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Posted by ブクログ 2024年01月23日
高野さんの他の著作を読んでいると、状況や当時人物に共通しているものがあって、ストーリーを補完してくれる楽しさもある。
高野さんが狂言回しとして、トーキョーにやってきた7人の外国人の物語が綴られる。
スペイン人とペルー人、イラク人の話が好み。みんな、話に少し寂しさというか、ビターな雰囲気があって、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月10日
東京も、外国人とすごせば異国"トーキョー"に見えてくる……
登場する日本で暮らす外国人たちがみな個性的でおもしろいのは、(わざわざ日本に来るような人たちだ、)各人の個性も十分あるだろうが、同時に著者の目線のおもしろさもありそうだ。
どのエピソードもおもしろく、また興味深いものだっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月06日
在日外国人との交流を通し、著者のペーソスがかたられる。
著者の得意な冒険記的な作品ではなく、命を預ける相手という濃ゆい付き合いではない。東京という大都市の中で袖擦り合う程度の淡麗な関係であるため、外国人諸氏との付き合いも淡麗である。何度か一緒に飲んだことがある痴人と友達の間くらいの関係、といった程度...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月23日
異国の人と一緒に過ごし、慣れた東京が異国トーキョーを見える
高野さんが80~90年代に東京で出会った、外国人との交流を書いた本作は、およそ普通の人は誰一人出てこないが
きっと彼らからは日本や日本人のことを変わった国や変な人と思われたりする事もあるのだろうと思う
日本人にとって日本は普通の国だけど、...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月26日
第8章「トーキョー・ドームの暑い夜」が秀逸でした。著者が知り合った盲目のスーダン人留学生マフディは、プロ野球が大好き。スーダンには野球というスポーツがないから、イメージできないはずなのに、ラジオ中継を聴いて独特の興奮に魅せられたマフディ。ラジオのアナウンサーから学んだ彼の日本語は完璧です。
典型的...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月09日
辺境作家 高野秀行の東京で会った外国人の話。やはりこの人積極的だ。出てくる人は、舞踏家のフランス人、ザイール人、小説家の兄ともつながったコンゴ人、スペイン人、違法入国のペルー人、お父さんがお世話になった教師の中国人、プロ野球広島ファンの盲目のスーダン人(これは本当にすごい)など多様だ。著者が近づく理...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月30日
海外のことを知りたいと思ったとき、外国に旅行することとは別にもう一つの方法がある。それは、海外からやって来た外国人からその国の文化や習慣、あるいは日本の印象を聞くことである。
それにしても、かくもユニークな登場人物たちである。著者が特別なのか、それともわさわざ日本に来て住もうとする外国人たちがやは...続きを読む
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