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Posted by ブクログ 2021年08月14日
本書には、日本の学生、コンゴ人の学者、役人、現地住民が登場し、ジャングル奥の湖への行き来と滞在の様子が描かれる。
体力、時間、お金、思考力、仲間、これら全てを兼ね備える大学生の極みのような体験記と思った。
描かれる人たちは皆それぞれに才気に溢れ、行動力もある優秀な方々なのだが、その時々の目の前...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月07日
とにかく文章がうまい、読ませるなというのが第一印象。
早稲田大学の探検部に所属時していた時の出版だが、
平均的大学生の文章力を余裕で超えている。
氏は、後に数多くの冒険モノを出版しているが、
処女作には、作家の全てが宿るというか、この作品には、全てが詰まっている。
明らかに、著者は、変わりモノだが...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月24日
ワセダ三畳で、コンゴに棲むという生物を探すため、トーキョーで語学力を磨く著者。その結果が著者が作家となり結実している。早大探検部という時間はあるが金がない探検隊が、口八丁手八丁でかき集めた資機材でムベンベを探索するドキュメントがすごい。情熱だけで現地民との駆け引きの末60Kmもの密林を歩き、約1か月...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月31日
辺境作家 高野秀行の処女作。早稲田大学探検部に所属していた高野さんが、コンゴ共和国(当時)のテレ湖に棲むという幻の生物「モケーレ・ムベンベ」を探しに行く顛末を描いた本。いないかもしれない、という至極真っ当な疑問を抱きながら、同時にその存在を切に信じて調査団を編成して冒険の旅に出る。
学生の身分であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月22日
自らも冒険しているような気持ちになりながら読める本でした。実際の現場の空気感や温度音などを写実的な表現と言うよりは、主観的な表現言葉を用いて文章を作っていました。そのふいんきが生々しく、自分の頭に想像できることが楽しくするすると読み進めてしまいました。
時系列順に高野さんの作品を読んでいこうと思って...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月06日
恐らく当時テレ湖は秘境又は未開の地だったのでしょう。そこに行って調査をし、餓鬼になり、ゴリラとチンパンジーを喰らい、ジャングルの虫とも戦い、若さもある、時間もある、有り余るエネルギーをパワーを探検にぶつけているさまが伝わってきました。結果は...でしたが、みなさん社会人になり、メンバーのその後の人生...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月18日
コンゴ・ジャーニーからの流れで読む。こちらはより真剣にムベンベを探しているが、最後には一種の悟りの境地に達するあたりは探検家として通る道なのかも。
紀行作家としての格はなかなかオハンロンにかなわないが、破格の探検行の中にも大学のクラブらしいノリも感じられ、身近に引き寄せて楽しく読めた。コンゴ・ジャ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月18日
1988年。”辺境作家”として確固たる地位(?)を築いている著者。この時点でそうなることは本人でも予想してなかっただろう。35年経つ。バブルがはじけ、就職氷河期を経て、コロナ禍でバイトがなく退学する学生も出た。3月~5月の3か月におよぶアフリカ探検。バイトも学業も止まる。この時代だからこそできたのだ...続きを読む
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