高野秀行のレビュー一覧

  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    日本語以外全くわからないし興味もなかったけどおもしろくてどんどん読めた
    スペイン語が覚えやすいという話が一番へー!ってなった
  • 謎の独立国家ソマリランド
     2009年と2011年のソマリア--ソマリランド、プントランド、当時の暫定政権が一部を統治していた南部ソマリア--取材旅行をまとめた本。遠慮が無くカネにうるさく氏族を中心に考えるソマリ社会に著者同様に驚き呆れることの連続だった。
     本書では主にソマリランドを中心に話が展開する。2度の内戦を経験しな...続きを読む
  • イラク水滸伝
    高野さんの著作の中でも一二を争う傑作と思った。分厚いが後半は読み終わるのが寂しくて引き延ばしたりした。文章のユーモア、アフワールの文化、様々なトラブル、高野さんの思想のすべてが素晴らしい。レベルが高いだけでなく愛おしくなる本当に良い本。
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた
    2、3時間で一気に読破しました。ゲテモノレベル初級〜超上級まで揃っています。超上級(人のOO)はかなりレベル高いので気をつけなはれや!笑
  • 怪獣記
    最後の最後に奇跡?が起こります。笑
    映像がヤラセと判明した時点で普通の人であれば萎えると思いますが、ここが作者の違う所で萌え燃えてます。しかも萌え燃え作者と愉快なチームはしっかりと結果を残すことができたようです。
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)
    まさか納豆からここまで驚きと発見に溢れた一冊になるとは。500ページ近い長さでも最後までワクワクしながら読めた。そしてとにかく納豆が食べたくなる。

    納豆文化圏の民族が強く生きてきた歴史を知ることができたとともに、納豆を介して旅先で高野さんが出会った人々の日々の団欒が垣間見えた気がした。私もいつか現...続きを読む
  • 幻獣ムベンベを追え
    恐らく当時テレ湖は秘境又は未開の地だったのでしょう。そこに行って調査をし、餓鬼になり、ゴリラとチンパンジーを喰らい、ジャングルの虫とも戦い、若さもある、時間もある、有り余るエネルギーをパワーを探検にぶつけているさまが伝わってきました。結果は...でしたが、みなさん社会人になり、メンバーのその後の人生...続きを読む
  • イラク水滸伝
    最初は高野さん自身もこのイラクの旅をどう攻めていけばいいのかわからず、本の中でも混沌としている。後半から徐々にいつもの高野さんらしい、地元のキャラ濃い人たちとの高野さんにしか経験できない(引き出せない)んやろなーというエピソードが出てきてあっという間に読み終わった。

    高野さんは語学と文才とコミュニ...続きを読む
  • 異国トーキョー漂流記
    高野さんの他の著作を読んでいると、状況や当時人物に共通しているものがあって、ストーリーを補完してくれる楽しさもある。

    高野さんが狂言回しとして、トーキョーにやってきた7人の外国人の物語が綴られる。

    スペイン人とペルー人、イラク人の話が好み。みんな、話に少し寂しさというか、ビターな雰囲気があって、...続きを読む
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    語学学習の仕方を教示する本ではありません。語学学習又は世界中の言語について、作者が実際に現地で体験した事や、考えが主な内容でしたね。しかし作者の言語が必要なくなったらすぐ忘れる特性が相まって最初から最後まで面白いです。まさに語学の天才まで一億光年だなと。笑
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
     言語とは、言語を学ぶとはどういうことかといった問いに対する深い洞察があった。
     辞書や教科書がある言語を学ぶなんて生温い。著者は文字がない言語を学び、自分で法則性を見出し文法を作る所から始めることもある。
     現代において言語を学ぶ意義はどこにあるのかといった考察もある。英語だけが外国語では決してな...続きを読む
  • アジア新聞屋台村
    タイ人にインタビューしようと連絡先を聞いたらカンボジア人で、実際にあったらラオス人だったみたいなエピソードが高野秀行作品で一番笑った
  • イラク水滸伝
    抜群に面白い。
    さして興味も知識もないイラクの、それも一地方をここまで飽きなく読ませられるのは、やはり高野さんの筆の力だろう。その地方だけでなく、一国に対する見方さえ変えてしまえるのはすごいことだ。
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    辺境の地に出かけて行っては自分で体験したことどもを客観的な事実と主観的な考察を交えて本を書くという独自の存在である高野さんが、語学(外国語の習得)を軸に大学時代からこれまで通ってきた人生を振り返る面白本。かなり期待して読んだのですがそれを上回る面白さでした。書評や何やらで目にするたびに、「あ、高野さ...続きを読む
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    言葉を絡めての冒険・探検ドキュメンタリー。言葉=民族=文化=そこに住む人。なにより著者の壁の無い人間性が凄い。羨ましい。言語学的な分類とか、各民族の言語を通じての世界観とか、なるほど〜。ネイティブの話す言葉にはついていけない、片言の外国語を話す人には優しくなる、とか、あるあるです。冒険ものとしても、...続きを読む
  • 【電子特別カラー版】恋するソマリア
    前作よりさらに病的になった筆者の「ソマリ愛」が伝わってきました。ワイヤップとハムディのキャラクターもさらに掘り下げられていて、2人を通してソマリをさらに理解することができました。今作は、南部ソマリアがメインで、前作では語られなかった南部の普通の暮らしを垣間見ることができました。また、どの世界も宗教と...続きを読む
  • 謎の独立国家ソマリランド
    ソマリランドが奇跡の国だということがよく分かりました。読み進めていく内に、ソマリ人に愛着をもっている自分がいました。カートは一度体験してみたいです。
  • イラク水滸伝
    冒険探検記。長編大作。
    5千年続く古代メソポタミア文明の生活が
    今、イキイキと書かれているのは読んでいてワクワクした。
    一方で、この長編旅行記を読み終える頃、
    世界が物騒な方向になった。
    「最後の楽園エデン」に思いを馳せると共に、
    世界のありようを思った。
  • イラク水滸伝
    イラクに湿地帯があるなんて今まで知らなかった。キーパーソンの渾名づけが面白い。
    未知の世界を巡る旅行記、読んでいてワクワクする。
  • 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
    何度も何度も聞いてリピートが一番と語学の天才ではない人が言う。そうだろうな。それと話したいこと、聞きたいことがあるというのも重要。それもわかる。

    日本語は孤独、という表現が面白かった。