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ミャンマー奥地で遭遇した、納豆卵かけご飯。日本以外にも納豆を食べる民族が存在することをそのとき知った。そして著者は探求の旅に出る。ネパールでは美少女に導かれ、湖南省で味噌との関係に苦悩。東北秋田で起源について考える。“手前納豆”を誇る人びと。夢中で食べた絶品料理。愛する食材を追いかけるうちに、アジア史までもが見えてきた。美味しくて壮大な、納豆をめぐる冒険の記。(解説・小倉ヒラク)
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Posted by ブクログ
日本の文化といえば、納豆。 そう思っておりましたが、冒頭の1ページはおろか、タイトルからすでに、そんな幻想が消え失せてしまい、衝撃とともに。 納豆で思い出すのは、茨城へ旅行へ行った際、味噌汁にも納豆が入っていて驚いたこと、本当に藁に入った状態で販売されていたことです。 発泡スチロールに包まれた...続きを読む納豆しか見たことなかった自分にとって、あのときもなかなかの感動がありましたが、それをいとも簡単に超えてくる、納豆の世界がこの本の中にありました。 肉も魚も取れない、山岳地帯において、重要なタンパク源とされた納豆。 発酵という製造工程を経ているので、保存も効く上、健康にもよい。そんな便利な食品だからこそ、各地で独自の進化を遂げてきたのでしょう。 納豆を軸にした、アジアの文化史。 日本の納豆というフィルターを通してみた、アジアの納豆。そして、逆にアジアからみた日本の納豆。 そんな納豆論が、ものすごく新鮮で、惹きつけられました。 実はワラでなくても納豆は作れるのです。 読み終えて、納豆に関する幻想が吹き飛ぶことでしょう。 そして、読み終える頃には、納豆を買いに出かけること間違いなし!
まさか納豆からここまで驚きと発見に溢れた一冊になるとは。500ページ近い長さでも最後までワクワクしながら読めた。そしてとにかく納豆が食べたくなる。 納豆文化圏の民族が強く生きてきた歴史を知ることができたとともに、納豆を介して旅先で高野さんが出会った人々の日々の団欒が垣間見えた気がした。私もいつか現...続きを読む地へアジア納豆を食べに行きたい!
2023年に読んだ本ランキングの暫定1位! 気になることがあればとにかく現地に向かい、実物を見て食べ、作り方を教わり、自分でも作るという質の高い大人の自由研究本。 納豆に興味がない私のような人間でも驚きの連続でページを捲る手が止まらない。 現地の写真も沢山掲載されており、写真を通じて現地の雰囲気がよ...続きを読むく分かるのもいい。 本の内容そのものも勿論素晴らしいが、納豆及び納豆生産者に対する作者のリスペクトに感銘を受けた。
どこかで見た作者名、そしてテーマというか本の雰囲気だなと思ったら、以前読んで面白かった「アヘン王国潜入記」の人だ! アヘンから納豆とは、随分と庶民な感じになったな、とそのときは思ったが、読み終えて思う、特に変わってない。エナジェティックなままだ。 あまり納豆買わないが、これを読んでると流石に食べた...続きを読むくなってきて、しかも単にご飯にかけるのではなく、具材として調理したくなる。実際買って食べるとやたらと美味しく感じた。 納豆のタレを超えた、納豆の調味料がこの本だったのだ。 すごいな、納豆。 続編のアフリカ納豆編も読まなければなるまい。
納豆って日本独自のものじゃなかったんだ!と目から鱗。 でも考えてみれば、本書にあるようにおそらく最初は偶然の産物、材料も工程もシンプルなものだけに、他の国にはないわけはないのだと、読み終わった後では納得した。 それにしてもアジア各地(しかも僻地)を納豆のために飛び回る取材力がすごい。 納豆研究のパ...続きを読むイオニアに知ってる教授の名前が出てきて驚いた。
日本食と言われていた納豆が実は世界中で食べられてたとは、知らなかったのでびっくり 火を通すメニューが豊富ということで、読んでいて作ってみたくなり、スパイスやニンニクで納豆スープを作ってみた 納豆のだしだけだとどうも味が薄いと思って味の素を入れたらかなり美味しくなって、本で書かれたとおりだわーとなっ...続きを読むた つぎはアフリカ納豆の本を読むよ
納豆を探して巡る辺境の旅!約500ページのドキュメンタリー。高野ワールド炸裂で全く飽きさせない。納豆の食文化を通じての民俗学、文化人類学研究と言っても過言ではない作品。読むだけじゃなく、実際にそんな旅をしてみたい。
アジアで作られているという"アジア納豆"を探しに行くドキュメンタリー。 作り方は違うものの匂いや味は日本の納豆に近いという。 いつも食べている納豆なのに知らない事だらけ。 まさかアジアにも納豆があるだなんて… 結構分厚いけどおもしろいのでどんどん読めます! 学者...続きを読むさんじゃないのに好奇心だけで ここまで追い求めるのはすごいと思いました。 (間違っていたらすみません) 地名や民族に馴染みがないので 途中途中わからなくなることがあったので 自分でわかりやすい様にメモを取りながら 読み進めていますが、 自分で自分がどこを目指しているのか 分からなくなりました。 そしてアフリカ編も出ているので早く読み終えなければ…!
ひょんなことからアジア納豆を追うことになった著者。行動力と操る言語は健在で、東南アジアから日本国内を巡る。その中で、日本は納豆先進国ではなかった。アジアでも日本でも納豆づくりを体験し、本書は次第に納豆文化人類学の様相を呈してくる。それが深く、また面白い! 続編も楽しみだ。
毎日朝ごはんで食べる納豆がこんなに奥深い食品だったとは!アジアで納豆が食べられていることに驚き、しかも納豆文化は日本より根付いている。納豆を求めてアジア各国を旅するだけでなく、日本納豆の起源を考察してみたり、納豆を自作したりと盛りだくさんの一冊。
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高野秀行
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