有吉佐和子のレビュー一覧
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これは死ぬほどおもろかった。文句なしの5★!人類学者の畑中幸子氏に「あんたもおいでよ、歓迎するで~」と言われてほいほいとニューギニアの奥地に行ってしまい、大変な目に遭うという話し。1968年頃のニューギニアって、こんなんやったんやぁって思うけど、今のニューギニアも知らんけど。そう言えば1973年くら...続きを読むPosted by ブクログ
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おもしろくて夢中で一気に読んだ。のめり込んで読んだ。
結末はちょっと拍子抜けだったかもしれない。
あ、でも、造花は?!造花は誰が?
この頃の文化、人々の様子、好きだなー。Posted by ブクログ -
和歌山市の記念館を訪れて以来、有吉さんの作品を少しずつ読んでいる。
今回は紀行文で、知った時には旅行エッセイ好きの血が騒いだ。文化人類学者のご友人 畑中幸子氏に誘われニューギニアの奥地ヨリアピに足を踏み入れるというもので、ハラハラ引き込まれること間違いなしだ。
有吉さんたちの文字通りに歩んだ旅路自...続きを読むPosted by ブクログ -
どうやら今年出たらい単行本未収録作品集。最近なんとなく有吉佐和子さんが再評価されている空気があり、嬉しい!
そして本当に一編一編ハズレがないのに脱帽。
日本舞踏の世界を描いた短編『鬼の腕』なんかはさすがお家芸だけど、まさかフィクション風の推理小説『指輪』や、中国古典を題材にしたユーモラスな『崔敏殻』...続きを読むPosted by ブクログ -
果たして彼女は悪女だったのだろうか。富小路公子について27人が語る。「まあぁ」が面白い。もう40年以上前の小説なのに古くない。たとえ悪女であっても好きです富小路公子。Posted by ブクログ
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差別とは何か。差別は表に出さないだけで、私の心にも巣くっている。人は、心の中で優劣をつけたいからだ。自分が誰かより優っているところを見つけたい。誇りを持ちたい気持ちが増大したときに差別は生まれるのではないか。ごく単純なところから始まって大きくなったのが差別なのではないか。Posted by ブクログ
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マティス展に行ったら飾られていたので何気なく手に取ったが、本当に読んで良かったと思える一作になった。1967年に刊行された作品なのに、まるで色褪せていない。今でこそ皆に読んで欲しい。他の有吉佐和子作品も読んでみたい。Posted by ブクログ
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1985年に刊行されて一度は絶版した本。女二人の破格なニューギニアの冒険が、どれも想像を絶する。またまたと呆れて笑いながら聞いてしまいそうな武勇伝は、まじめに誇大なしの実際の体験だ。文明化された潔癖すぎる社会とはかけ離れた世界。今はどうなってしまったんだろう。文明化されない変わらないでいてほしい気持...続きを読むPosted by ブクログ
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朝日新聞の和歌山紀行での推薦本である。有吉佐和子は、恍惚の人や複合汚染で有名になっていたので、その本を読んだが、こうした昭和の初めの地方の和歌山の女性を描いたとは思わなかった。和歌山を昭和にかけて知るにはガイドブックとして最適であろう。Posted by ブクログ