と….….恐ろしい真実と
間抜けな泥棒の三人組の話は、見たことが有った。見たことの無い話も、それなりに楽しめるのが良い。軽いタッチの犯罪話も、面白い。軽すぎると思わないでもないけれど(笑)
Posted by ブクログ
うっかり中巻すっ飛ばして下巻読んじゃったという。
最近再放送してた分がけっこういっぱい入ってます。
『怪しい隣人』や『右京、風邪をひく』などの軽い印象の話はもちろん
『堕ちた偶像』『狙われた刑事』『神の憂鬱』のようなシリアスな話でも
右京さんと神戸くんの遣り取り、特命係とトリオ・ザ・捜一との遣り取りが
コミカルで弛緩できる感じが好きなシーズンだったなぁと
ノベライズを読んでいて改めて思いました。
どちらかというと薫ちゃんより神戸くん派だった理由は
似たように優秀な人同士のシニカル且つコミカルな掛け合いだったんだなーと
相棒が変わった今にして気づきました。
でもって神戸くん登場以降のノベライズは彼の口調を概ね正確に書いてるので
そこも読んでてニヤリとしてしまう要因なんだなと。
『神の憂鬱』の最後の右京さんの台詞にきゅんとした人も多いと思われます(爆)。
1シーズン掛かってやっと迎え入れてもらったのにそこから2シーズンで卒業とは
やっぱりちょっと早過ぎやしないかなーと今更ながら思ったり思わなかったり。
Posted by ブクログ
「ようこそ、特命係へ」神戸尊くん(ようやく)特命係に安住決定の巻。
太田愛さんの脚本は、予備知識なしにテレビを見てても、なんとなく判るような気がしてきました。いい意味でウエットな感じが好みなので。
脚本家さんそれぞれのカラーがあって、「特命係」という共通項があるからそれぞれに際立ってて面白いんだよな。
他の脚本家が書かないものを書くって頑張って下さると、見てる方はとても愉しみなわけだ。
それにしても、神戸くんがカタカナで「フッ」っていわされてるのが鼻につくんですけど。
神戸(及川みっちー)尊くんの、チャーミングに鼻持ちならない感じとは、ちょっと違う気がするんだ。