高野秀行のレビュー一覧
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アジア(ベトナム、奄美、アフガニスタン)で未知の動物、UMAを探すノンフィクション。終始真剣に探索を行い、命の危険もあるような国にまで行き、探すために現地の人と交流し、色んな場所をたらい回しされ、なんなら銃まで向けられるような経験をしているのに、それを面白く書けるところがすごい。そしてUMAについて...続きを読むPosted by ブクログ
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東京も、外国人とすごせば異国"トーキョー"に見えてくる……
登場する日本で暮らす外国人たちがみな個性的でおもしろいのは、(わざわざ日本に来るような人たちだ、)各人の個性も十分あるだろうが、同時に著者の目線のおもしろさもありそうだ。
どのエピソードもおもしろく、また興味深いものだった。
なかなか海外旅...続きを読むPosted by ブクログ -
納豆とは栄養価が高いが食べにくい豆を食べるためにホモサピエンスが生み出した手段だった。前作も面白かったが、今作は唸らされた。Posted by ブクログ
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辺境作家の高野さんと中世史家の清水さんの対談。最初は、本書の表題のように、それぞれが専門とする室町とソマリランドの生き方が似ているというところから話が始まるが、後半はそこから離れて人生論、作家論、文化比較論、日本人論・・と様々な話題に及んで飽きさせない。お二人の教養の深さも物凄い。
一つ言えるのは...続きを読むPosted by ブクログ -
アヘン王国=黄金の三角地帯=ブラックラグーンで武装メイドが米軍特殊部隊の紳士とハイなタンゴを踊った場所と理解だぞ弱虫ども♪
そんなクレイジージャーニーでも立入不能な悪の巣窟に単身潜入長期滞在した驚異のルポ。
なのに、驚くほどゆる〜く居着きのんびりマッタリな僻地生活を堪能し、地元軍閥司令官=麻薬マフィ...続きを読むPosted by ブクログ -
複雑で飲み込むのは難しいが、実際の旅行記と併せてソマリランドについて説明されており,面白かった。
臨場感があり、登場人物は皆面白い。
読むのに時間がかかったが,ソマリランドについて知るための貴重な資料だと感じた。Posted by ブクログ -
著者高野秀行が作家としての地位を確立する以前のアパート暮らしを振り返る。早稲田大学探検部時代の後輩、登山ライター森山憲一も本書に登場する。
ろくに就職もせず生産性のない、破格のくだらなさが逆に面白い。Posted by ブクログ -
現地ゲリラと共にゴールデントライアングルに潜入。
アヘンの種蒔きから収穫まで、現地の農民と共に生活し記した迫真のルポルタージュ。
2番煎じは今後もあり得ないであろう、唯一無二のルポルタージュ。
中国国境に近いその地は、生活も文化も中国の影響を受けている。日本という島国からは想像できない少数民族の歴史...続きを読むPosted by ブクログ -
寒々としたお話をしばらく読んでいたから、そろそろどこかであったまりたいと思っていたところ。
普段海外のお料理に対してあまり免疫がなく、おまけに当たり外れも激しそうだからって知っていたり味の想像がつきやすいものにしか手を出さずにいたけど本書に出てくるお料理は冗談抜きにどれも美味しそうで、第一章のタイ...続きを読むPosted by ブクログ -
2021/08/22
どの話もヒーだの、うわぁだの、爆笑だの、とにかく楽しく読ませてもらえました。
三畳青春記の奥様とのエピソードはキューンと読ませていただきましたが、まさかまさかの初体験エピソード、しかも辺境にて!こんなに書いちゃってよいのですか??!(笑)
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早大探検部出身、あの「謎の独立国家ソマリランド」を著した高野秀行氏による同著の続編とも言える1冊。
アフリカ東部に角のように突き出たかつてのソマリア。ソマリア国は1991年に崩壊し、20年以上無政府状態だったその地域に入っていったのが著者の前著だったのですが、本著は更にソマリ世界の深くに入り込んで、...続きを読むPosted by ブクログ -
久々に面白い本を読んだ。忘れたくない名前がたくさん出てきた。まぁカチンに行くことは一生ないだろうけど、見てみたい、会ってみたい人達がたくさん登場する。エピローグ、あとがき、解説も非常に面白い。ゾウ・リップが生きて出世していることを望む。Posted by ブクログ
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高野氏の早稲田大学近くのアパートにおける青春記で、藤子不二雄のトキワ荘物語にも通じるノスタルジーを感じる作品。
最後の今の妻君との恋愛がジンと来る。それに対して5つ星。Posted by ブクログ -
中国の成都から、ビルマのカチン州とナガ州を通過し、インドのカルカッタまで、約2ヶ月間の旅の記録書。
中国とインドは車や列車で移動するが、ビルマでは密林を徒歩で移動する。密林なので、山道で、スコールも降り、ヒルも出て、電気や水道はない。過酷の一言と思うが、そこを日常とし普通に暮らす人々がいる。意外にも...続きを読むPosted by ブクログ -
どこかで見た作者名、そしてテーマというか本の雰囲気だなと思ったら、以前読んで面白かった「アヘン王国潜入記」の人だ!
アヘンから納豆とは、随分と庶民な感じになったな、とそのときは思ったが、読み終えて思う、特に変わってない。エナジェティックなままだ。
あまり納豆買わないが、これを読んでると流石に食べた...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の本を多く読んでいるが、トップスリーに読み応えのある内容であった。ノンフィクションとしても一級品だが、旅先の文化であったり、人、経済環境等が様々勉強になることが多いので、是非読んでいただきたい一冊。ただ、読み終えるのに8時間程かかるのが難点か。Posted by ブクログ
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麻薬アヘンを生産する地域、そこに悪人はおらず、控えめで純朴な方々が暮らしていたそう。
物事の理解には、教書による体系的・理論的な知識に加え、現場の肌感覚が必要と思うが、本書では、立ち入りが極めて困難な地域の現場感を立体的に伝えてくれる類稀な力作と感じました。
●印象深かったところ
ミャンマー...続きを読むPosted by ブクログ